踊る阿呆         本多 幸代

 踊る阿呆に 見る阿呆
 同じ阿呆なら
 踊らな損そん

 阿波踊りのお囃子です。
 阿波踊りを踊ったことのなかった私には,この意味が理解できませんでした。
 この何気ない言葉に深い意味が込められているのを,やっと理解できました。
 いつも同じ阿呆なら踊らな損そん,この意味をいつまでも忘れないでいたいものです。

ノーゼンゼンカズラ     平 澄子

 今年もノウゼンカズラが見事に咲きました。
 去年は,主人が花が落ちたらきたないからと言って,次々と花が咲く前に切ってしまいました。
 今年は「花がかわいそうなけん。切られんよ。」と,きびしく言ったので,少しは遠慮しているみたいです。
 朝早くから一日に100コくらい花が咲きますが,残念な事に一日咲いたら終わりです。
 この夏,思い切り去年の今まで咲かせてあげようと思います。

いいもの見〜つけた!    笹田 恵子

 紫陽花の花が日々,色を変えながら私を楽しませてくれる季節になりました。
 梅雨に入り「雨はイヤだなあ〜」と思いながら配達道を走っていたら,バックミラーに何か光る物を見つけました。
 外へ出てみると,それは黒い雨雲が重なる隙間を押し分ける様に,そして黒雲の端を光る雲に変えながら「ジャジャーン」と出て来た金色の太陽でした。いつもの朝の太陽とは全く違う太陽でした。
 まさに早起きの醍醐味!
 本当に大感動でした。

天の岩戸が開くとき 人は神に帰る 47
不言実行・有言実行? 三村 隆範

 「云うだけではだめ…,実行しなければ…」と世間ではよく言われる話です。しかし,私は言うだけでもいいと思います。というよりも何を実行するかを問題にしています。
「悪い実を結ぶ良い木はなく,また、良い実を結ぶ悪い木はない。木は,それぞれ,その結ぶ実によって分かる。」ルカ 6章43 44節
 ですから「思うだけでもいい」と思っています。実行は,まず「思う事」から始まります。つまり,その気になる,気を起こすという実行を起こさないと,事が起こる事まで到達しないのです。
 また,日本人の美徳を表す四文字熟語として「不言実行」がありますが,それすらも心は,その気になっているからこそ「不言実行」しているのです。
 悪いパターンは「不言不実行」。自分が何をやりたいのを外に漏らさないのでは,何をしたいのか自分でも見えないのです。
 「父よ,彼らをお赦しください。自分が何をしているのか 知らないのです。」ルカ 23:34
と十字架につけられたイエスは祈りました。
 ほとんどの人間は,自分は正しい事をしていると思って事をしていますが,実際は,何をしているか,わからずに事をしているのです。
 何もせず生きているということはありませんから何かをしているのです。多少は意識して何かをしていますが,それがしたくてしているわけではなく,ほとんどさせられている状態です。それが,生かされている人の実態です。
 自分が,本当にしたいことが自分に見えていないのです。その気になってしているのではなく,させられているのです。
 意識がないなら,それでいいのですが,ほとんどの人には意識があります。自分の意思に反した事をしている事は,そこにストレスが生まれてくるのです。早く,自分のしたい事に気づき自分のしたい事をして生きる事です。自分のしたくない事をすることはありません。今すぐ自分がよい木(気)になる事です。
 「それが,なかなかできないのですよね?」と言うでしょうが,その言った事が,問題の始まりです。そこに悪い実が実っているでしょう。
 「すぐそうしよう」と言えば,思えば,そこに良い実が実る,良い木があるのです。