あいうえお


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[あ] アゲラタム

初夏から秋まで花を楽しめます。 環境(気温)によっては、冬越しも出来るようです。(年を越した アゲラタムが、一斉に咲いたことがありますが、その3日後、 低温により凍って枯れてしまいました。)

英名はフロスフラワー。 糸を束ねて先を解したような、繊細な雰囲気の花です。 盛夏は直射日光で葉も黄変し、蒸れて葉傷みを起こします。

花後は、早急に花がらを取ってやり、すこしでも蒸れを防いで やるようにすると良いでしょう。

[あ] あじさい

二十代の頃、東大阪で一人暮らしをしていた私に、目上の職場の女性が あじさいを一枝持ってきてくれました。
『これを、お手洗いに活けなさい。女性を病気から守ってくれるから』
あの土地だけの風習か、それ以後そういう話は聞いた事がありませんが、 あじさいを見ると、いつも彼女を思い出します。

良く知られているように、酸性土で青、中性、弱アルカリ性土で花色が ピンクになります。

市販されている鉢物は見事ですが、花が大きく安定を欠きます。花後直ぐ植え替え て。又、剪定は八月までに。

[あ] アネモネ

花芯が黒いので、昔は暗いイメージを持っていましたが(黒くない品種もあります)、プランターや地植えで、花茎が何本も伸びているアネモネの華やかさは、とても素晴らしいです。大人向きの花?だと思います。他の花とのアレンジも、バリエーションがきく便利な花ではないでしょうか。(花芯の黒が、全体を引き締めるので)

球根は、水を与え過ぎると腐敗してしまいますが、開花時期に水切れすると、花立ちが悪くなるので注意が必要です。

[い] インパチェンス

半日陰を好む、シェードガーデンの主役の一人?です。
『うちは日当りが悪くて・・・』
と言うお客さんにオススメしています。

花つきが良く、長いこと咲き続けます。 暖地では冬も越せるようです。生育も旺盛で、公害にも強いとか。 でも、お水のやり過ぎには注意して。

八重咲種はバラのような咲き方で、こんもりと茂ります。

花は元気よく付いていても、ちょっとした振動でハラリとこぼれ落ちてしまい、鉢を動かすにも気をつかいます。

[う] うめ

新年向けの花材として多く出回ります。盆栽的で、比較的お年を召した方が好まれるようです。うちでは根が乾かぬようミズゴケで覆って販売しますが、選ぶ時も、根が乾いているものは避けたほうが良いでしょう。

年末に買われた方、暖かい所に置くと、新年を待たず開花し切ってしまいますのでご注意を。また、飾り物ということで、TVの上などに置かれる方が居ますが、TVの放射熱は決して鉢にはよくありませんのでご注意を。

[え] エニシダ

この鉢花が出てくると、『もうじき春だな』と思います。
黄色の花が放射状に広がり、花の乏しい早春の売り場に、実に新鮮に映ります。

黄色が元気の出る色、と言うのは確かでしょう。手入れを怠らなければ、長く咲いてくれます。

寒さには強いけど、水をあげすぎないように。花後、花がらはきちんととって。

[お] オーブリエチア

ヨーロッパではポピュラーな春花壇の花だそうです。寒さには強いのですが、気温が上がってくると、株元が蒸れてきて弱ってくるよう。夏越しがポイントのようです。

株分け(9月)や、挿し芽で増やします。日当たりの良いところに置いて下さい。

花の作りは素朴なのですが、その深い色合いにとても惹かれます。

(半耐寒性多年草)花期3〜5月

[お] おおでまり

鉢植えの場合、水切れに注意を。

小さな白い花が集まって、手鞠のようなボール状に花が付きます。

庭に植え替えると翌年花が付かない、と言う話を良く聞きます。 株が若返り、葉や枝にエネルギーを使って、大きく生長しようとするからです。 肥料を与えず、樹勢が落ち着くのを待ってあげて。

[お] オブコニカ

プリムラ・オブコニカ。その名の指すとおり桜草の仲間です。
耐寒性に優れ、弱光線下でも花を付けてくれる、強い植物として知られていますが、ガラス越しでも直射日光に当てた方が花つきは良いです。
逆に夏は半日陰で。冬は−5℃まで耐えられますが、暑さには弱いのです。

オブコニカは、かぶれの元になるプリミンを出すことで敬遠されることがありますが、これはプリミンフリーの「タッチ・ミー」。品種改良は、ますます私達に花を近いものとしてくれるようです。

(多年草)花期12〜5月


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