〆切過ぎてなお      平 澄子

 先日原稿を出してホッとしていると,早くも9月号の原稿の〆切がやって来ました。
 今回も皆様の足をひっぱってしまい,申し訳ありません。
 来月は頑張って,楽しい事等書きたいと思います。

人のやさしさ      本多 幸代

 お盆のお墓参りに,娘と孫達で里帰りをしました。孫達は久し振りに逢うおじいちゃんおばあちゃん(私の両親)と楽しい時間を過ごし,「冬休みに来るね」と別れました。
 心は早くも阿波おどりにうかれていますので,早めに家を出発しました。
 北河内の山の中で車がパンクしているのに娘が気がつき,ロードサービスを待っている間,暑さに孫達が騒ぎ始めました。
 自販機迄は遠いし,なだめていると,車を止めていた近くの家の方がどうしたのかと出て来て下さり,やかましくてすみませんと謝ると,暑いだろうと言って孫達にアイスクリームをごちそうして頂きました。孫達の喜びようは言う迄も有りません。
 まだ人のやさしさが残っているのだと,うれしくなりました。見て見ぬふりをしないで,ちょっと言葉をかけるやさしさがあると,心が温かくなるんだと思い,暑い中でのホットした人のやさしさを教えて頂いた一日でした。

ひと月たって思うこと   笹田 恵子

 日中は暑い中にも,朝夕は秋の気配を感じるようになりました。
 今までに体験した事のない緊張感を持ちながらカウンターに立たせていただいて,およそ1ヶ月がたちました。まだ十分な仕事ぶりではないかも知れませんが,私にとってカウンターは新しい経験をさせていただく職場であるとともに,たくさんの情報やお話を聞かせていただく場となってきました。
 つい先日も,あるお客さんから「言葉の最後を明るくプラス的に言うと,心も明るく生活も楽しくなる。」と教えていただきました。
 例えば「今日は,よう降ってうっとうしいなあ…」の後に「ほなけんど,畑の作物や草花にはええおしめりじゃ」と,良いイメージの話を付け加えるのだそうです。そうすれば,暗い気分にならず,心はすっきり!!というわけです。私は,なる程!と,うなずいたのでした。
 不器用な私がカウンターで立っていることは,私にとって大きな意味があることと思えてくる今日このごろです。

天の岩戸が開くとき 人は神に帰る 37
自信・自覚・好奇心・感動 三村 隆範

 頭の中で,まず作られていく。それが人間だ。現実が見えたのではない。
 何かが起こる。
 無関心の人ならば,それを見たとしても,何も関心を示すことはない。関心を示さないと変化することもない。変化しなくても外界からの影響は受ける。動物は,それが命にかかわることならば,関心を示し,それに対処する。人間は,命だけにこだわらず,幸せ(喜び)を求め,損得,好き嫌い,善悪の判断し,それを対処するのです。だから現実からかけ離れた虚像が出来上がり現実が見えなくなり,虚像と現実の間で暮らしている。
 「彼らは,自分が何をしているのか知らないのです。」とイエスは言った。〔ルカ23-34〕
 人間は,自覚してものことをしているように見えていますが,実際の所,周りの状況に流されて生きているのです。自分の本心でなく,仕方なくやっていることが多いのです。ですから,そのしていることに自信はないのです。

 自信 自分の価値や能力を自分で信じること。
 自覚 自分で自分をみる。気づくこと。
 好奇心 変わったものを好む心。
 感動 感(心が動く)深く感じて心が動く。

 自信の持ち方

 自分がある事は自覚できますから,それだけで自信が持てるのです。
「自分が自信持てることは何もない」と思うかも知れませんが,自分があります。何の力も価値もないと思うかも知れませんが,自分はあるのです。それだけなんです。それに気づくことです。
 それがないと人の言動や社会環境・自然環境の変化に振り回されます。

 幸せになる方法

 まず,喜び・幸せの中で暮らしていると思うことです。言葉に出し表現することです。実は,それは毎日やっていることですが,本人にその自覚がないだけなんです。ですから,心を変えて,心の中で「喜び・幸せの中で暮らしている」と思う事です。そんなことを思っていると誰も知らないわけですから,馬鹿にされることはありません。

 このように表現し,言葉に出すと,「阿呆…」と言われるのです。