〔編集後記〕

 「阿波から発信!」と最近になって言っているように感じられるかもしれないが,これは今に始まった事でなく,単に古代からそうしてきた流れの延長である。それがどういうわけか,その意識が消えかかっている。
 そこで,改めて「阿波風」を起こそうと思う。
 阿は,阿吽の阿。始まりの波であり,四国遍路も阿波から始まるようになっているのもそのためである。

【真瑠吾視比古(まるごしひこ)】

 発 行 サークルアマテラス 阿波風の会

           題字 坂本眞人
           制作 三村隆範
           編集 真瑠吾視比古

〔投稿のすすめ〕

 自由投稿冊子「阿波風」(無料)を,月一回の予定で発行しています。
 阿波に生まれ住んだ人が「阿波」という文字をもっと意識したい,ということが「阿波風」を発行しようという最初の動機です。
 投稿していただく内容は,書く方の自由な題材で,その月にあったこと,感じたこと,考えたことなど,何でも良いのです。
 書いたり,話したり,何かをするということは,他人に自分を見せるので,恥をかかないようにと思うでしょう。だから
 「私は,書けない…」という返事が,返ってきます。
 あなたの感じた事を,書いたり,話したり,何かをするということは,自分を他人に見せているようですが,本当は,自分を見つめ,自分を知ることになるのです。つまり,自分の力を,自分がより知る事になるのです。
 話したり,何かをするということは,姿を表し残りませんが,書くことは,文字が現れてきますから,より自分を見つめることができます。そして,自分が大きく向上していくことがわかります。
 時の過ぎゆくままに身を任せて生きますか?
 自分を見つめてどれだけの時を生きているでしょうか,日々の喧騒に流されて生きてはいないでしょうか?草や石ならそのようですが,意織を持つ人間が,何も感じず,何をしようとも思わず生きているわけがありません。
 阿波では,踊る阿呆 (踊らな損そん)です。上手い下手はありません。この世に参加しているように,阿波に残る能動的で建設的な精神を高めていきたいと思います。
 今の自分が,望むこと・体感したことを,この「阿波風」に写してはみてはいかがでしょうか。

    四〇〇字か八〇〇字までの原稿を
   お待ちしています。もちろん一行でも
   一文字「あ」だけでもいいです。

    締め切りは毎月15日です。

   心より,ご投稿お待ちしています。

                三村 隆範