豊田 清

[ディスコグラフィー]
 *シングル*
「青春PART1」 阿久悠/三木たかし/萩田光雄
  C/W「二人の季節」 阿久悠/三木たかし/三木たかし
     東芝EMI TP−10402 1978.
「黄昏のランデブー」 阿久悠/三木たかし/三木たかし
  C/W「西洋薄雪草」 阿久悠/三木たかし/三木たかし
     東芝EMI TP−10447 1978.
「冬のロマンス」 山上路夫/平尾昌晃/馬飼野康二
  C/W「雪おろし」 山上路夫/平尾昌晃/馬飼野康二
     東芝EMI TP−10503 1978.10.20.
「戦士の出発」 なかにし礼/倉渕雅也/木田たかすけ
  C/W「蒼ざめた海を見よ」 橋本淳/馬飼野康二/馬飼野康二
     東芝EMI TP−10584 1979.06.05.
「清里」 中村賢一/中村賢一/吉川忠英
  C/W「メッセージスター」 牧遊人/吉川忠英/吉川忠英
     東芝EMI TP−10732 1980.

スタ誕出身。それ以外の話題はあまりなかったような…(失礼)。それでも
78年デビューの男性アイドルとしては健闘してたと思います。まぁ事務所
も芸映という事でサンミュージックの渋谷哲平(この人もスタ誕出身)には
負けられなかったのか?デビュー曲はいかにもサワヤカ系という感じでした
が本人はさわやかというより垢抜けない処が魅力?それを意識してか、曲
はセカンド・サードと暗くなる一方で、清クンの歌唱もよがりが入っちゃった
りしてアイドル色は薄くなってました。「戦士の出発」はTBSドラマ『道』の
挿入歌、本人も出演してたと思います。タイトルはいいんだけど、とても戦士
なんて単語は連想させない甘く暗い叙情歌謡でした。サビの♪あぁ〜ン、を
もう少しエロに歌ったら良かったんだけどねぇ…。そして問題の「清里」。彼の
活動内容を考えればまぁ行き着く先なんでしょうが、よりによって清里って
アナタ…。レイアウトの奇妙な爽やかさと衣裳センスの鋭さもナンですが、
今までジャケットでは何となく保ってたフォトジェニックな部分が完全に排除
されてしまったような開放感いっぱいの顔はどうにかならなかったのか…
最高です。そんなワケで芸能人としては大成できなかった彼ですが、今や
プロボウラーになられてるという情報をファンの方から教えて頂きました。
情報ありがとうございます。
彼の新しい道に幸あれ!!

  

  


水谷大輔

[ディスコグラフィー]
 *シングル*
「星屑海岸」 阿久悠/都倉俊一/都倉俊一
  C/W「二人の世界」 阿久悠/都倉俊一/都倉俊一
     CBSソニー 07SH1009 1981.
「風よ急げ」 阿久悠/都倉俊一/都倉俊一
  C/W「ローズマリーの坂道」 阿久悠/都倉俊一/都倉俊一
     CBSソニー 07SH1073 1981.

こちらはボンド所属。確かにモデル顔というか、端正だけど無味無臭
という感じでしょうか。男性アイドル乱立の81年だから歌手になれた
んでしょうねぇ。でもどう見ても70年代臭い古さは拭い切れない。歌
まで狙ったかのような今さら加山雄三。デビュー曲のジャケ裏には
エンブレムみたいなロゴまで作っちゃって(というかこれはソニーの
アイドルにはよくあるのですが)このロゴのエンブレムつけた紺ブレ
なんかで歌ってくれると気持ち悪くてステキかも〜。ちょっと不思議
なのは曲がこんなに爽やかなのに彼の声がそれにそぐわない掠れ
声。シャウトしちゃったりするようなハードなナンバーのほうが似合い
そうです。まぁこのルックスでは許されないでしょうね。セカンドは
本人が主演する『消防官物語 風に立て』の主題歌。同じ都倉サン
作曲の江口有子「ふたりの場合」みたいな曲です。B面はバラード。
すみません、この手はニガテなもんで。かっこいいお兄さんの歌う
バラードって需要高いんでしょうねぇ。
歌手活動はあくまで時流に乗っただけ、彼の活躍の場はやはりTV
ドラマでした。その後も大映ドラマとかで見たような気がします。
長く残れる存在だったと思いますが、今もいるのでしょうか?






竹 宏治

[ディスコグラフィー]
 *シングル*
「舞・舞・舞」 山川啓介/網倉一也/小笠原寛
  C/W「茅ヶ崎ロック・シーン」 岡田史郎/岡田史郎/飛澤宏元
     コロムビア AH−90 1981.07.
「I Need You」 岡田史郎・さがらよしあき/岡田史郎/飛澤宏元
  C/W「青い冬」 山川啓介/網倉一也/飛澤宏元
     コロムビア AH−140 1981.11.
*アルバム*
『THE FIRST』
     コロムビア 
★清水宏次朗時代のディスコグラフィは男性アイドル列伝をご参照下さい。

そうです、この3人の共通点は「どろソース顔」なのでした。竹宏治クンは
その中でもどろソースにリンゴやパイナップルがしこたま入った感じかな?
なんと言っても竹の子族出身。沖田浩之は化粧栄えのする顔でしたが
彼の化粧法はどこか違うところで活躍されてるんじゃないかといった念入り
加減。時代だからいいんだけどレコードジャケットに残さないで欲しい(笑)。
そのデビューシングルはイントロが「三味線師ロンリーブルー」を想起させる
ニセ和風ロック(意味不明)。メロディーは普通なので曲だけ聴けばいい
感じ。サビ前のフレーズがいいですね。で、フツーなら企画モノで終わる処ですが
何故かセカンド登場。作家陣は前曲のラインと同じですが、まるでそれまでの
過去を封印するような普通のアイドルポップスに。とても見た目からは想像できない
16才の声が堪能できます。ごめんなさい、私20歳越えてるのかと思ってました(爆)。
その後音沙汰ないなと思ってたら84年に御存知清水宏次朗として復活。
この時は中ヒットでしたがその後『ビーバップ』でブレイク、今に至ります。
思うに、彼は本質的に芸能界入り志望だったのではないか、竹の子族も
その為の単なるステップのひとつではないか、という気がしますね。
まぁ夢が叶って成功したんだからいいでしょう。頑張って下さい。

「ビリージョエルは似合わない」清水宏次朗
         秋元康/林哲司/椎名和夫
      ワーナーパイオニア L−1655




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