初詣は教会に      石渡 路子

 「初詣に教会の元旦礼拝へいらっしゃいませんか」とお勧めしたら,どうなるでしょうか。牧師さんや神父さまから叱られるでしょうか。「神社やお寺に初詣した人が教会に来るなんて,信仰というものが分かっていない」とひんしゅくを買いそうです。
 でも,新しい年を迎え,神社やお寺に詣でて,一年の無事と繁栄を願う訳です。教会と言えど,それは同じで,「神の恵みと祝福が豊かにありますように」と,言葉は違っていても,願いは同じです。私達の願いは信仰の違いを超え,同じです。自分自身のことより,家族のことを心配し,家族が守られることを願います。人を預かったり,人を雇っておられる方は,それらの方々のことを心配されるのです。
 「隣人を愛する」という心が誰にでもあるということです。そのところを,聖書はさらに具体的に示しています。「自分自身を愛するように隣人を愛しなさい」レビ記19:18。自分を大切に思うように,ほかの人を大切にする。自分をいとおしく思うように,ほかの人をいとおしく思うこと。その思いを持ち続け,態度と行為に現していこうと思います。新しい年を迎える時に,思いを新たにする。その願いと決意が初詣に込められています。
 教会の元旦礼拝は,一応,式なので,席に座り,プログラムに従わなければなりません。自分の都合で出たり入ったりという訳にはいきません。しかし,教会の元旦礼拝というものがどういうものか,体験してみるのもいいと思います。
 イエスさまは,「来る者を拒まない」と言っておられます。出会いは,与えられるものですが,求める者だけが,それに気付くものです。新しい年には必ず新しいことが起きます。その最初の出来事となりますよう,願っています。
 ただし,2011年は元旦礼拝を行わない教会がありますので,ご注意ください。

 最近本屋さんで旅学という本に出会いました。日常的にいつもいつでも旅したいと思ってる私には刺激的で心踊る一冊です。その中に考えさせられた言葉がありました。それは,自分の感受性くらい自分で守れという文章です。嫌な事があったりうまくいかない事が多くてもそれは自分自身の気の持ちようでどうにでもなるという事です。ついつい周りや誰かのせいにしがちですが,捉え方や気持ちを変えれば状況も変わるという事です。旅学を読んでから毎日気分よく生活できています。また新しい本も読んで色々学びたいと思っています。

福知山マラソン     芝山 靖二

 11月23日(勤労感謝の日)に,初めての県外のマラソン大会に行ってきた。
 京都府福知山市,京都は海に面した天の橋立も京都府だが,その少し南,明石海峡大橋を真っすぐ北へ上がった所だ。
 第1回徳島マラソンは6時間17分,第2回は5時間50分,第3回は4時間49分。
 1回から2回は27分,2回から3回は1時間。短縮してきたタイムが,当然ながらここにきてやまった。
 第3回より,6分タイムが落ちた。
 このまま記録が上がって行ったらどうなる事かと思ったが,当然ながらそれはなかった。
 また60過ぎてのマラソンは4時間台で走れれば十分で,それ以上はかえって健康に良くないぐらいに思っている。
 それにしても,物凄い大会であった。参加者一万人以上,盲人マラソンとの併設,号砲が鳴ってからスタートラインまで10分ほどかかる。
 時まさに,マラソン大会ブーム。来年は,大阪マラソン,神戸マラソンが始まる。
 第4回徳島マラソンは今日,当選しているか発表がある。
 いつかは,ホノルルへも行ってみたい。何時までも元気でマラソンを楽しめれば良いのだが!

私の暮れ状        大西 時子

 いくつかの忘年会が終わり,2010年がまもなく暮れようとしています。
 刻々と変化していく情勢,価値観、社会の有り様。その流れそのものになって,その変貌に気づかないかの様な私達がいます。
 十年一日の如く,来る日も来る日も「仕事」という絶対的な時間配分に大きな精神的比重をかけて真面目を絵に描いた私が会社と言う枠組みの中で過ごした30年。
 やがてフツフツと体中を駆巡ったマグマが狂おしく噴火したのは21世紀も4年を経過した年でした。思えばあれが私の中のビッグバンだったのかもしれません。
 光りの道筋は大きく三つに別れて私の前に広がりました。用意されていたのは公言するのも恥ずかしい無力なクリエーターとしての道,そして古事記研究会,フート気功協会との出会い。
 どれもが撓んだ私を矯正し,疲弊した心を蘇生してくれました。
 ピュアな感性が時間をかけてじわじわと私の心に甦ってきました。
 ひ弱で壊れやすい私の中心を貫いてぶれない確かな心棒を育ててくれたのはご縁の妙とも言えるこの三方向の光りのエネルギーでした。
 真の言葉は心の深くに届きます。
 あれから6年,永遠とも言える実存の中で,生きる意味,今私がしなければいけないこと,それらがはっきりと目に見え,心に感じる目標となって明日への一歩の活力になっています。
 人のやさしさ温かさが身に沁み,また,人の歩んだ背景をその肩に感じ,無限のいとおしさと遭遇してしまう今年一年の嬉しさでした。
 新しい年も皆様と共に人生の妙を共有し,成長して参りたいと思います。
 今年一年,有り難うございました。

                 中村 修

 2010年10月31日,新日本拳法同志会の大会試合が徳島武道館でありました。この日会場に,格闘王と呼ばれた,前田日明さんが来場ゲストで来ていました。前田日明さんといえば,UWFという団体を旗揚げし,プロレス界に旋風をまき起こしたスター選手です! 従来のプロレスとはひと味ちがう,キックとサブミッションと呼ばれる関節技を主体にした斬新なファイトスタイルは刺激的で,UWFに男のロマンを感じたプロレスファンは多いと思います。(1986年4/26に行われた,前田日明vsアンドレザ・ジャイアントの試合は,ガチガチのセメントマッチとしてプロレスファンの伝説になっています。)
 憧れの前田さんと,ほんの少しですがお話しできてラッキーでした! 選手としてはもう引退されていますが,現役時代と変わらず,鋭い眼光の前田さんを見て,嬉しかったです。
 UWFよ…永遠に…。