「晩夏の下関屋」制作行程4〜6

   

「晩夏の下関屋」制作行程4

さて、いよいよ家屋の着彩。まず壁、屋根の下から着彩。部分ぶぶんから塗らず、これも最初のウォッシュが
乾かないうちにいくつかの暖色系を全体に散らして行く。 寒色も少し入れた。各絵の具の種類?。う〜ん、
あなたの目の推理力にまかせます。自分で探ること。そこまで説明しよったら大変ばい。(汗)      

   

   

   

「晩夏の下関屋」制作行程5

板壁に手を加える。この時羽目板を一枚いちまいはっきり説明的に描き過ぎない。屋根も着彩。
瓦そのものはグレーのものが多いが全くの無彩色にせず、少し色味を与えることが肝心だ。  
固有色にこだわってしまうと、絵は大変つまらないものになってしまう。      

   

   

       

   「晩夏の下関屋」制作行程6

ガードレールに手を加え、後は電柱と道を残すのみとなった。               
屋根瓦の目は現場で描こうとすると、わりとやっかいなものだ。下に屋根の拡大図を示した。 
本題とは関係ないが当局もガードレールは景観に則したものにして欲しいものである。(`´)

   

屋根瓦の目は見る角度によってその目の見え方が変わる。ただの格子模様にしてもリアリティは得られない。
目に見えるようそのまま定規で測ったように描いてもうるさくなるばかりである。            
水彩画の場合きっちり描かず、ラフな描き方をしたほうが、かえってリアリティが得られることがある。  
もちろん目の方向は、きちんと意識しながら描き入れる。いつのまにか最初描いた所と方向が狂ってくること
があるので注意。                                         

   


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