モンゴメリの足跡を訪ねて
    このページでは、PEI へ導いてくれた恩人モンゴメリにまつわる風景をお届けします。PEI の人たちは、古いものを本当に大切にします。現地で親しくなった方のお宅へ遊びに行くと、なんとお婆さまが着ていたという幼児服がきれいに保存されていたのには驚きました。またパッチワークキルトにしても、(値段は高いんですが) 80年くらい前に作られたものも大変きれいに保存され、売りに出されていました。 モンゴメリの生家にも、彼女がまとったウエディングドレスが今でも大切に保存されています。


    1874年、モンゴメリは New London Harbour を見渡すこの小さな家で生まれました。中には実際に彼女がまとったウエディングドレスや、自分の毛髪を使って作った花細工、などという珍しいものまで展示されています。
    こちらが、幼少期を過ごしたキャヴェンディッシュホーム跡です。この建物は、受付と書籍類などを販売している場所で、実際の住居跡、という訳ではありません。ここで受付を済ませてずっと奥の方に入っていくと、今では キッチン跡部分が地中に溝を刻んでいるだけで、建物の形跡は残っていません。当時も実際に畑だったという部分には、今でも末裔の方によって作物が栽培されていて、底深い井戸も当時のまま残されています。家の周りの小径は、四季折々の風情に満ち、幼い少女の想像力を豊かに育むのに最適な環境だったのでしょう。
    こちらは 直接モンゴメリとは関係ありませんが、一番最初にご紹介した Birth Place の近くにある Memories というクラフトショップです。こちらの二階では、それは見事なパッチワークキルトが販売されています。パッチワークにも決まった「型」というか、その家に代々伝わる「パターン」があるのだそうです。長い冬の間に手作業で作られるものですから、 ステッチ毎に心がこもっていて、大変暖かみを感じる工芸品の一つです。
    「銀の森屋敷」・Anne of Green Gables Museum at Silver Bush。ここは、モンゴメリが結婚式を挙げた家でもあります。当時の建物は現在そのまま博物館として利用されていて、展示物がいたまないように、という配慮からフラッシュを使用した写真撮影は禁止となっています。また、離れの大きな倉庫ではアンティークやアンにまつわる記念品が販売されていたり、ティールームでは、手作りのケーキとおいしいお茶が楽しめます。もちろんお土産品なども豊富に置かれています。モンゴメリと同じように、ここで結婚式を挙げるプランも利用できます。
    こちらは、街道から「銀の森屋敷」へ通じている赤い径です。ここで結婚式を挙げたカップルには、この径を馬車で走る、というプレゼントがあります。
    最後にご紹介するのは、モンゴメリとは直接関係ない場所ですが、僕が PEI の中で最も気に入っている場所の風景です。 ダルベイ・ビーチといって、キャヴェンディッシュから約 20km ほど東にある海岸です。Dalvay By the Sea というホテル が有名ですが、この海岸そのものに何とも不思議な魅力を感じます。Cavendish Beach と比べると、厳しさを感じる海岸なのですが、僕にとっては 何とも言い表せない(ごめんなさい)不思議な魅力に満ちた場所です。


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    ついでにカナディアンロッキーへも足を伸ばしてみましょう!