古川 聰

[ディスコグラフィー]
  *シングル*
「気どったつもりでふられて野郎」 恩田久義/都倉俊一/都倉俊一
  C/W 「夢のつづき」 恩田久義/都倉俊一/都倉俊一
  CBSソニー 07SH1300 1983.
「強がり欲しがり淋しがり」 恩田久義/都倉俊一/都倉俊一
  C/W 「可愛いあっぷるgirl」 恩田久義/都倉俊一/都倉俊一
  CBSソニー 07SH1376 1983.

最初はジャニーズの方かと思いましたが、フォックスリバーなる
事務所だって。素材もいいし、『貫八先生』出身だし、CBSソニー
だし…あ、ソニーだからダメだったのかな?彼の魅力は声の
甘さですね。ジャニーズ系と違ってちゃんと歌おうと頑張ってるし、
声質も少し高めでほのぼのした感じ。都倉俊一氏の曲もいい方に
出ています。デビュー曲はタイトルがマッチぽいですが想像よりは
哀愁ぽさもあってそれなりの佳曲。声質を考えての事でしょう。
B面はスローな曲で、フツーならゴメンナサイってかんじなの
ですが、この曲はいいねぇ!彼には一番合ってるかもしれません
(勿論当時はですが)。2ndはトシちゃんっぽさを狙って?爽やか
なメジャーポップス。ハンドクラップも男声コーラスも都倉俊一
らしいのですが、彼の声の魅力を生かしてて好きな曲。B面も
トシちゃん系ですがこちらはやり過ぎ。ホントはこれくらいの
曲の方が時代には乗ってたのかもしれませんが…。
レコードは2枚で終わってしまいますが、俳優としてはその後も
ちょこちょこ出ていたと思います。田中浩二とかそういう
位置になれたらよかったのかもしれませんが、イマイチ
プッシュが足りなかったかな。

山崎 誠

[ディスコグラフィー]
  *シングル*
「ジャギー・ガールNo.1」 橋本淳/平尾昌晃/竜崎孝路
  C/W 「ドリーム」 橋本淳/平尾昌晃/竜崎孝路
  コロムビア AK-607 1980.04.
「ジャギー・イン・ザ・スペース」 橋本淳/平尾昌晃/竜崎孝路
  C/W 「ひと夜のフラメンコ」 橋本淳/平尾昌晃/竜崎孝路
  コロムビア AK-689 1980.08.

「レッツ(レッツ!) ジャギー(ジャギー!) エブリバディー ヤ〜ング!!」
何と言ってもこのフレーズでしょう。これができなければいっぱしのB級アイドルとは
言えません。しかもサンデーズだった彼は、サンデーズオリジナルとしてこのフレーズ
を毎週NHKホールに響き渡らせていたのでした。カッコ部分は恐らくファンに叫んで
もらう為のものでしょうが一体どれくらいの人が叫んでくれたのでしょうか?今
考えてもおぞましい光景が浮かびます。…あらら、最初からトバしてしまいました。
山崎クンはトシちゃんと同期でサンデーズでも一緒でした。ジャギーとは?『音楽に
合わせて体を動かすジャズダンス技法を取り入れた新しいジャズ体操』と、ジャケ
裏に紹介されていますが読めば読むほど異常さを感じてしまいます。要するに
シュラシュシュとかそういうものなのでしょうか?本人は体操しなくても汗かきそうな
ちょっとむっちり体型で、デビュー曲のジャケ写の胸のはだけ具合はかなり異様な
気がします。セカンドでは流行のピコピコものを取り入れてますが、歌になると
やっぱり平尾先生のものと言う感じでした。山崎クンもほっぺたパンパンで
アイドルとしてはギリギリの線。そこが好きでした。
歌は割と勉強しているんだと思います。B面の曲はA面のような変なコンセプトを
持ち込んでないだけ普通に聴ける曲になってますが、やっぱりあの“ヤ〜ング”には
勝てなかった。ジャギー覚えなくっちゃ!!



益巳 健





[ディスコグラフィー]
  *シングル*
「情熱ARIGATO」  小林和子/小杉保夫/戸塚修
  C/W 「DRY SUMMER」 BABU/池たけし/戸塚修
  TDK T07S-1013 1982.
「自由であれば」  阿久悠/筒美京平/萩田光雄
  C/W 「Dearサマー・タイム」 青木久美子/いけたけし/萩田光雄
  TDK T07S-1020 1983.
「渚スターダスト・クラブ」  康珍化/武川行秀/戸塚修
  C/W 「砂に書いたラブレター」 桂樹杳子/戸塚修/戸塚修
  TDK T07S-1029 1983.

江利チエミの息子。これ以外の話題は無いといってもよいで
しょう。本人はなかなかの美形なんだけど、あたりさわりの
ないところが逆に没個性になっているような気がします。
歌もちゃんと勉強しましたという感じの優等生的なもので、
まぁ俳優が歌も歌ってみましたという感じ。それにしては
3枚も出てるのは何故なんでしょうか?TDKさん、徳丸純子
とともに密かに賭けてたかも。セカンドシングルが筒美
京平作品で“エッ?”って思いましたが、71年に尾崎
紀世彦がリリースした「愛する人はひとり」のB面なので
した。これは当時では懐かしいタイプの曲で好きだった
なぁ。歌い上げてるんですがなにげにソフトな感じだし、
ジャケットもいかにも正統派ですと言わんばかりのタキ
シード姿で決まってるぅ!
サードシングルはイメージチェンジ?サビが「私は
ピアノ」みたいなのは狙いなのでしょうか?
よく見るとふしぎなポーズのジャケ写もブキミで
すが、曲が全然渚らしくないのがまたブキミ。
B面なんかタイトルはいいのにねぇ。ファンに
とっては素敵なお兄様が歌うバラードで充分
なのかな?
彼のその後の芸能活動はよく知らないのですが
舞台俳優なんかやってそうなので、頑張って
ください。




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