その他の男性アイドル(80年代デビュー組)





「Dream on Dream」 堀広道
   堀広道/堀広道/佐佐木康雄
C/W 「Many Time」    テイチクユニオン UE−557

通称・ハリー(笑)。高木淳也と共演したドラマ『青春はみだし刑事』
のエンディングテーマとして歌手デビュー。まぁその前に俳優として
ドラマとかに割と出てたし、年齢も20歳を超えてたのでアイドル歌手
的な野望はなかったのでしょう。だからってこの曲は…ご本人が
作詞・作曲をするというのはまぁいいのですが、いくらシンプルな曲
だからってこんなに古臭いアレンジにする事ないでしょうに。オンエア
されるドラマ内容にもそぐわないし、何か狙いがあったのかな?B面
の方がよいです。あまり褒めてませんが彼の俳優としての魅力は
充分に評価してますのでファンの方許してね。


「JAIL」   沢向要士
   岩里祐穂/羽田一郎/杉山卓夫
C/W 「ON THE BACK-STREET」   CBSソニー 07SH1919

息っ子クラブだった人。これがデビュー曲で他に「WAY」「F」という
シングルを出してます。ホントは息っ子デビューの際それぞれの
所属レコード会社が決まっていたのですが、結局デビューできた
のは彼と岩城憲クンのみでした(佐藤吉紀「彼女はガールフレンド」
は変則だし)。その後岩城クンは脱落してしまいますが、彼は俳優
としての道を歩み現在も活躍中です。このシングルを聞く限りでも
その方が賢い選択だったと思う内容。ファンの方は聴きまくりでしょ
うが、この頃のソニーの男性歌手ってこんなのばっかで誰が誰だか
わかんないよ。



「エデンの夏」   西川弘志
   岩里祐穂/Tsukasa/土方陸行
C/W 「ライバル」     東芝イーストワールド RT07-2101

西川きよしの息子。お兄さんを見たときはどうしようかと思いましたが
こちらは何とかアイドルらしいお顔立ちで、シングルもこの他に何枚
か出してます。歌い方は嫌味のある巻き舌風で、後には残る感じ。
この曲は石川秀美「危ないボディ・ビート」を連想させる(というか
殆ど一緒の)サビが印象的なのですが、何せ巻き舌なので何を云って
るのかわかんないなぁ。そこが良いのでしょうか。こちらも俳優の道
を選んで今も現役です。頑張ってください。つーか、芸能界の次は
七光りで議員への道か?



「泥だらけのBeat&Shout」   堀内孝仁
   松井五郎/木森敏之/木森敏之
C/W 「“Rising”」    シックスティ 7SS-2

映画『きみが輝くとき』の主題歌だそうです。レコード会社を見ても
お分かりの通りアイドルではありません。曲はいわゆるロックぽい
作りで、ハウンドドック入ってるでしょ?てな感じのシャウト加減も
いい方に出てて、この手の曲にしては聴ける方。堀内さんは当時
23歳で特技がウインドサーフィン・空手だってさ。ファンクラブの
問合せ先まで書いてる辺り、実はアイドル臭いところも狙ってたん
ではないのォ?じゃなきゃジャケ裏にまで顔写真のっけないで
しょう。映画の方は知らないんだけど彼も出演してたりして。



「シーサイド・ホテル」   水上功治
   三浦徳子/加瀬邦彦/高島政晴
C/W 「センチメンタル・ヨーヨー」     ポリスター 6P-8

ミュージカル集団「ミスタースリムカンパニー」の人だそうです。
曲は加瀬邦彦らしいシーサイドメロウポップスと言うところで可も無く
不可も無く。ミュージカルでロックンロールをやってる割にはこの
選曲は何だったのか疑問は残ります。ジャケ裏に彼の紹介文が
書かれているのですが、「リーゼントが今の若者の中でもっとも
似合う男として人気を集めている」んだってさ。ファンの方がここを
訪れない事を祈りながら云うと、似合ってないと思う(笑)。というか
これで19歳というのがちょっとねぇ。もう少し若々しいカッコはでき
なかったのでしょうか。本人が好きでやってらっしゃるんだから
大きなお世話か。





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