青梅            平 澄子

 先日,青梅をいただきました。
 たくさんいただいたので,梅酒を作って,残りは梅干しを作ろうと思い,梅が黄色に色づくまで待って,現在塩漬けの状態です。
 1ヶ月くらいして,塩がまんべんなく行きわたったら,赤シソを入れます。
 5年くらい前に漬けた時はうまく出来ましたが,過去2回はうまく出来ませんでした。ですから久々の梅干し作りです。
 毎年和歌山の姉から大きな南高梅の梅干しをもらいます。赤シソがいっぱい入って,みごとな色あいです。だから,姉には今回漬ける事は言わないでおこうと思います。もし今年くれなかったら困るので……。
 夏までには梅干しがうまく漬かりますように頑張ります。


国指定天然記念物    橋本 節子
船窪のオンツツジ群落を尋ねて

 徳新の記事を見て,この地を訪れたのは5月上旬。オンツツジが新緑の中に燃えるような朱赤色の花をあたり一面みごとに咲かせている頃でした。
 3ヘクタールの広大な地は,徳島県のほぼ中央にある高越山(1,133m)から,奥野々山に通ずる峰筋の船底形の窪地に当たる所です。(南方には雄大で美しい剣山など,四国山脈の峰も……。)
 船窪には1200本以上のミツバツツジが群生しています。その中でも一際目立って樹齢300年を越えた高さ6mにも及ぶ巨大ツツジがあります。その凄いツツジの姿が一番美しく見える場所を選び,ひんやりとしばらく座って眺めていました。(どこかで鳥の鳴き声も……)
 雨風雪,猛暑を受けてもなお,生々と美しく咲くこの姿を凄いと感じました。
 私の人生も又斯くありたいと,重ね合わせ思いを馳せた時,自然と弱〜い心がシャキ!!っと膨らんだ一瞬でした。心身共に充電出来て,ラッキーでした。オンツツジを見に来て!!

日曜参観日        笠原 彩加

 6月14日は参観日でした。3時間目で算数をしました。お母さんとお父さんが来てくれて,小数のわり算をしました。あまり自信はなかったけど,がんばりました。すこしむずかしかったです。

                 本多 幸代

 私は,少し早く家を出て,近くの岡崎海岸に行きます。心地よい汐風に吹かれて,何を思うともなく,海をみていると,気持ちが穏やかになります。
 いつの頃からこんなに海が好きになったか分かりませんが,悲しい時,嬉しい時には,必ず海に来ています。特に元気のない時は,汐風と波とが,今日もがんばろうと後押ししてくれるみたいで,不思議と元気になります。
 今の季節が一年の内で一番好きです。
 夏の海,遠く船が波しぶきをあげて行く。本当にあきません。

天の岩戸が開くとき 人は神に帰る 35
教育と学習
(最後まで困らないために)   三村 隆範

 いつも教育されている私達は,子供の頃からその場で学ぶ学習方法で学んできました。しかし,大人になるに従い,選択肢を減らす教育で教えられてきました。つまり教えられる学習法です。
 あなたの意見は考えなくていい「答えは,…だ」というわけです。確かに,その事により無駄無く人類は発展してきたと思います。しかし,それで人間は「幸せ」になったのでしょうか?
 宇宙が始まって137億年といわれ,46億年前に地球ができ,40億年前に生命が地球上に現れました。数ある生物の中で,あらゆる地球環境に適応して広がってきた人類は,個々の生態系に応じた生活技術を獲得して,個々の生態系にとけ込み生き続けてきました。
 しかし,人間は単に生き続けるというだけではなく,「幸せ」を獲得するという目的を持ってしまいました。その結果,他の生物とは違う生き方をするようになり,何のために生きているのか?わからなってしまったのです。そして,教育され続けますます迷いの淵をさまようことになってしまったのです。
 強制されない学びは,大人になるほど難しくなるのです。教育されることは,「幸せ」になるための有効な方法ですが,本人に学習意欲が無ければ,教えられ知ったといっても,それで学んだことにはならないのです。正解の答えは言えても,答えになっていない事が多いのです。それは自分の肌で考えようとせず,人が話したことを鵜呑みにする学習を繰り返し,何のために学んでいるかをも考えず,やみくもに知識を詰め込んできた結果です。
 知識は,学び,得て,それを生かすために学んでいるのです。生かす事のない知識を得るために努力しているとしたら,なんと無駄な努力をしているのでしょうか?
 事実の中に潜んでいる意味を,自分の力でどれだけ汲み取り,味わうことができるのでしょうか。教えてもらったことは,知ることができるが,味わう事はなければ,自分の血肉とはなりません。自分で学習したことは,忘れることなく自然に出て来ます。
 自ら考えようとせず,知った「答え」だけを話していれば,いい思いをする時もあるでしょうが,最後には,困ってしまうことになるのです。