飲まないようにと思うと,かえって喉が
渇いてくる。悪循環に取りつかれて
夜中に目を覚ますと,西方の空に
真珠粒大の金星がきらめいています。
 太白星ともいうそう―――。

12月6日生まれ    琴江 由良之介


つぶやき       琴江 由良之介

 ことしも,しあわせな気分で新米をかみしめています。
 籾を蒔くときから始めて刈り入れまで摂理のへ巡りの中に居続けたわけですから,つい思い入れてしまいます。
 見渡すかぎりの大地で,くる年もくる年も,「ひとつが千にも万にも殖えていく」営みが繰り返されている。
 米櫃が底をついても,ヤギならいざしらず,札束にかぶりつくことにもならない。
 植物がせっせと光合成して生み出した糧を体内に取り入れ,消化し,燃やし,あらためて天空へ戻している,万物の霊長といえども,この「CO2」の循環の中に過ごしているわけですから……
 草が,ある日,忽然と穀物に変わる……そんな瞬間があること,そのときたまらず涙ぐんでいる人たちがいるってこと,わかりますか?
 株値の上がり下がりに一喜一憂しているご仁らには,わかんねェだろナッ!


この小冊子は,
   あなたが,書く冊子です。

阿波では,踊る阿呆に
       見る阿呆
       同じアホなら
       踊らな損そん
         と囃したてます。


 読むことは,頭中に
         書き残していること
         書き残せば忘れない。

同じアホなら…,あなたもご参加ください。

 13号用原稿は,12月15日(水)迄に送って下さい。
                          
毎月 一日 発行予定