その他の男性アイドル(B級グループ篇Part2)




「哀愁サマーステイション」   いいとも青年隊
   売野雅勇/井上大輔/井上大輔
 C/W 「砂に消えたラブレター」     ラジオシティ RD-4087

野々村誠・久保田篤・羽賀健二のトリオ。その後のそれぞれの行き先も
分かるだけにアイドルだった頃が懐かしくもあり不気味でもあり。デビュー
当時は単純に企画物の道を歩んでましたが一応の人気が出て欲を
出した勝負作。篤クンなんか髪型まで変えちゃって、意気込みと言うか
掴んだ蜘蛛の糸を決して離すまいと言う意欲が感じられてよろしい。
ラジオシティも賭けてたのか見開き前面カラージャケットと言う豪華さ、
曲もやっつけではない真剣勝負の60’sGS風ロック(何だそりゃ)さすが
井上大輔先生。B面もタイトル通りです。フリもかっこよかったんだな実は。



「悲しきエクササイズ」   おめで隊
   川村真澄/椎名和夫/椎名和夫
 C/W 「同・ダンスヴァージョン」     フォーライフ 7K-253

おかし君=奈津あつし・いんき君=正木慎也・とうちゃん=中村亘利の
三人組。「ドキド欽ちゃんスピリッツ」というバラエティ番組の挿入歌だ
そうな。欽ちゃん的笑いも冷え切った頃で、この番組も見た事はあった
筈という程度の記憶しかありません。企画モノだから可能だったので
しょうが、時代錯誤と少年忍者の選抜ユニットというのはやっぱり
不可解。曲は可もなく不可もなく、Aメロの笛の音は西尾えつ子の
「じゃじゃ馬にさせないで」を連想させますね、という位。奈津クンは
このユニットに参加できて幸せ者でしょう。正木君はその後忍者の
メンバーに、私は古川栄司クンがイチオシでした。そして中村君は▼




「いわゆるひとつの誤解デス」     CHA-CHA
    尾関昌也/尾関昌也/山本健司
 C/W 「その胸に勇気を」     VAP 10329−07

上の中村君に、木野正人・勝俣州和・西尾拓美・松原桃太郎という
メンバーの5人組。ここに紹介するのは失礼なくらい売れてました。
ただしこちらも欽ちゃんの息がかかったいい子ちゃん企画グループで
あった為か、次の「僕のせいいっぱい」を境にB級の坩堝に巻き込まれて
いったのでした。最後の方のアンパンマンだっけ、好きだっただけに
聴いてて辛かった…。トシちゃんのバックでのおちんと正統派ダンスを
披露していた木野君がイチオシでしたが解散後は渡米、今は日本に
戻ってダンス教室の先生だっけ。西尾君はソロシングルとか出して
ましたが今は西村知美のダンナという肩書き。勝俣君は中山秀征と並ぶ
中庸タレントに。松原さんはまあいいでしょう。で、中村君は?




「走れ!ゴーインBOY」     イーグルス
    伊達歩/筒美京平/佐久間正英
 C/W 「イーグルサムのマーチ」     アルファ・ムーン MOON-504

本来ジャニーズ系はニガテな私ですが、このイーグルスは良かった。
何と言っても「イシ」こと石川博文クン!シゲもマーチンもあどけなくて、
いわゆる手馴れた芸能人臭が希薄なのがポイント。更にフタをあけて
びっくりの筒美作品。当時手がけていたトシちゃんやマッチとも違う
控えめな疾走加減が気に入りました。一過性企画アニメのテーマ曲
(「イーグルサム」、見た事ない)という配置も刹那性を感じさせて
いい感じ。セカンドシングル「虹色I Love You」もリリースしてますが、
イシが抜けちゃったからい〜らないっ(笑)。解散後の活躍は皆様
ご承知の通り(宇治クンどうしちゃったんだろう?)それぞれご活躍
されていつか再結成してくれる事を祈っております。その時は
イシくんも呼んでね!!






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