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人は目に見えるものは大切にしますが,目に見えないものはおろそかにしがちです。木にたとえるならば幹とか枝葉は目に見えますが,根は見えません。
木は,それを支えるだけの根をしっかりと大地に張り,養分や水分をたえず幹や枝葉に送り続けています。
したがって,根が枯れればその木の寿命は終わるのです。目に見えない根を大切にしたいものです。
人間は,表情,身ぶり,言葉つきなど,その人の感情や意志を見て観ると,目に見えぬ根である心が見えてきます。幹や枝葉に当たる各自の学力,知力,体力,金力及び権力等をしっかりと生かすため養分や水分を送り続けているのが,目に見えない心(精神)です。
目に見えない心を大切にしたいものです。
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「親は子供が大切」で,佐々木香さんのように,私も父さんや母さんに,「私の気持ちもしらないくせに」と思っていたりしました。
香さんは,仕事から帰るところの田中恵子さんに,あなたのお父さんは香ちゃんの事が大切にしていると教えてもらって,それを見て私も香さんのように,いつも押し付けなのに,どうして大切にしていると分かるんだろうと思いました。
それは,親は子供を幸せにする責任があって,香さんが自分の所から巣立って立派になってほしいから,厳しくしているそうです。
私の父さんや母さんも,そう思って厳しくしてくれていたのだったら,いちいちうるさいなぁとか思っていた自分に恥ずかしくなりました。
これからは,父さんや母さんの言ってくれる「道しるべ」をよく聞いて行動していこうと思いました。
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2010FIFA ワ ー ル ト ゙ カ ッ フ ゚について… 長井 宏一
日本中が熱狂したサッカーワールドカップ!
日本代表チームの試合に感動しました!
サッカーのルールや知識は詳しくないので,あまり分からないですが,90分間プラスロスタイムの間…泣き,笑い,喜び,叫び,そして大興奮の感動! いろんなドラマがあって,サッカーって,面白いなと思いました。
日本チームが敗れたあとは,アルゼンチンのマラドーナ監督のお笑い芸人のようなコミカルな動きと,記者会見でのリップサービスたっぷりのコメントが楽しみでした。あと,何と言っても今回のワールドカップで世界一有名になった優勝チームを予言するタコのパウル君! 話題沸騰でしたネ。アフリカの民族楽器ブブゼラもはじめて知りました。
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笑顔のまま暮らそう。笑顔の回数と笑顔でお話すると人生が前向きになります。笑顔は,好意,愛,歓迎を意味します。
笑顔でいると笑顔の人が集まってきます。自分の好きな人に囲まれて暮らす方が楽しいでしょう。
私達には周りの人を変えることは出来ませんが,周りの人を好きになれば良いことです。自分が変わることは出来ます。相手を変えることは出来ません。
人の良い所だけが見えるような心の訓練をすれば良いのです。
人の悪い所を見なければ成らない自分の心を反省すれば,相手を許すことが出来ます。ですが長い人生の中で自分の形を変えられないのです。
人間って我が儘だよね。自己中心で幸せに成りたいのです。無理な話です。
結果は大自然に任せばよいのにね。
笑顔で日々感謝すると人生が前向きになります。人間ゲノム遺伝子がプラスになります。楽しく生きるのは自分の為です。
私達の心には蒔いてもいないのに雑草が沢山生えますよね。雑草を抜いて奇麗にして美しい花を植えるとすっきりします。誰もが知っていることです。
私達に簡単に出来ることは花や野菜の種を配ることです。
土を耕したり水をやり肥料を与えて苗を大きくしたいものです。それにはお日様の力を借ります。自然の力です。感謝という花が咲き幸せが来るのです。
長いご祖先のお陰で変な種も混ざりますが,根気よく手入れをして感謝の花を咲かせたいものです。
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東スイスねっとわーくという日本人会の代表を未だにしている関係で,毎月スイス各地の日本人会会報が送られてきます。なかにはテシン州のように二カ国語で構成されている会報もあったりで,それぞれ土地柄や日本人会を構成するメンバーの個性が現れていて楽しませて頂いています。なかでも,毎月もっとも楽しみにしているのはチューリヒ日本人会(JCZ)会報“エーデルワイス”で,特に会長の青砥玄さんによる巻頭文です。
いま試練のまっただ中にある日本航空のスイス支店長として,ビジネス最前線に立つという激務の合間に,日本人会の会長職をこなされ,毎月,異なったテーマで感動を呼ぶ巻頭文を書かれている事実に,あの小柄で青年の面影さえ残した青砥さんのどこから,こんなエネルギーが出てくるのか不思議でなりません。自ら魂を動かされ感動した事柄を記してのみ,読む人に感動を与え,人生を変え豊かにできると青砥さんは信じておられます。そのための読書量も多く,古典から現代作品まで読まれその知識量たるやら,私は恥ずかしくて穴があったら入りたくなってしまいます。私はスイスに住む同じ日本人として,心から尊敬する日本人をもつ幸せをいつも感じています。
OSNニュースレターの5月号には“見えない英雄”というテーマで,その青砥さんにエッセイを書いていただきましたが,乗り物のなかで航空機が,なぜ飛び抜けて安全とされるのか,JALがなぜ世界一の定時発着率を達成出来たか,その秘密に触れられていました。私たちは,まず目にみえるところ,例えばサービス,マイレージ,イメージ,料金といったものに関心を注ぎます。マスコミが過度に発達した現代社会は,目にみえるものに,いわばうわべに最高の価値がおかれます。米国のみならず,世界が自分を若く美しく見せるため,何億という人間が飢えている,僅かなお金の為に何十万という少女が売春を強いられているという悲しい事実がまるで存在しないかのように…。美容整形,ドレス,エステ,グルメといったものに途方もない金とエネルギーをつぎ込んでいます。青砥さんのエッセイは,日が当たらないところで,裏方に徹して,人々の安全と,信頼される正確な運行に著しい働きをする人間像にスポットライトをあてて,その風潮に一石を投じるものでした。
エーデルワイス7月号の巻頭文も,イチロー選手や松井選手の話が出て来て,大変感銘をうけました。人は,少しでも有名になると,自尊心と傲慢さが持ち上がり,周囲を見下すようになるのですが,松井選手は,クリスチャンでもないのでしょうが,イエスさまの教えを忠実に実践されているように感じました。お手伝いにくる年配の女性にもきちんと頭をさげ,感謝の意を表している松井選手の姿を容易に想像出来ます。私も,青砥さんが巻頭文で伝えた内容によって,松井選手を大好きになりました。
青砥さんは,1979年英国のスタッフフォードで暮らしておられた若い頃,各家庭を廻り,家事手伝いや,身障者のお世話など,ボランティアとして身と挺して,さまざまな奉仕をするというお働きをされました。その一軒に,第2次大戦中,シンガポールの日本軍捕虜収容所で,日本兵によって強制労働に服し,拷問や虐待を受け,日本人に激しい恨みをいだいたままの英国人紳士が住んでいました。その老兵との出会いと,涙ながらの赦しを乞いながらの心からの奉仕に,紳士の心は遂に溶け,和解が成立したわけですが,いまの青砥さんのお人柄は,この得難い体験のうえに成り立っているものと私は信じています。このことは,また別の機会に述べたいと思います。
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