森の見方、森のはかり方

2001年9月23日 浜田修弘 資料

○森の見方(量として)
 林業では森林の面積を表すとき、ヘクタール(ha)という単位を使います。
1haとは、100メートル×100メートル(1万平方メートル)の広さのことです。札幌ドームのアリーナの面積は1.4haですから、その広さを想像してください。

○森のはかり方(樹木の密度を調べる)
 ・その森がどのような状態を見るとき、どのくらいの木がどれだけ生えているかを手がかりにします。普通、1haに何本の木が生えているかを見ます。
 ・その調べ方は、時間、人数、精度によって異なりますが、1haを全て測るのは大  変なので、その一部を計ることによって推測する次のような方法がよく使われます。

 <方形標準地調査>
  40m×50mや30m×33mの方形枠を設定し、その中だけを測る方法です。
  それぞれの面積は0.2ha、0.1haなので、測った結果を5倍、10倍して  1haに換算し使います。

 <円形標準地>
  半径4mの円を欠き、その中の木の本数を計ります。この円はおよそ0.05haなので200倍して1haに換算します。平らな場所でおよその数字をつかみたい時使います。

*注意:面積はあくまで水平距離で測ります。

◎その次は?
  本数をはかるのは、森のはかり方の第一歩でしかありません。
  みかんを買うとき、何個あるかだけで買ったりしませんね。
  大きいか、小さいか、色は良いか、悪いか、
  試食品を食べて、甘いか酸っぱいかまで見ることがありますよね。
  森のはかり方も、本数だけでなく、通常は、蓄積、品等(品質)、
  歩止まり(木材利用率)などを計測しますし、
  伐った跡に植える場合は、土壌の調査もします。

       でも、これは、難しいので、またの機会に

●木を切る

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