宇治は...「前編」(2005.07)



写真6,7



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妹:『今回の旅行、☆幾つ? 』
私:『・・・ふたつ。』
妹:『え〜〜っ! ? Σ(゚Д゚; うそぉっ! サイコーのセレクトで廻ったやん!  満足やろ?  まあ、(小声で)・・・ひとつを除いて。』
私:『何言うてるのん、旅行の醍醐味の3割強が宿にあるねんで! ? 』
妹:『え〜〜〜〜、うそや〜〜〜っ! ¥(`Д´)ノ』
私:『え〜、やのうて、そこは「戴きました」でしょうが。(! `Д´)≡⊃』
妹:『信じられへん〜〜〜! ~(-゛-;)~』
この姉妹の会話が何に拠るものか?
知りたい方は、是非読み進めて、貴女なら☆いくつ? かを、教えて下さいませ。

やってきました京都。 近くて遠い甘味で渋い古都?  時は、近畿に梅雨明け宣言の出された夏の暑い日。 サンダル履きを後悔しながら、私は下鴨神社の前に居りました。
下鴨神社には、樹齢200〜600年といわれる木々600本で構成される、鎮守の森があります(中には3000〜4000年前の植生も残存するとか)。 見事な木々で、人間が居て良いのだろうか、という気にすらされます。 国の史跡として保存されていますが、明らかに神域です。 (下鴨神社への参拝は無料です。)...写真1,2,3

境内にある相生社は、縁結びで有名です。
縁結びの霊験によって顕れたという、二本の木が途中から一本に結ばれている、不思議な「連理の賢木」...写真4

御手洗社は、災難除けの神様を御祀りしています。 先日の土用の丑の日に、御手洗川に足を浸す、「足つけ神事」がありましたね。 それで疫病を封じるのだそうです。 常に水が流れているわけではないけれど、土曜が近づくと水が湧き出るという不思議は、京の七不思議の一つなのだそうです。
そして又、地底から湧き上る水泡を見立てたものこそ、「みたらし団子」なのだとか。 
...写真5:御手洗川とそれに掛かる輪橋

かつて、朝夕のお供えの調理をしていた「大炊殿(重要文化財)」と、「葵の庭」へは、別料金が必要ですが、覗いて見る価値はあるでしょう。 薬酒用のカリンを取るカリンの古木が、たわわに実をつけていました。
...写真6:桔梗も綺麗な葵の庭(又はカリンの庭)
...写真7:古の竈

又、鴨長明縁の河合神社もあります。 故あって神官を継ぐ事が出来ず、それによる厭世観が「方丈記」を書く切欠になったとは、なかなか皮肉ではありますが・・・(写真無し)。

昼食は神社からそう遠くない、「鯖街道花折」にて。 鯖寿司膳1,785円。 
さっぱりとろける新鮮な鯖!
ちょっと高いけど、納得の価格!  美味しかった〜ッ!!(≧▽≦)...写真8

そして、発祥の地、ということで、元祖で本場のみたらし団子を食べに行きました。
「加茂みたらし茶屋」。 みたらし団子はお茶付き三本セットで400円。
暑い中、半キロは歩いてやっとの思いでお店に辿り着いたのに、お店の人はちょーっとそっけなかったかな。 
素朴で甘さ控えめ、味噌風味のみたらしは、確かにスーパーで食べるそれとは違っていたかも。...写真9

それからバスに乗って萩の宮、梨木神社へ。
参道には1000株! の萩があり、秋はさぞ見物だろうと想いを廻らしてうっとり。
境内の井戸(染井)から湧き出る水は、京の三名水の一つ。 思わずごくりごくりと飲んでしまいました。
...写真10:染井の井戸
...写真11:お祀りしている三条実万公は、「今天神」として尊称されていたそう

その後、地下鉄の駅までふうふう言いながら歩き、地下鉄から京阪に乗り継いで三室戸寺駅下車、徒歩15分強「三室戸寺」へ。 (拝観料は500円です。) 
春はツツジ、石楠花、初夏は紫陽花、そして蓮、秋は紅葉と、四季を通じて美しい庭園を持つ寺です。
今回、蓮を目当てに訪れたのですが、抜かりました。 ・・・蓮は、朝開き、昼には閉じるか、古い花は散ってしまうのです。 と、言うわけで、花は余り望めませんでしたが、綺麗な所には違いありません。 だから必ず、花の見られる時に再訪しようと心に決めたわけで・・・。 本堂の前にある花みくじ200円は、押し花がひとつひとつ封入されています。 私はセージの花を当て、大吉でしたv
...写真12:「ようおまいり」の石看板が微笑ましい
...写真13:暑い中、この石段は、かなりきつかった...
...写真14:蓮を前に佇む本堂(上の写真)
...写真15:明日には咲く蓮

帰り、持っていた飲み物も底を付き、ふらりと入ったのが、テレビにも紹介されたという「茶匠ふじ井」http://www.tea-fujii.jp/
頼んだグリーンティー・フロート(490円)の美味しかったこと美味しかったこと・・・!  普通のアイスグリーンティーも370円と、さほど高くないのに・・・感動で真剣にしびれちゃいました・・・。 流石、宇治はお茶ですね!
渇きが酷く、貪るように飲んじゃって...写真は無し(汗)。


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