その他の男性アイドル(グループ篇Part3)

リバプール十字軍   ジャッカル
   麻生香太郎/馬飼野康二/馬飼野康二
C/W 野性時代
   麻生香太郎/馬飼野康二/馬飼野康二
     ポリドール DR6285


一時期いろんな方面で話題になっておりましたのでご紹介しておきます。
といっても私も存在していた事しか覚えておらず、その印象も“狩人のニセモノ”という
ものでした。ジャケを見る限りではルックスすら狙った人選とも云えそうですが
彼らのデビューの頃って狩人は「アメリカ橋」歌ってる頃でしょ、わざわざフォロワーを
作るほどの人気を残していたんだろうか…と考えると、きっと本人達がやりたかった
のね(笑)。タイトルの仰々しさは歌詞だけで曲はトロンとしたもの、執拗に交互に
ねちっこく歌う辺りお互いのアクメを高めてたのかしらん。特にB面は相互オナニーを
連想させますな、どちらがネコ(略。レコードリリースはこの曲のみだと思うのですが
一部でセカンドが存在するとの情報もあり捜索中です。メンバー名も不明なのですが
後の生き様を考えると発掘しない方がよいのよねきっと。
ZERO ZERO   風来坊
   阿久悠/長戸大幸/長戸大幸
C/W 冬景色
   阿久悠/神谷秀/長戸大幸
     ラジオシティ RD-1010


伊丹さんについては全盛期の頃をリアルタイムで体験していないのでここに登場して
頂くのは先になりそうなのですが(今も現役だしね)、ソロで低迷後ローズマリーに
参加、その後この風来坊でデュエットとして再生という事になるようです。風来坊としての
デビュー曲は「ブルートレイン」(未入手)、これはセカンドかな?お相手は中神和司という
方で今もいそうな感じですね。デビューの時期を考えるとこの人たちもやっぱり狩人を
狙ってたのかしら、ていうか狩人ってそんなエポックメイキングだったのかなぁ。確かに
ソロ男性アイドルは後がつかえてるしNM系からのアイドルは79年がピークだし、その
すき間を狙うという意味では正しい選択かもしんないけど、本家狩人の人気があんな
モノですからフォロワーが成り立つのかどうか。曲はまぁまぁ、それが更に問題かも。
月灯りのセクシーダンス   ダウンタウンボーイズ
   平川大四郎/杉本真人/桜庭伸幸
C/W 想い出ららばい   梅沢大介
   久仁京介/井上現/桜庭伸幸
     キング K07S-10229


本当は梅沢大介さんの曲の方がA面扱いですが対象外ですのですみません。
ダウンタウンボーイズは左から梅沢信博(ノブ)・梅沢敏行(トシ)・梅沢清和(キヨ)という
3人組だそうで云うまでもなく梅沢劇団の方々。カンバンの方を考えると片面の方の
方が本流ですが、時代は光GENJIのデビュー直後、狙いは当たってると思います。
真ん中のトシちゃん(ちゃん付けでよいのかしら?)は歌心がありそうでメインヴォーカル、
他のお二人もどこを突けばファンのお姉さまが歓喜の声を上げるかお分かりのようで
(ノブちゃんのちょいフラフラな音程もわざとでしょう)こういうの大好きです。杉本真人の
曲もどこかのポップス演歌のいいとこだけを繋げたような出来上がりで玄人仕事。
こういう方々が次代の梅沢劇団を担っていくのねぇ(まだ所属してればだけどね)。
それはないよ子猫ちゃん   ロミオ
   山川啓介/森田公一/小野寺忠和
C/W しあわせ色の猫
   山川啓介/森田公一/小野寺忠和
     ポリドール DQQ5025


…まぁいいんですけどね。80年の曲みたいですが、こういう曲でよかったのかしら、と
言う感じ。しかもバンド形態で森田公一の曲をやるという処がまた斬新というか。
曲のみでいくとホントにフツーの曲で「それはないよ〜」はそれなりに聴ける曲では
あります。サビの解決方法の手垢にまみれた感じもステキ。急にFOする処もナイス。
ハーモニーもこなしているし実際はちゃんとしたバンドなのかも。どんな形でもメジャー
デビューできるのはいい事よねきっと。シングルは多分この1曲で、メンバーは
金子稔(ルー)・米村武(レニー)・江川宏(ヒロ)・野口久和(チャッピー)・菊池たくみ
(ミック)。誰がチャッピーかは想像におまかせします。リーダーの金子稔氏はその後
プロデューサーとして今も現役のご様子。頑張って下さいませ。
カナリア   BONSLY
   尾谷孝博/谷原多賀雄/ボンスリー
C/W 雨のB・G・M
   尾谷孝博/谷原多賀雄/ボンスリー

     
インディーズの方々。アイドル売りではありませんが、このジャケ写の笑顔がナイスだった
ので買ってしまいました。自作のロゴ入りTシャツ(一人トレーナーで高級感UP)の色選びも
見事、そもそもロゴが秀逸だもの。ライブとかで販売してたらきっと買っちゃいそう。
曲はラウドネスとかアルフィーとかあんな感じで(すみません、範疇外なものでよく
分かんないの)結構聴ける曲。サビの陶酔加減もなかなかだし、実際はちゃんとした
バンドなんでしょう。高音部でウニュウニュするヴォーカルもゾクゾクさせてくれます。
ここで私が紹介するのが一番間違っている事は承知の上。「カナリア」はホント
気持いい曲なので機会があったら聴いてみてくださいませ。クセになるわよ。
二人の玩具箱   ピクル
   増水直子/すぎやまこういち/すぎやまこういち
C/W 恋を盗め
   増水直子/すぎやまこういち/すぎやまこういち
     クラウン ZP-4


以前メールにて「未都由クンはソロ以前にグループに所属」という情報を頂いておりまして
いろいろ調べていた処やっと発見することができました。メンバーは篭山達夫(タッチン)と
出雲道伸(ミッチー)、古いファンの方なら未都クンがデビュー前タッチンと呼ばれていた事は
ご承知の通りでしょう。ちなみにこの頃は未都クンのデビュー時のプロフより2歳御歳を
召されております(笑)。A面はすぎやまこういちらしいしっとり系のフォーク歌謡、B面は
ちょいとハードでこっちの方が好きかも。デュオではありますがタッチンがほぼリード
ヴォーカルという感じで甘えん坊な歌い方がなかなかヨイです。この後ジュニアになり
一本釣りされるのねぇ。そして今に至る、という事でよいのかしら?まぁアタシは歌手としての
未都由クンにしか興味ないんで。頑張って下さいませ。



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