その他の男性アイドル(70年代デビュー組)



「光る海」   黒沢浩
      橋本淳/村井邦彦/村井邦彦
C/W 「二枚の羽根」
      橋本淳/村井邦彦/村井邦彦
      ポリドール DR6032 1976.

初代サンデーズではなかったでしょうか。その割にTVで歌ったのを見た
記憶は薄いんですが…。俳優とかモデルのほうが主だったんでしょう。
それにしてもスゴいジャケ写ですね。おそらく郷ひろみ「裸のビーナス」
を意識したんでしょうがどちらかというと少年愛嗜好者向け通信販売の
写真集の表表紙のような気も。しかもB面でエンジェル系狙ってるのも
わかりやすい。歌はシュミの方が聴いたら涙流して喜びそうな甘え声。
純粋に聴けない私をお許しください(反省)。私にとってはキャロライン洋子
のお兄さんというくらいの印象の人でした。他にもシングル出てます。



「3年D組13番」  白鳥哲
       石原信一/あかのたちお/あかのたちお
C/W 「明日ぼくは転校します」
       石原信一/あかのたちお/あかのたちお
        キャニオン C−13 1976.07.

この人も俳優さん。シングルも他に2枚くらい出てます。上の人と違って
こちらは学園モノとかに出そうなタイプ、それを反映しての曲なのでしょう
が、途中の台詞がちょっと気持ち悪い。“オス! 身長164cm、体重
52.3kg、虫歯2本、自称タイキバンセイ型、近頃マラソンやってまス!”
これを俳優らしい表現力で恥ずかしげも無く叫んでて、全身鳥肌モノ。
歌詞も思わず針を上げたくなるようなベタな内容でいっぱい!最後まで
聴くと自虐的な気分に浸れます。彼のファンはここが良かったのかな?



「ぼくらのラブ戦争」  ジミー
       阿久悠/都倉俊一/都倉俊一
C/W 「天使と悪魔」
       阿久悠/都倉俊一/都倉俊一
       ワーナー L−1211W 1974.09.

これはちょっとスゴイ。お子様男性アイドルってのは基本的に変声期
前の人が多いのですが彼はちゃんと声変わりしてます(当時14歳)。
だったらそれなりの歌を歌えばいいんだけど阿久悠氏はルックスの
イメージ通りのお子様ソングに。都倉さんも小林美樹「人魚の夏」
のような曲調でアレンジは子供向けにした作品。どういう需要を
見込んでたのでしょうか?B面はフィンガー5みたい。あ、
そうかフィンガー5なのね。でも何故?その後彼はエレックに移り
「午後の果実」という曲をリリースしてます。こちらはフツーの曲。



「愛の風向き」   赤木良次
      城賀イサム/城賀イサム/池田興夫
C/W 「旅のあと」
      中村小太郎/城賀イサム/池田興夫
      ミノルフォン KA−1052

ジャケットのレイアウトが気に入りました。おそらくイヌ顔を強調したい
のでしょう。よくみると左目がコワい。まぁカッコいいジャケットで中身
もそんな感じかと思ったら中途半端な歌謡曲というのはよくある話で
この曲もサビが「パールカラーにゆれて」にそっくりのトロッとしたモノ
でした。彼もところどころコブシが回りそうになるのを抑えてるような
歌い方で、本当はB面のクサめの歌謡曲のほうが歌いたかったの
ではないかと同情してしまいます。ルックスの良さが逆に手枷になった
ってカンジ?つーかこのルックスは…





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