J・トリップス
[ディスコグラフィ]
 *シングル* NECアベニュー
「ストロベリー・ペインの夏」 麻生圭子/池間史規/久石譲
 C/W 「象牙海岸」 麻生圭子/ 奥慶一/奥慶一  N07E-10 1988年
「シェリーに口づけ」 MICHELL POLNAREFF/J・トリップス:日本語詩/KEDGE 
 C/W 「メリー デスティニー」 KEDGE/KEDGE/KEDGE  N07E-25 1989.01.21.


猛女Zでご紹介しているJun姐さんがソロ以前に組んでいたユニット。
男性陣は俳優の長谷川恒之と、ファッション・コーディネーターの亀谷尚平との事ですが
残念ながらどちらも知りませんわ。今も現役なのでしょうか。
ここは男性歌手の紹介コーナーですのであまり語りませんが、
どう考えてもJun姐さんの放蕩ぶりを垣間見るユニットにしか思えませんな。
で、曲の方なんですがこれが結構いいんだな。
勿論Junがメインなので男性陣はコーラスに徹しているんですが
その存在の不必要さがこの上ないスパイスとなって
このユニットの存在感をアップさせているという面で、このお二方は
ゼッタイに必要だと思うワケです。
事実デビューシングルではほんのちょっとソロが取れているだけで
Junのデビューシングルとか云ってもよさそうな出来ではあるのですが
セカンドの「シェリーに口づけ」ではかなりかけ合っているというか
頑張ってらっしゃるし。ジャケットも写りがよくなったし。
それもこれも、Jun姐さんのフィクサーぶりというか、
男の着回し術というか、そんな大物ぶりを感じられますね。
それを抜きにしてもセカンドB面の「メリーデスティニー」は名曲。
アルバム出てるのかな、調べてないけどあったら聴いてみたい処です。

さて、私はこのユニットの中で誰がイチオシでしょう?(笑)



      その他の混合ユニット
「失恋LADYとDIRTY紳士」 とおる&恵子
   黒滝高一/井上吾郎/荒木圭男
C/W 「センチメンタル・トレイン」 かず翼/井上吾郎/荒木圭男
     東芝 N4R-5131


ホントは自主制作盤の方でご紹介するべきなのですが、この「とおる」なる人の
あまりのカッコ良さに、無理矢理こちらでご紹介する事にしました。恵子ちゃんごめんよ。
それ位このとおるクンは良い!ジャケ写ちっちゃくてよく見えないと思いますが
ルックスもバツグンだし、何しろ歌が上手いのよ。それもただ上手いだけでなく、
80年代アイドル風味もバッチリ残しつつ聴かせるという凄い芸当をやってくれてて、
完全にハマっちゃいました。相方の人には悪いんだけど、とおるクンのソロを
聴きたかったなぁ。A面はタイトル通りのちょっとアブないデュエット歌謡、
B面はとおるクンをメインにしたドリーミーポップスだっ。いやぁマジ隠れた名曲。
もしかして、とおるクンもソロでシングルを自主制作でリリースしててくれないかな。
名古屋方面の方、情報お待ちしております!!
「まどいの季節」 EXCESS
   青木美恵子/青木美恵子/EXCESS
C/W 「夕暮れの恋人」 青木美恵子/青木美恵子/EXCESS
     ポリドール 7DX1324 1984.07.25.


メンバーは青木美恵子と小野浩次・吉岡誠司・小原信哉の男性3人。
曲も青木恵美子さんが作ってらっしゃいますし、歌もほぼ青木さんのソロです。
じゃあ青木美恵子&EXCESSにするとか、ソロでやればいいんじゃないかと思うんですが
そうはいかないところが素敵ですね。しかも他にもシングル出てるみたいだし(未入手)
何の意図を持ち、何の勝算を見込んでリリースに踏み切るのか興味深いです。
小野クンはカッコよさげなんだから別でグループやるとかすればいいのにねえ。
いや、裏方に徹する男気がまたいいというか(笑)、何しろ林寛子サマを髣髴とさせる
青木さんのやる気顔の尻に引かれているサマがありありとわかるジャケ写ではあります。
曲はまあまあいい曲。ってそれだけかよ。
「君の香りでいっぱい」 ストロベリー
   とべあきよ・古田喜昭/古田喜昭/平野融
C/W 「涙のキャッシュカード」 伊藤アキラ/古田喜昭/平野融
     ラジオシティ RD-4046 1982年


このユニットについては当時結構有名だったんですが資料がないんですよねぇ。
メインの男性はともかく、女性陣はどこかで紹介されててもいいんですけど。
そんな訳で私もこのシングルとテレビで歌ったときのヴィデオしか資料がないのですが、
歌い方はサムい、の一言。当時はそのサムさが嫌悪感となってたのですが、
久々に聴いてみると不思議なM感というか、なんかイイんですわ。
きっとこのヴォーカルの人もかなり無理してたんだろうな、とか、アイドルの一角に
すべり込もうと殺気立ってる女性陣に囲まれてさぞやこの兄ちゃんも辛かったろうな、
とか無意味な曲の中にこの上ない悲哀や不憫を感じるのでした。
確かもう1曲くらい出してたような気もしますが、歌は上手いし実は男前なんだから、
ソロでもっとマトモな曲出してたらよかったのにね。
「軽はずみ小唄」 五月みどり&Mr.KARUHAZUMI
   三浦徳子/新田一郎/八木正生・新川博・新田一郎
C/W 「いくじなし」 五月みどり&Mr.IKUJINASHI
   三浦徳子/新田一郎/八木正生・新田一郎
     ポリドール 7DX1321 1984.07.25.


ホントは五月さんの特集でもやるときに紹介するつもりでしたが、
いい機会ですのでこちらで紹介しましょう。確か「熟女B」の後のシングルで、
デュエットをつとめるMr.軽はずみクンとMr.いくじなしクンは一般からの
オーディションで拾ったんじゃなかったでしょうか。いやぁ、五月ねいさん
カタギの人にも手をつけるなんでやる事が違うわね。
曲は「〜小唄」を新田一郎の曲でやってるんだから推して知るべしという内容。
悪くはありません。両面とも経験豊富さをたっぷり感じさせる五月さんと、
対照的に素人丸出しの坊やという、レコードで筆おろしを実況されてるような
そんな甘美な倒錯世界にいざなってくれます。さすが職人技。
二人ともプロのお姉さんにオトナにしてもらって幸せ者、めでたしめでたし。






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