七 五 三          橋本 節子

 11月11日(日曜日),孫達は天神社で七五三のお宮詣りに行き,我が家に帰って来た所をお嫁さんがうまくツーショットで写真を撮ってくれました。
 「孫にも衣装」とは良く言ったもので,カメラに向かってポーズを決め,かっこつけていましたが,皆んなが自分に注目してくれるのがとてもうれしそうで,それでいて着慣れない着物に少し恥ずかしそうで……。思わず笑ってしまいました。
 順良にこのまままっすぐ大きく成長してくれたらいいなと思いました。

今年を振り返って     本多 幸代

 今年も残すとこ後少しとなりました。1年と言うのは,あっという間に過ぎてしまいます。
 平凡に毎日を過ごしたいと思っていても,山あり谷あり平たんの少ない日々だったなあと思います。
 お盆には生まれて初めて阿波おどりを体験させてもらいました。上手には踊れなかったけど,とっても楽しかったです。楽しい思い出です。
 今年1月の阿波風に「今年の目標」と題しました。年末には報告しますと書いたのです。何か続けられるものはないものかと思いながらも,見つけられないままでした。
 3月に,西山欣子さんのイラスト展でお逢いすることが出来たときのことです。
「絵を描くことは,どうしても私には縁のないものや」と話をしていたら,「言うとおりにしたら描けるよ」と言われて,教室に通うようになりました。
 年令を重ねてもゆっくりと描いて行こうと思っています。でも,どこ迄描けるようになるでしょうね。
 心静かに雑草生花と,楽しくイラストを続けていきたいです。

秋の剣山           平 澄子

 11月17日に剣山へ行って来ました。
 泰代さんと5回目の登山です。
 剣山は,思ったより暖かくて良い気候に恵まれて,楽しく登る事が出来ました。
 頂上は,風が強くて大変でしたが,登山者は多かったです。
 木屋平を通って帰る途中のもみじは,とても赤く紅づいていて感動しました。
 それから2日後の剣山山頂では初冠雪があり,山頂周辺は銀世界に包まれたと言う記事が新聞に載っていました。

天の岩戸が開くとき 人は神に帰る 16
 終わり良ければ,すべて良し
               三村 隆範

 サイン会に行く人は,有名人に会ってサインをもらうために行っているように見えますが,本当の所は,「私が居ることを知っていて下さいね。」と確認してもらうために行っているのです。
 また人に話していることも,相手に話しているように見えますが,自分と話をしているのです。こうして文章を書いていることも,誰かに読んでもらうために書いているように見えますが,実は自分が自分を確認するために書いているのです。一年の締めくくりとして書いているのでもなく,明日の自分に向かって書いているのです。
 終わり良ければ,すべて良し と聞きます。
人間社会では,始まりと終わりがありますが,本当は,終わりもなく始まりもないのです。仮に終わりがあるとすれば,終わりは今なのです。
 ゴールに向かって進む。そしてゴールイン。
 今始まって,今終わる。その連続です。今を良しと生きたなら「終わりよければ,すべて良し」になるのです。
 幸せな人生なんてないのです。目の前にあるのは,幸せと思う人生が広がっているだけです。最初から「良し」なのです。「聖書」は,いいます。

  空を飛ぶ鳥を見よ!と
  まくことも,刈ることもせず,
  倉に取り入れることもしない。
  それだのに天の父は彼らを養って下さる。
  あなたがたは彼らよりも,
  はるかにすぐれた者でないか。
              〔マタイ6-26〕

 鳥や動物は,生きていますが,楽しく生きている訳ではないのです。ひたすら生きているのです。楽しく生きることができるのは,人間だけなのです。他の生物に楽しく生きることはないのです。人間には,喜怒哀楽がありますが,その都度自由にどのコマを使ってもいいのです。潜在意識の中には,何を選ぶか決まっているのですが,あなたの自由意志が,それを選ばないだけなのです。
 いつも「良し」と思い楽しく暮らせるか,その事が問われているのです。
「それで,あなたは,どうするの? どう思うの?」
 そんな声に,あなたはどう答えますか?