笠原 彩加


親孝行           本多 幸代

 今月とっても身近な人が,この世を去りました。長い命でないと思っていましたが,少し早すぎて,まだ信じられません。
 人は避けていられないことですが,私にも年老いた母がいます。いつまでも元気でと思いますが,小さくなった母,少し気弱にもなったようにも思います。
 何をしてあげたら親孝行が出来るかと思うけど,私が元気に笑顔で暮らしているのが何よりかもしれません。日一日楽しく今を大切に生きていくことです。

 最近の花情報!!
 5月の17日から31日まで徳島店で山田善仁さんの癒しの草花展が開催されました。
 わが配達道では,においバンマツリ(マツリカ)の花と,町のあちらこちらで紫から白へと変化する花と,優雅な香りを提供してくれています。
 私事では,先日母の一周忌の法要で,父,兄,姉たちと親族が集まり,母の思い出話に花が咲きました。生前中は仕事で忙しい中,人形の着物を縫ってくれたり,編み物を教えてくれたり,また庭にはクレマチスやダリア,グラジオラスなど,いろいろな花を咲かせるのが好きな母でした。
 また次も私たちを集合させてくれる亡き母に,感謝したいと思います。

コロは8才         平 澄子

 来月8才になる愛犬コロは,最近めっきりおとなしくなりました。
 もうシニア犬になるのでしょうか?
 エサは以前と同じで好き嫌いがはっきりしています。
 チーズと棒ちくわが大好き。
 嫌いな物は,いりこと犬用ガム。
 今年も元気で私達家族を癒してください。

天の岩戸が開くとき 人は神に帰る 46
 修 行          三村 隆範

 「あなたは,なぜ生きているのですか?」と聞かれて,何と答えますか?
 「この世に生れてこようと思って生まれて来たのじゃない。気がつけば,この世にいたのです。」と答えるかも知れません。
 生まれてこようと思って生まれて来たのじゃない。気がつけば,この世に居たのです。
 では,なぜこの世に生きているのでしょうか?
 この世に「修行・修業」に来たのでしょうか?
(1)学問や技芸等に励み,それをみがくこと
(2)〔仏〕戒律を守ったり,悟りを開くために特定の宗教的行為を行なって,仏の教えを実践すること。仏道に励むこと。
(3)生理的欲求を禁じて精神および肉体を訓練することにより,精神の浄化や神的存在との合一を得ようとする宗教的行為。
 これら学問や技芸などを習って身につけるために,この世に生まれてきたのでしょうか? ですから,変に鍛練・錬磨し,修練を積み,稽古に励み,訓練・習練を治めるという「修行」の為に,この世で生きていることはありません。
 「修行」とは,
身につけるために習い治める事でしょうか?
身につけたことを行う事でしょうか?
 前者であれば,この世に修行に来たということですから,
 「あなたは,なぜ生きているのですか?」と聞かれると「○○の為にこの世に生まれてきました。」と答えるはずですが,しかし,ほとんどの人は,それに答えることはできません。気がつけば,この世にいたからです。にもかかわらず,ほとんどの人は知らずして行ない,身につけているのです。知らなくても行なっているという事は,取り立てて何も修業しなくても,すでにしているのです。つまり,この世に生まれた時から,或は,生まれる前からわかっていたのです。身につけないと出来ないと思っているでしょうが,すでにしているのです。実際は,日々それを実践しているのです。していないと思っているだけなのです。つまり,生きているという事は,そのままで実践しているのです。「あなたは,なぜ生きているのですか?」という最初の質問で答えられなかったように気が付いていないだけなのです。人は,そのままで喜びに満たされて生きていけるのです。