いのち 輝く 古事記古古道
高天原から 出雲へ 三村 隆範
日本の国史「日本書紀」や「古事記・古語拾遺」が伝えたいことは,天津神が高天原から降臨して日本を創ったと云うことです。
ですから天津神を中心としたの文化が,現在の日本に広がっているともいえるのです。
そう考えると,徳島県美馬郡木屋平の三木山が初元の高天原ということがわかるでしょう。
そんなことから,イラストレーターの西山欣子さんに「古事記絵巻」を描いていただきました。
天地が初めてできたとき、高天原に現れた神の
名はアメノミナカヌシノカミ(天之御中主神)。
次にタカミムスヒノカミ(高御産巣日神)。
次にカミムスヒノカミ(神産巣日神)。と
「古事記」は,先ず,高天原があると告げています。
この高天原から最初に伊邪那岐神と妹伊邪那美神がオノゴロ島に降りてくるのです。それは,美馬市の舞中島です。その後,吉野川下流の鴨島や日本最大の中洲(善入寺島)で耕作を始め,淡路島から日本全土に文化が広がっていったと「古事記」は書き記しているのです。
阿波の天津神のまつりごとが,日本の全体のまつりごととなっていったのです。

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