１２月４〜５日，「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会（救う会全国協議会）」の幹事会に出席するため東京の街を歩いた。
　羽田空港，地下鉄，上野アメヤ横丁等，どこへ行っても大勢の人がいる。氾濫する車の行列，林立する高層ビルの中にも大勢の人がいるのだろう。
　その誰も彼も，私は知らない。自分の一生の中で二度と出会うこともないだろうし，名前も知らないままみんな死んでいく。私は，この国に生きる1億３千万人の内，一体何人の人間を知り，何人の人間と関わって一生を暮らしていくのか。微々たる数字だろうし，それは誰しも大差のないことだろう。
　世の中は他人の集まりである。それを，私たちは『世間』と呼んで，世間体を気にして振り回されたり，世間がつくる「空気」に束縛されたりしている。世間の実体は，「空気」であると思う。
　しかし，それがすべてではない。唯一絶対の神を持たない日本人は，この国の長い歴史の中で「共同体」を作って暮らしてきた。「ムラ社会」と言い換えてもいいだろう。その共同体で，先人達は労働や生活の場で技術や経験，それから文化や秩序を蓄積しながら人格を形成し，それを「伝統」として受け継いできたのである。世間のもう一つの実体は，「伝統」であると思う。
　「空気」と「伝統」，どちらも目に見えないし，手に触れることができない。だけど，世間は厳然として存在する。現代人の心の荒廃は，この見えないものを感じ取ろうとする「感性」と「知恵」の減退にあるのではないだろうか。
　そんなことを少しだけ考えながら，東京の街を歩いた。

　１２月の初めに脇町の美村が丘に紅葉を見に行ってきました。
　今年は台風の影響で広葉樹の葉が傷み，例年のような美しい紅葉が見られないとの便りが多かったのですが，徳島自動車道から見る讃岐山脈の山並みは，赤やオレンジ色に染まり素晴らしい紅葉でした。特に１９３号線の夏子ダム休憩所周辺の紅葉は丁度見ごろでダムの水面に映る景色は見事で絵に描いたような美しさでした。
　ダム手前の夏子いなか市直売所から美村が丘入り口看板に従い阿讃広域農道を約１０キロをゆっくり走り，美村が丘へ着きました。農道沿いのもみじや，かえでの色合いもよく特にハゼの真っ赤な色は見事で充分紅葉を，満喫することが出来ました。
　美村が丘は標高５００メートルの広い丘の上にあり，交流促進宿泊施設が整い，多目的研究室や，周囲には広い畑があり，農業体験をして，自然を楽しみまた標高５００メートルからの絶景を楽しみ，ふるさとを味わうことが出来るように，うどん打ち体験とか野菜のもぎとり等をして，新しい休暇の過ごし方が出来るように，工夫されていると聞きました。
　施設から少し歩いて南側の展望台地へ行きました。そこは創造していたよりはるかに素晴らしい景観で，目の前に阿波の富士といわれる高越山，遠くに剣山の山並みを望み北に大滝山，眼下に流れる吉野川，そして周辺の町並み，遠くにうっすら見える徳島の街並みを見ることが出来るこの眺望に感動して，しばらく時を忘れて見入っていました。
　素晴らしい自然の景色と紅葉の美しさに満足して身体の免疫力の高まりを，感じながら美村が丘を後にして帰路つきました。

　私，デジタル製品に目がありません。最近ではＤＶＤとＨＤＤのプレイヤーを購入しました。現在，ＶＨＳのデジタル化を推進中です。まあ，このあたりは現在，急速に普及中で十分楽しめます。
　みなさん，こんな機械はご存じですか？ ラジオ番組をメモリーに自動録音する機械。
　この機械のウリは語学を中心とする教育番組をまとめて学習できるということです。
　えー私は個人的な事情（興味）で購入してしまい，３ヶ月でお役ご免状態です。はっきり言って無駄遣いです。先日某エアラインのカタログショッピングに出てましたが…。