安倍首相辞任     相原 雄二

 安倍晋三首相は9月12日,首相官邸で緊急記者会見を開き,辞任を表明した。その理由について首相は「今の状況では国民の支持,信頼の上で力強く政策を進めていくことは困難だ」と述べ,参院議席が与野党逆転となったことに自らけじめをつけ,局面打開を図る考えを示した。首相は昨年9月26日,戦後生まれ初の首相に就任したが,約1年で退陣となる。(産経新聞,平成19年9月13日〔木〕第一面の記事より)
 安倍首相の辞任表明は晴天の霹靂だった。
 国民にとって7月29日の参院選後だけでなく,8月27日内閣改造,9月10日所信表明と突き進んできて,代表質問の直前になぜ……。
 理由はともかく今となっては安倍首相の健康と誹謗中傷の中,よく頑張ったと労を労(ねぎら)いたい。しかし健康が許すなら,やはり国民の前で「美しい国,日本」「戦後レジュームからの脱却」などの改革を強い意志で説明してほしかった。また,テロ特別措置法問題で,インド洋での自衛隊の補給活動が,今の日本にとってどれほど重要な活動かを安倍首相の口をもって語れば,国民に必ず理解されたはずです。短い期間であったが,教育基本法の改正,教育関連3法の改正,国民投票法の制定,防衛庁の省昇格,公務員法の改革を断行した功績は非常に大きい。特に公務員制度改革基本法が次期通常国会に提出される段取りだったが,「天下り根絶」への抵抗,反抗する官僚たちが,自分たちの利益を図るために立法府の議員がお手伝いし,その権利のおこぼれを政治家がいただくという,誇りもなく腐りきった官僚が,行政府のみならず立法府をも握るという「官僚内閣制」の姿にほかならない。首相は「天下り根絶」によってこの官僚内閣制を終わらせ「議員内閣制」を確立しようとしていた。官僚と政治家の関係を改めてこそ,民意に沿う政治が行われるのです。
 中央官僚が権限を握って離さず,各省が人事制度を堅く守り,そのための天下りポストを死守しようとしていたのだ。
 どうかこのような安倍改革の意を絶つことなく,新総裁も引き続き日本国民のため改革断行していただきたい。

ペットたちのトラウマ     大西 時子

 猫や犬にもトラウマがあって人に馴染まない子や家族にしか心を開かない子たちがいる。
 死んでしまったビーグルの「ムーちゃん」は2才半で我が家にもらわれて来ましたが,それまでは猟犬の劣等生としてアマチュアハンターに飼われていました。鉄砲の音が怖くて猟犬としての働きができなかったそうです。仲間の兄弟犬と引き離され四駆トラックの荷台に積まれて我が家に来たときは平身低頭ひれ伏し尻尾をお腹に丸め込んで新しい飼い主に哀願するように服従の姿勢をみせました。
 ムーちゃんの頭の中は不安と恐怖でイッパイだったのでしょう。食事も排便もゲージの中,染み込んだ強烈な臭いがとれるのも人間への信頼を回復するのも長い時間がかかりました。
 あれから四年ギャラリーの近辺を徘徊するのら猫マドちゃんはやせ細って,炎天下,垣根の根元で昼寝して居るのをよく見かけました。気だるそうに欠伸をして食欲もあまりないようでした。
 人にもよたよた近づいてゆき往来のまん中で車が走ってくるのにも頓着しない。生きるためには警戒心すら捨てなければならなかったのでしょう。それ以上に身体も極限まで弱っていたようです。
 寄生虫駆除のお薬を飲まし蚤取りのフロントラインを施してしばらくすると食欲も出て来て室外機の上に上がり窓(マド)越しによくこちらを覗くようになりました。大家さんにお話して世話をすることにしました。マドちゃんの生い立ちはわかりませんがきっと生まれたばかりに捨てられてこの近辺で生き延びてきたのでしょう。自宅のきママ猫ユキちゃんとは大違い部屋に入れるともうお鼻グルグルが始まるのです。幸せ感度が頗るよくて聞き分けがよい。テーブルクロスにツメを立てるのが癖でその都度大きな声でたしなめます。すると大きな声にすぐ反応するのです。やっぱりノラちゃん,たくさん怒鳴られてきた記憶をもっているのです。
 一日の半分は事務所で憩い,ふらりと外に出て行きます。今は「お気楽半ノラ」マドちゃんです。

マラソン大会     芝山 靖二

 来月(10月28日)にある,吉野川マラソンに出る事にしました。徳島大学開放実践センターの支援による大会で5キロ,10キロ,20キロ,があります。申し込み締め切りは,10月9日です。
 来年4月27日には飯泉知事の胆入りで,始まる第1回徳島マラソンがあります。
 来年4月は60歳,第1回から10回の70歳まで毎年でるのを目標にしようと思っています。マラソン大会と言っても私はウォーキング専門でマラソンどころかジョギングもしたことありません。ですがこの大会は制限時間7時間。7時間と言う事は時速6キロで進むと,ゴール195メートル手前で7時間になります。日ごろのウォーキングで時速6キロは十分出せています。ですが7時間も休まず,続けたことはありません。
 休日には,フルマラソンの4分の1ほどの距離(12キロ)を2時間かけて歩いていますが,そのコースを私が1週する内に,世界のマラソントップランナーは4週するかと思うと,その凄さが実感できます。
 私は1週して,もう1回まわりなさいと言われても,とても行けないと思います。
 それでは,42.195キロはとても無理と言う事になりますが,果たして来年4月どうなることか。

茄子の苗から教えられた事  山田 章

 猛暑の続く8月の末,百本程の茄子に異変が有った事に気が付かなかった。それは収穫がおくれていたトウモロコシの収穫に夢中になっていたからです。
 9月に入って茄子の実に青虫の様なものが付いたのに気付くのが遅れた。「アッ」と云う間に全体に来ていた。私の主義として,消毒をやらないと云う「素人考」が被害を大きくした。其の后は,ご想像の通りです。全滅に近い有様です。全ての実を摘果して,消毒をする事5回,9月の末になってやっと正常な実が収穫出来る様になりました。
 今回の事で,大切な事を教えられた思いです。それは,大自然の中で生かされている私達,今日此の時を生きる為に自分を知る,過去を顧みる心,思いと,未来を思う心,生かされている大恩に報いる心ではないでしょうか!!
 最近の世相を思うに,交通ルールで例えてみると,信号機が赤だから止まる,青だから行くと云う簡単な事でなく,本当に安全かどうか心の目で自分の心で確かめて行く事が必要なのではないのでしょうか!!
 今日と云う絶対二度と来ない此の命を,時間を,ありがとうと云える,笑顔で過ごせる心の余裕を持ちたいと思います。
 百本の茄子の苗から教えられます。
 今回の事に懲りずに,何事にも注意を払い,真剣に生きて行きたく思っております。