2dinオーディオ移植

純正ヘッドユニット移設
 

 

まず最初に
グランディスのセンターパネルは、1dinスペース×3箇所の空間が設けられています。MMCS車の場合、MMCSヘッドユニット、エアコンユニット、小物入れの3つですでにいっぱいです。
1dinの社外オーディオを導入するには、小物入れを廃しエアコンまたはMMCSヘッドユニットを移設し、1dinオーディオを入れることとなります。

すでに多くのグランディスユーザーの方が、この方法で1dinオーディオの取付を行っていますが、私が探した範囲では、2dinオーディオをDIYで取り付けされている方は非常に少なく、参考となる取付レポートもなかったように思います。

MMCS車及びMMCSレス車のうち燃費などの情報モニター付き車への2dinオーディオ移植で、ハードルが高くなるポイントは以下の点であると思います。


・2din取り付け用のスペースがない。(1din用スペースしかない)

・既存ヘッドユニットへの配線加工が必要。

・2din用のセンターパネルが必要。


ショップで移植を依頼するのであれば、多少の工賃で加工してもらい取付する事が出来るでしょう。ただDIYにこだわる私としては、これらの作業を一度自分でやってみようという考えに至った次第です。

 

愛車の状態

私のグラは、MMCSレスではありますが、前述の通り情報モニター付きのMX-Sになります。ツーリングが出てからこのグレードはなくなり、ツーリングでは情報モニターの位置に、液晶デジタル時計が付く仕様となっています。

ご存じの通り、ツーリングには2dinオーディオのオプション設定があり、基本的な部分は前者共通ですので、配線さえ加工すれば充分2dinオーディオを移植することが可能な状態です。

今回、たまたまアルパインの最新モデルを格安で手に入れることが出来たため、現在の社外1dinヘッドユニットとの入替作業を行うことにしました。

移植に際しては、前述のポイント3点に対応することとなり、それらについて後の作業レポートの中で詳しく説明していきたいと思います。

アルパインのW933J 2001年モデルです。 結構音は良いようです。基本的に私は2din派


 

移植作業に必要なものについて

2dinヘッドユニット移植に際して、まず必要となる材料・工具類は以下の通りです。

1)三菱車用電源取り出しコネクター
 カー用品店などで販売している汎用品で十分です。実勢1,000円前後だと思います。用途は、純正ヘッドユニットへの延長ハーネスとして使用し、配線のうちスピーカー配線など移植先に必要な配線もここから取り出します。

2)電源ケーブル(0.5sq&0.75sq)
MMCSコントロールハーネス(10ピン)の延長及び前述のハーネスの延長にも使用します。

3)半田コテ&電工ペンチ
 配線の半田付けや各種電工部品、配線被覆はがしなどに使用します。

4)ツーリング2dinセンターパネル
 ツーリングに使用されているカーボン調の2dinパネルです。価格は税別6,050円でした。

5)雑材料
 絶縁用のビニールテープ、配線接続用の圧着スリーブ(0.5〜1.0sq対応)、場合によってはキボシ端子など。


当然ながらドライバー類などは必要になりますが、上記の他は特に用意する工具などはないと思います。テスターがあるとなお便利かもしれません。

 

 

作業の流れについて

次ページより実作業レポートに入りますが、作業内容の概要は以下の通りです。


1.センターパネル及び既存ヘッドユニットの取り外し

2.延長ハーネスの作成(電源用)

3.MMCSハーネスの加工

4.2dinオーディオ取付&結線・動作確認

 

上記作業のうち、手間がかかるのは2と3になると思います。作業時間は各人の能力にもよりますが、おおむね半日から1日で十分作業可能な内容であると思います。

 

 

 

 


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