ダルマさん,いってらっしゃい〜
                島川 文代

 以前,「ごっついちっちゃいん阿波美術展」のときに製作した「米粒だるま」です。
 (ごっついちっちゃいん=すごく小さいという意味です。)
 全部で100個くらい作りました。
 米粒に描いたダルマさん,いろんな人の手に渡っていきました。


 そして,また,うれしいお電話をいただきました。
「海外の人のおみやげに渡したいので,いくつか送ってください。」
 うわぁ,ありがとうございます〜。
 小さな小さな米粒ダルマが,今度は,海を越えていくんですね。
 (行き先は多分ヨーロッパかな?)
 どんな人の手に渡るのかな〜,想像しただけでワクワクします。
 さあ,これからお手紙を添えて,郵送したいと思います♪♪♪


蛇のように賢く     石渡 修司

 この二月,モンゴルのウランバートルで女性日本語教師が殺されるという事件が報道された。このところ,日本とモンゴルとの関係は相撲を通して急速に親しくなっている。そこに,水を差すような出来事であった。
 細かい事情は分からないが,事件の起きた時間が午前二時頃で,友人宅を去って,アパートに帰る途中の路上で起きたと,報道されていた。モンゴルで既に五年住んでいたとも,記されていた。五年という年月は,モンゴルのこともウランバートルのこともちょうど分かってきた頃であろう。
 人間関係が豊かであればあるほど,日々の生活は楽しく,人生も豊かなものになっていく。だから,私達は出会いを求め,交わりを求め,人との関係を作ろうとする。まして,海外であれば,孤独に陥りやすい日々の生活の中で,人間関係は大きな慰めであり,喜びであることは想像に難くない。それだけに,深夜にまで,話が弾んでしまうことはありうる。しかし,日本の国内でも,深夜の歩行は危険だ。まして,少し勝手が分かったとは言え,外国の地で,午前二時の歩行が安全であるとは思えない。歩いた彼女も,行かせた友人もあまりに判断が甘く,浅かった。
 この事件は,彼女一人の悲劇にとどまらず,多くの人々に悲しみを与えることになってしまった。彼女自身も悔しく,残念であったことだろうが,二度と起こしてはならない出来事であった。
 「私があなたがたを遣わすのは,羊を狼の中に送るようなものである。だから蛇のように賢く,鳩のように素直であれ」マタイ福音書10:16

はずみ♪       大西 時子

 心を込めて 生きる。日常のことを当たり前として 生きてしまう。
 姉が作ってくれる毎日の手作りのお弁当の空箱に鉛筆で書いた紙切れを入れてみました。
 「◯◯おいしかった♪」
 姉が照れたように「ありがと」って言いました。
 同じ姉妹として生まれ育ち共に暮らす縁を思います。
 さて今日も「お籠りイラスト」です。作業場の壁に光りの映し絵。室内のパキラの葉影です。
 どうして日差しってこんなに心の「はずみ」を促してくれるのでしょう(*⌒▽⌒*)♪
 あらゆる植物,木々は人が寄っていくのをワクワクドキドキして待っているんですって。
 室内の全ての観用植物たちに毎日心を寄せることを忘れないようにしなければ…………。
 そういえば晩秋から初冬のプラタナスの紅葉の美しさに毎朝感嘆の声をあげていました……,樹々も喜んでくれてたかも♪
 ってことで今日も元気に。


「建国記念の日」に念(おも)う
               相原 雄二

 神武天皇(じんむてんのう)は,畝傍山(うねびやま)の橿原(かしはら)の地に宮殿を建て,三種(みくさ)の神器(じんぎ)をお祀(まつ)りし,詔(みことのり)を下されました。建国の志(こころざし)は「天照大御神の御心(みこころ)にそ沿い,大和(やまと)の国の礎(いしずえ)をしっかりさせるように,お互いに正しい心を広め,みな幸せに仲良く暮らせるようにしたい。天地四方(てんちしほう),八紘(あめのした)(この国土,又は全世界)に住むもの全て一つ屋根の下の大家族のように暮らすことは,なんと楽しく嬉しいことだろう。」という八紘為宇(はっこういう)(宇は屋根の意,世界を一つの家とすること)の精神であります。国民のことを大御宝(おおみたから)とし,お慈(いつく)しみくださる天皇陛下のご精神は,神武天皇から受け継がれ,二千六百年以上も経て今なお,続いております。
 そして,我が国第一代の天皇の御位(みくらい)にお就きになられたのが,辛酉(しんゆう)(干支の一つ。かのととり)の年正月朔日(しょうがつついたち),現在の2月11日のことであります。即位四年後,神武天皇は霊畤(まつりのにわ)を鳥見(とみ)の山に建て,皇祖(みおや)の天祖(あまつかみ)をお祀りなさり「大孝(たいこう)を申(の)べ奉(まつ)る」と詔(みことのり)し,私たちに敬神崇祖(けいしんすうそ)の範(はん)をお示しになりました。大和時代初期(推定1C〜3C前半)の神武天皇から近現代(ほぼ19C後半〜21C初)の今上(きんじょう)天皇陛下で第125代と,地球上で最も永(なが)く脈々と続いているのが日本の御皇室です。『「大孝」は「祖(おや)」(親)に従う』と読みます。
 日本人として,毎年2月11日は,建国の志をおも念い,国旗を掲げて祝いましょう。
 今年は,皇紀2669年です。