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- 足大好き、ブランコ嫌い
ぺぺるさんは、どういう訳か足が大好き。オットが左右にステップを踏むと、あきもせずぺぺるさんも右へ左へと、追いかけて走り回ります。
気がつけば足元にまとわりついている事も多く、踏みそうで心臓に悪いです。実は、何回か蹴飛ばしてしまった事もあるのですけど、懲りない模様。
その一方で、通常良く文鳥さんが乗っているブランコは大嫌いで、全く近寄りもしませんでした。無理に乗せても飛び降ります。
ブランコに限らず、おもちゃ全般が嫌いな様でした。換羽の時に抜けた羽を、クチバシでくるくるさせている以外は、オットやツマと遊ぶ方が楽しい様です。
- 温湿度計、体重計、ストーブ、掃除機
ぺぺるさんは箱入り娘です。カゴは当然として、温湿度計も、体重計(デジタル式の料理秤)、電気ストーブ、小型の掃除機他、専用家電を多く保有しています。もっとも、ぺぺるさんとしては、どうでも良い事なのでしょうけれど。
やわらかい温風の出る加湿器付のナショナルの電気ストーブは、まったくもって、さむがりぺぺるさんの為に大枚叩いて購入した逸品、少しぐらいは感謝してくれたでしょうか。
- 牛乳、とうもろこし、きゅうり
牛乳は、本来文鳥に与えてはいけないものの様ではありますが、体調の悪い時に、ほんの少し、飲ませていました。おいしいらしく、牛乳パックを見ただけで、頂戴、頂戴と騒ぎます。とうもろこしは、特に胚芽が好きなので、オットは、沢山食べさせてやろう、と、わざわざ取り出して、与えていました。きゅうりも好物なのでひときれカゴに入れるのですが、時折気分がのらないのか、投げ飛ばしている事も。
- こまつな、とうみょう、レタス
青物を食べて頂こうと、ツマは、国産の無農薬野菜を探して買っていました。
こまつなやとうみょうは、家としては、元々食べる習慣がなかったのですが、ぺぺるさんだけでは食べきれないので、残りをオットやツマが頂いておりました。
しかも、ぺぺるさんの中でブームがあるらしく、昨日まで飛びついて食べていたとうみょうを、今日は新鮮だろうと何だろうと全く受け付けない等という事もありまして、その時は、大量の青物が食卓に並びます。
ぺぺるさんがいなくなったので、当面、こまつなやとうみょうが食卓に並ぶ事はないでしょう。
- チャイム、名前を呼ぶ、指を鳴らす
オットが外出先から帰った時、ツマはベランダに出ていたり、掃除機をかけていたりすると、まずチャイムに気がつきません。代わりにぺぺるさんがキュキュキュと鳴いて、ツマの注意を促してくれます。
ぺぺる、ぺぺ助、と声を掛けると、離れたところからでも走って or 飛んできます。なあに?という顔をしているだけの時もありますが、これは、食事中だったり忙しい時の反応です。
テレビや音楽、騒音には関心は無い様ですし(食器がガシャンと音を立てても眠っています)、話し声にも無反応ですが、自分に声が掛けられた時は、ちゃんと聞き分けておりました。
また、指を鳴らしても、別にエサで釣った訳でもないのですが、飛んできます。余り繰り返すと、指を噛まれたりしますが。
- つめきり嫌い、ぬいぐるみ怖い
背中からむんずと掴まえて、つめを切ります。オットが掴まえて、率先して噛まれておりました。ああ、つめきりは嫌だろうねえ、噛んでも良いよ、と言っておりますが、血が出るまで噛まれるのもどうかと思います。でも決してぺぺるさんは、その手を嫌う事はありませんでした。
我が家にはぬいぐるみさんも沢山生息しているのですが、ぺぺるさんにとって、大きくて怖いイキモノだったのでしょう。ぬいぐるみさんが近寄ると、ぺぺるさんは何時も凄い勢いで逃げ出していました。ぬいぐるみさんは、何時も片思いです。
- バクダンマスター
我が家では、ぺぺるさんのフンをバクダンと呼んでおりました。
鳥かごから出すと、ぺぺるさんは嬉しくて走り回るのですが、文鳥さんなので、バクダンを決めたところにする様に躾ける事は、出来る筈がありません。
それでも、今は駄目かな、とか、ここは駄目かな、とか、気を使って多少は我慢してくれる様でもありました。
オットは、そろそろかな、と思うと、ぺぺるさんを乗せた指をぺぺ紙の上に移動させるのですが、大抵そのタイミングでバクダン投下とあいなりまして、オットはバクダンマスターの称号を持っておりました。
もっとも、お散歩の途中にしばしば地雷を設置してくれまして、しばしば足を洗う事になりました。夏場はそれもありなのですけど。
- ひなたぼっこ、水浴び
文鳥さんは水浴びが好きという事ですが、ぺぺるさんは余り好きではありませんでした。それでも水浴びをする時は豪快で、周囲を水浸しにしてくれます。屋根付きのお風呂を用意したのですが、余り役には立ちませんでした。
贅沢なぺぺるさんは、水道から手のひらに受けた掛け流しの水での水浴びが気に入っていて、ツマの手の上で、水浴びをしていました。オットが近づくとやめてしまうのは、やはり女の子だからでしょうか。
その後、冬場なら電気ストーブをつけてやったりするのですが、窓際の陽だまりで、日向ぼっこをしつつ、身体を乾かしている方がお気に入りの様でした。太陽の力は偉大です。
- フィンチフード
ハチミツ味がツボなのか、スドーのフィンチフードが大好きです。余りに大好きなので、これを主食にしてあげたら、数日で体重が27グラムになり、慌ててダイエットをさせた事も(普段は24〜25グラム)。以降、主食(殻付エサ・・・ムキエは絶対に食べませんでした)とは別のエカケに少しだけ入れる事にしました。
元々缶入りだったのですが、途中から袋詰めになり、その頃から、たまに吐く様になりました。体調が悪くなるのと、たまたまタイミングが合ったのか、フードの中身が何か変わったのかは分かりません。吐くのはかわいそう、と、出すのをやめたのですが、何でくれないの?と、空のエカケをクチバシで軽く叩いてアピールされたりすると、意地悪しているみたいでかわいそうでした。結局、ほんの少し、出したり出さなかったりしました。
- ベッド
水浴びはツマの手の上と決めているのですが、オットの手をサラスと理解した様で、しばしば、その上で腰をおろして、くつろいでおりました。手乗り文鳥というレベルではありません。オットもテレビを見ている時は両手、本を読んでいる時は片手の上に乗せてやっていました。ぺぺるさんはしばしば下を向いている手に近づくと、上を向けてよ、とクチバシで指を突っついて要求しておりました。また、指の配置にもこまかいご要望がありまして、しばしばクチバシで形を整えていました。
ツマがいる時は、ツマの手の上がお気に入りだという事なのですが、オットがいる時は、ぺぺるさんは必ず、オットの手の平を選んでいました。指の長さとか、体温とか、ぺぺるさんのお気に入りの何か、があったのでしょう。
- ぺぺ紙
新聞広告を仕分けしようとして、もうその必要がない事に気づきます。
鳥かごを床に置くと、水やご飯殻をぺぺるさんが撒き散らかすので、かごの下に、広告を広げていました。
オットは勝手に、ぺぺ敷き紙と命名し、新聞紙大の広告を出す店(光洋と上新が双璧)を、心の中で表彰していました。
また、鳥かごの底にも紙を敷いていて、これも毎日取り替えていました。
端を3センチ程折る必要があり、測りもしないで上手に折るツマを、ぺぺ紙検定1級に認定しておりました。
ちなみにオットは、何時も少し長すぎたり、短すぎたりしていました。
- ぺぺ袋
マイバッグ運動が盛んで、我が家でもマイバッグ持参でスーパーに行くのですが、それでも買い物をすると袋が溜まります。
小振りのビニル袋は、ぺぺ袋と命名し、鳥かごのそばに、小さな鞄を置いて、詰め込んでいました。
前述のぺぺ紙を丸めて捨てるのに重宝しておりました。
ぺぺ袋として消費しないと、ごみ袋が溜まって困ります。
- 待っててね
オットの父は、既にお墓に入っています。ぺぺるさんも、同じお墓に入るのでしょう。しばらくは、父に面倒をみてもらうことにしましょう。きっと、お互い困惑するでしょうけれど、時間は沢山ありますから、徐々に慣れてください。
そして、何時になるかは分かりませんが、オットもツマも、何時かはそこへ行く予定です。また会いましょう。待っててね。
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