〔編集後記〕

 まもなく西山欣子さんの描いた古事記絵巻が出来上がります。
 普及版を…と考えていましたが,絵巻物では手軽な価格で普及版を制作する事はできないとあきらめました。次にDVDでと考えましたが…,
 やはり,最初にもどって絵本での普及となりました。

       【真瑠吾視比古(まるごしひこ)

 発 行 サークルアマテラス 阿波風の会
           題字 坂本真人
           制作 三村隆範
           編集 真瑠吾視比古

 「阿波風」(投稿誌,無料)を,月一回の予定で発行しています。
 阿波に暮らしている人が「阿波」という文字の意味をもっと意識していたい。ということが「阿波風」を発行している最初の動機でした。
 現在は,書く方の自由な題材で,その月にあったこと,感じたこと,考えたことなどを書いて投稿していただいています。
 書くことは,話したり,することと違い,自分の恥を残すことになるので,
 「何か書いて投稿していただけませんか。」とすすめられても「書けません」とか,「また後でいいものが書けたら」と言って断られる場合が多いのです。
 すばらしい自分があると思いすぐ書けないのです。ありのままの自分を見せて,いつも最高の自分を見せて生きているのですから,本当はすぐに書けるはずです。すばらしい自分があるから,今すばらしい自分を現わしているはずです。
 いつも,話したり,何かをして自分を表現して生きていても,自分を振り返ることはあまりありません。しかし,書くことは文字が現れてきますから,自分が自分を見ることになり,自分の考えを修正しまとめ自分が向上していくのです。
 書くことは自分を他人に見せているのではなく,本当は,自分を見つめ,自分を知ることになるのです。ですから,書き続けていると自分が大きく向上していくことがわかります。
 自分を見つめてどれだけの時を生きているでしょうか,日々の喧騒に流されて生きてはいないでしょうか? 意織を持つ人間が,何も感じず,何も表現せず生きているわけがありません。人は,生きること(人生)を楽しむために生きています。
 阿波では,踊る阿呆 (踊らな損そん)です。上手い下手はありません。あなたは,傍観者ではなく,この世に生きている参加者です。楽しんでいる自分を,あなたは見て生きていますか?「楽しい方が楽しいよ」と囃す,阿波の心意気で,一緒に「阿波風」で表現したいと思います。
 今の自分が,望むこと・体感したことを,この「阿波風」に写してみてはいかがでしょうか。
 四〇〇字か八〇〇字までの原稿をお待ちしています。もちろん一行でも一文字「あ」だけでもいいです。    締め切りは毎月15日です。

   心より,ご投稿お待ちしています。




  宇宙の漂いは
  風となり波となり現れ
  広がっていく

見えていても見えない
見えないものは
見えるものを通して見える
その瞬間が
あの瞬間に見えるなら
幸せ色のつつまれる