日本航空が,この10月末をもって,スイスにおける48年の歴史にピリオドを打ち,チューリヒ営業所を閉鎖するという悲しいニュースを知って,私は一時代の終わりを感じました。チューリヒの空港からJALの翼が消え去って久しく,お隣の韓国の飛行機が駐機してみるのを見るのは,日本人として淋しい思いをしたものでしたが,ついに,営業所まで消滅させてしまうなどとは夢にも思いませんでした。
波阿波の前号で,スイスに住む私が最も尊敬する日本人の一人,青砥玄氏の紹介をさせていただきましたが,どれだけ忠実に職務を務め,人々の尊敬を勝ち得ていた人でも,会社が傾くと都合で簡単に失職させられてしまうという厳しい事実を突きつけられ,震撼しています。
振り返れば,日本の新聞を読むことや,日本の親に電話をすることも年に一度あるかどうかの80年代に,直通便などは正しく夢で,給油のためにアンカレッジに直陸して,また数時間後に日本に向うという,3人の幼子を連れた身にとって苦行と難儀の伴う旅でした。5年に一度、幼い娘3人を連れて20数時間の空の旅は,それは大変なものでしたが,JALの搭乗員の日本的な優しいもてなしに,どれほど助けられてきたことでしょう。
私が人を雇える立場なら,青砥さんには真っ先に来ていただくことでしょう。スイス人の奥様との間に,勉強中の娘さんが3人おありの青砥さんは,悠々自適には,ほど遠い立場ですので,どうかスイスの経営者が青砥さんの人間としての素晴らしさと能力に目を留めて採用し,活躍の場を与えてくださることを,JALチューリヒにおいての17年間の尊いお働きを感謝しつつ,ひたすらお祈りしています。
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少し気温も下がり,首筋の汗疹も沈んできました♪
周辺の田んぼの稲も刈り取られ,野焼きの匂いなどが網戸から侵入して来ます (^_^)~
「平和惚けした日本人」なんてことが言われます。
日米の関係,アジア諸国と日本の力関係やその位置………。
そんなところに詳しく裏情報等に精通した方がいらっしゃいます。
非常にこわい話なども聞かされます。
政治経済には殊に疎く,過度の警戒心や「力対力構想」には馴染めない,やっぱり平和ボケしているのか…… ( ^ ^ ;♪
そんな私がいます。
以前,奨められアパルトヘイト問題を取り上げた映画のDVDを観る機会がありました。「INVICTUS」です。
その中に描かれていた活動家としてのマンデラ氏は国家反逆罪で投獄され,27年間の服役生活を黙々とこなしました。
釈放後,南アフリカ大統領に就任し,人種間格差撤廃のため働きました。
長い歴史の中で抑圧され鬱屈した同志(国民)の憎悪や怒りの心を諌め,「憎しみや怒りを越えた赦し」のなかでこそ問題を解決に導く道のある事を解きました。
その深い洞察と直感力で政治家としての手腕を発揮しました。
牢獄に収監された27年間や政治家としての歳月にも運命を委ねた静けさのなかに深く洞察するマンデラ氏の生き方が描かれていました。
そこには権力に力で挙げる過激な手はなく,その手法はまるでグリム童話にみる「太陽と風と旅人」のゆるやかな,双方が自ずと「善」として立てる方法でした。
人が人としてある向こうに巣食うものは?
戦いは単なる「悪」の交換。
魂の真の闘いは双方の「善」への変換。
肉体に囚われた私達は過度の保身と守護のため不安と恐怖という雲で太陽を覆った。
死んでも死なない人の魂は全ての雲を払い「光」とともにある。その時,太陽になった雲は旅人の服を脱がせることができるのかもしれません(*⌒▽⌒*)♪
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8月8日剣山にキレンゲショウマを観に行ってきました。山は雨でしたがちょうど見ごろで大勢の人で賑わっていました。その時に感じたのですが,右膝に少し違和感を感じました。家に帰って見てみましたが特におかしい様子は有りません。ただ,大腿部とフクラハギが腫れたのか正座ができません。そのまま,ほっておいたのですが,少し気になり,15日に高城山に登り膝の様子を見てみました。少し痛く正座もそのままです。次の日整形外科で診察を受けると,先生は即「膝に水が溜まっている」と水を抜かれました。その時の注意事項は2日間入浴しない,山に登らない,お酒を飲まない,と湿布薬と飲み薬を頂きました。1週間毎に診察に行っています。水は増えていませんが腫れはなかなか引きません。年齢を考えると,軟骨はこれから減るばかりで増殖することは考えられません。飲酒は固く禁じられたにも関わらず,毎日飲んでいます。山登りも回数を減らしたもののまだ行っております。一昨日も佐那河内に行ってきました。バスで嵯峨まで行き,徳円寺〜杖立権現越〜大川原高原〜天岩戸別神社〜佐那河内中学前からバスに乗って帰りました。明日の診察結果がどう出るか,本当に自覚出来ない自分にいつも嫌悪感をもっています。今回もきっと長い間の念願であった,天岩戸別神社に参拝出来たからいいじゃないかと自分に言い訳をして,そんな自分が厭になり今夜も点滴をして休むことでしょう。
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伊月 一眞
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9月3日,沖縄プロレス阿南大会を観戦しました!
沖縄プロレスとは,スペルデルフィン師匠率いる,大阪プロレスの選手たちが,沖縄密着型プロレスとして,2年前に旗揚げしたプロレス団体です! 沖縄の名産,名物を由来にした,ユニークなマスクマンたちが登場し,笑いあり,涙あり,感動ありの楽しいプロレスを満喫しました。(笑いと言っても,選手たちは基礎トレーニングができた上でのパフォーマンスです。)
今回の大会は,沖縄プロレス地方初上陸!と話題になった素晴らしい大会でした。
団体のエース!シーサー王選手は,みちのくプロレスでデビューした頃(99年9月)から応援しているので,一段と大きくなった体を見て,成長を感じました。
〈追伸〉写真は,めんそ〜れ親父選手です。コミカルな動きと笑わせるパフォーマンスで会場で大人気でした。
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わが街に「かもの湯」という天然温泉があります。地下1500mからくみ上げた冷泉を加熱した,今ではどこの市町村にもある温泉風呂です。近くに88ヶ所第11番札所,藤井寺があり,お遍路姿の巡礼者がよく利用するのも目にします。
私たち家族は回数券を買って利用しているこの街の住民です。
何処の温泉にもサウナと水風呂はたいてい付いています。
さて,この水風呂の情景を紹介しようと思います。
水風呂と書いたすぐ下に,白地に赤文字で『汗を流してから,お入りください』と目に付き易い位置に貼っています。
その下に水風呂があり,蛇口からは出し放しになった水が出ています。その蛇口の取っ手には,これも白地に赤文字で書かれた『蛇口の水で直接頭を洗わないでください』の札を蛇口に掛けてあります。
ところが8割以上の人がサウナから体全体にそれは見事な汗玉を付けたそのままで水風呂にとび込んでいきます。
そして,4〜5割の人が直接蛇口の水で,直接頭を洗っている姿を見ます。
この大人たちはもしかして「目が見えない」いやそんなことはない。「漢字が読めないのでは」と考える。この程度の漢字なら小学生か中学生なら充分読め,意味も分かるのではないか?
それならどうして!
政界から庶民まで基準を外した言動,行動が罷り通る世の中,なんか「変」だと思いませんか。
この様な情景を見て(「軽微な心づかいや行ないが時々刻々に,私たちの人生(運命)を形づくっている」真理)漢字の読み方,風呂の入り方等を習っていてよかったと思っている今日この頃です。
ところで,この様な大人たちの家族が体も洗わず,汗も流さず,ご家族の風呂に入るとき,まさか「ちゃんと汗を流して湯船に入りなさい」とは言わない(言えない)でしょうね!
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