車高調になり、ややラフにバンプを拾うようになりました。
 接地感向上と、コーナリング時の安定性をさらに高めるため、ストラットタワーバーを購入!

 効果のほどはいかに?

 

 

作業の前に グランディスのタワーバーは、今回私が購入したZERO-FOUR-Rと、オクムラの2種類しか販売していなかったと思います。
オクムラのタワーバーとZERO-FOURも基本的にはストラットバーがアルミのオーバル形状で同じですが、その配置方法で異なります。
オクムラはエンジンカバー後方にストラットバーを配置するのに対し、ZERO-FOURは、エンジンカバーの上を通るように設計されています。(つまりはストラットバーを受ける台座をエンジン後方に回すか、前方に回すかの違いです)
オクムラユーザーの話では、アクセルON・OFF時にエンジンが振動した際、干渉する可能性があるようですが、ZERO-FOURでは充分なクリアランス(エンジンカバー上で3cmから4cm、エアクリーナー上で2cmから3cm)を取っているため、そういった心配がないのがメリットです。また取付に関しては完全ボルトオンで、加工をいっさい必要としませんでした。
インジェクター取り外し
まず助手席側にあるインジェクタードライバーを固定している3本のナット&ボルトを取り外します。インジェクタードライバーのブラケットはストラットアッパーマウントの3本ネジのうち2本と共締めされており(タワーバーのフランジもこの2本で固定します)、ナットを取り外します。
ただし、かなり固く(4.5kg/fm)締め付けられていますので、取り外す際には怪我をしないように十分注意してください。
なおストラットアッパーマウントは3本で固定されているので、2本緩めてもぐらつきはありませんので、その点では安心です。
運転席側
同様に運転席側のストラットアッパーマウントを固定している2個のナットを、助手席側と同様に取り外します。こちらはスペースもあり簡単に取り外せます。
フランジの組み込み タワーバーのフランジ(ブルーに塗装されたステー)を、先程取り外したナットで共締めします。
この際に一度、ストラットバーを仮組みし固定時にゆがみが生じないようにするといいです。
タワーバーの接続 位置決めが決まったらボルトで規定値まで固定し、ストラットバーを組込みます。組み込んだ際、各部に干渉していないかを確認します。(基本的に大きくクリアランスを取っているためエアクリーナーやエンジンカバーと干渉することは、まずありません。)
最後に先程取り外したインジェクタードライバーを固定して完成です。
完成 実際のクリアランスは充分です。
インプレッション 取付後の第一印象は、ロール感がかなりおさえられたことです。MYグラは車高調を組んでいますが、タワーバーなしに比べさらなるロール量の減少がはっきりと確認されました。
しかしやや足が固くなった印象(路面の荒れ具合を結構拾う)を受けましたが、逆にちょっとしたギャップなどでは、車体上下の揺れがほとんどなくなりました。
純正の足回りにストラットバーを組むと、かなりいい感じになると思います。

前述の通りさすがに乗り味は固くなりますが、ロールがかなりおさえられるため、コーナリングスピードは結構早くなりました。(さすがにグリップタイヤでないためその前にグリップの限界を超えますが・・)
実際、峠道(大阪では有名な阪奈道路)でも、コーナー飛び込み時でも、通常より早いスピードで侵入しても結構踏ん張り、コーナー中盤から後半の立ち上がり時にアクセルを踏み込んでも、しっかりと踏ん張り、且つロールも抑えめでぐんぐん引っ張れました。
これだけ体感できて15,000円(税込み)を切るお手ごろ価格は、大満足です。
純正の不快なロール感や頼りなさに不満を持っている方にはオススメです。ただし、タイヤグリップの限界にはご注意を。