中村繁之

[ディスコグラフィー]
 *シングル*
「Do ファッション」   都志見隆/都志見隆/船山基紀
  C/W「瞳・Something」 三浦徳子/新田一郎/新田一郎
     ワーナー L−1717 1985.07.24.
「カイショウ無いね」   売野雅勇/馬飼野康二/馬飼野康二
  C/W「素直におなりよ」 佐藤純子/長沢ヒロ/入江純
     ワーナー L−1721 1985.09.26.
「雷魂」   吉元由美/都志見隆/大谷和夫
  C/W「過激一代」 安藤芳彦/長沢ヒロ/入江純
     ワーナー L−1727 1986.02.12.
「マジカル・シンデレラ」   山本英美/和泉一弥/馬飼野康二
  C/W「KA−KE−O−CHIしようか」 山本英美/都志見隆/船山基紀
     ワーナー L−1744 1986.06.25.
 *アルバム*
『SHI-GE』 
     ワーナー 32XL−122(アナログ品番は調査中) 

イーグルスのリーダーを経て85年にソロデビュー。本来なら83,84年とビッグアイドル
を生み出せなかったジャニーズの起死回生・入魂のソロデビューだったと思います。
デビュー前にサンデーズメンバーとして顔を売り、デビュー曲のプロモも頻繁に見たよう
な気がする。但しイーグルス時代からの長男ぽい落ち着き加減が足をひっぱっていた
ような感も。TVパフォーマンスも本人は精一杯ハジけてたと思いますが傍目から見ると
無理してんぢゃないのぉ?とヘタな勘繰りを入れてしまってました。逆に落ち着いた
俳優路線で突き通したほうが良かったかもしれません。まぁ今も現役なので(?最近
見ないなぁ)良しとしましょう。
デビュー曲はかなり完成度の高いものでしたが、ジャニーズアイドル向きではなかった
ためセカンドではマッチ中期路線に。馬飼野サンの玄人サウンドがこじんまりまとまり
過ぎた原因か。ラストはカッコいいけどね。次の「雷魂」もマッチ路線、今度はソニーっぽい
雰囲気。サビだけ聴きたい歌かな。ラストの「マジカル・シンデレラ」は予定調和みたい
だけど、個人的には好きですね。次のシングルはないだろうなぁと予感させる
シャウトが切なくて素敵です。
結局マッチの二番煎じで終わってしまった歌手活動ですが、その後の俳優活動
ではいい位置をキープ。やっと自分の芸能界での居場所を見つけたようで
ホッとしました。これからも頑張ってね。

   






宮下直紀

[ディスコグラフィー]
 *シングル*
「No.1」   松本一起/馬飼野康二/奥慶一
 C/W「RAIN・君が消えた雨」   松本一起/馬飼野康二/奥慶一
   コロムビア AH−984 1988.10.01.
「RUNNING FOREVER」   松本一起/タケカワユキヒデ/山本健司
 C/W「Stay in my heart」   松本一起/小杉保夫/山本健司
   コロムビア AH−5003 1989.02.01.
「SWEAT」   松本一起/佐藤健/林有三
 C/W「帰りたくないSummer Night」   松本一起/大塚修司/林有三
   コロムビア AH−5039 1989.06.01.
「スリルを抱きしめたい」   松本一起/佐藤健/林有三
 C/W「LIP・STICK!BABY」   園部和範/吉実昭宏/林有三
   コロムビア CA−8271 1989.10.21.
「HEARTBEATが聴こえる」   佐藤ありす/羽場仁志/林有三
 C/W「WAKE UP!」   小林まさみ/池毅/林有三
   コロムビア CA−8397 1990.03.01.
 *アルバム*
『STADIUM』
   コロムビア 32CA−3220 1989.03.01.
『POSITION』
   コロムビア CA−3762 1989.07.21.

汗臭い人。これが彼に対する一番の印象です。ホントはかなり
フォトジェニックなはずで、もしかしたら風間トオルみたいな位置に
いけたんではないかと思うのですが、デビューのきっかけとなった
サッカー→スポーツ少年というイメージを引きずりすぎた結果で
しょう、初期シングルには執拗に汗臭さを感じさせるフレーズが
登場します。1,2曲目のジャケットの濡れ髪もそのコンセプトに
合わせたかのよう。んで3曲目なんかタイトルそのまんまやんけ。
スタッフにニオイフェチがいたのでしょうか?曲は…う〜ん、彼の
キーに合わせ過ぎてイマイチですね。もともと歌向きではない声
質なので難しいといえば難しいのですが、ルックス優先で歌は
営業の一環と思えば許せる範囲内。ファンの方が聴いたらシビレ
ちゃうんでしょうね。個人的にはセカンドが一番聞きやすいかな。
あと映画『のぞみウィッチィズ』主題歌のラストシングルは単調な
サビがかえって後に残るかも。アルバムが2枚も出てるのは                    
コロムビアさんの先走りという感じですが、ジャケットは凝ってます。
なおセカンドアルバムは6曲入りミニアルバムでした。すみません、
今回シングルは一応聴き直してみましたが、アルバムは怖くて
聴くのを断念しました。
歌手廃業(つーか元々副業だけど)後は俳優に
専念。こちらも息の長い俳優になっておられます。
でも最近の長髪はいただけない。ちゃんと自分
の魅力を知って、是非2時間ドラマのヒロインの
相手役の座を勝ち取って欲しい所です。          

   
      






井浦秀知

[ディスコグラフィー]
 *シングル*
「風のPassword」   青木久美子/林哲司/林哲司
  C/W「Title Back」   青木久美子/林哲司/林哲司
     VAP 10207−07 1985.11.07.
「春のモーニング・トレイン」   青木久美子/林哲司/新川博
  C/W「雨のストーリー」   青木久美子/林哲司/志熊研三
     VAP 10226−07 1986.04.09.
「青春のOne−way Ticket」   売野雅勇/林哲司/新川博
  C/W「September Wave」   有川正沙子/林哲司/新川博
     VAP 10246−07 1986.08.07.

ゴメンよぉ、当時は井浦クンはゼンゼン注目してなかったから、レンタル落ち
で済ませてたんだなぁ。今回聴き直してみて素直な歌唱がかなりポイント
高い優良男性アイドルと判明。あまりに感動したので旧いビデオを捜して
「春のモーニング・トレイン」の映像も堪能(inスーパーJOCKEY)。たけし
にツッコまれながらも懸命に奇妙な振り付けをこなす井浦クンにまたまた
感動!イッキにファンになってしまいました。
曲の方は、もうこれは当時から云われていたオメガトライブサウンド(若しくは
男性版・菊池桃子)。杉山清貴からカルロストシキにチェンジするにあたって
の実験台だったかもしれません。無機質に歌うように指示されているとは
思いますが、それを超えて彼のピュアリティは曲の持つ切なさを表現し切って
いると思います。個人的にはこの手の曲調はニガテなんですが、ついつい
聴き入っちゃうもんね。ルックスも含めて寡黙だけど芯は強そう・でもちょっと
頼りなさげ、というキャラが(一般受けするかどうかは別にして)完全に成功
していますね。曲を追う毎にその路線を意識しているジャケットの写り具合が
また良いねぇ。確か一応知名度はあったのでフツーなら段々お芸能人くさい
ルックスに変貌していくんだけど、サードシングルになってもアカぬけない
ところは本人の素質の良さを十二分に表わしてると思います。そのサード
シングルは殆ど売れなかったような気がしますが、私にとってのベストシングル。
B面も素敵です。というか全部同じような曲なので(失礼)どれも好きかな。
アルバムが出てるかどうか調べなかったのですが、あったら是非聴いてみたい
ところです。ファンの方、情報お待ちしております。また、彼のその後の活動に
ついても知りたいなぁ。映画にも出演するくらいだったので俳優としての活動が
あっても良さそう…今も現役なら(ちょっとありえないけど)是非応援させて
頂きます!!





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