駿 河 國 (三)
(す る が の く に)
(ふちゅう)
(静岡県静岡市)
5時に家を出てJR「沼津駅」乗換え、前回の「草薙駅」に7:38着。歩き出す。
「長沼一里塚跡」の石碑
静岡市の中心街、駿府公園そば「札の辻址」を過ぎ、七間町。
場違いな格好で歩いているけど、仕方がない。
創業240年有余の「田尻屋」:
安倍川上流の山葵を全て手作業で行っているそうだ。
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洗車をしながら、 「どこに行くの?」と聞かれた。 「安倍川餅食べて、とろろ汁食べて、 歩いて京都三条大橋まで。」 「えー!ハイキングじゃないの?」 |
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暫く行くと ”川越え”。 ということは、安倍川がもう近い。 |
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10時25分、安倍川餅の「石部屋(せきべや)」到着。 創業文化元年(1804)。 朝10時開店、売切れ次第閉店。 名物だから食べたが、朝から甘いものはきついなー。 安倍川餅500円・からみ餅(わさび醤油)500円。 |
「安倍川」
「石部屋」のすぐ先が阿部川だ。
(ま り こ)
(静岡県静岡市丸子)
安倍川を渡ると程なく丸子の宿に入る。
「名物茶屋」
名物”とろろじる”の「丁子屋」:創業慶長元年(1596)
廣重の画とそっくりな造りになっている。
「梅若菜 まりこの宿の とろろ汁」 芭蕉
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「安倍川餅」を食べて1時間ほどで 「丁子屋」に着いてしまう。 しかし予定通り「とろろ汁」を食す。 満腹だ! |
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追い込み式の座敷だった。 古くから地元で採れる自然薯に 味噌を合わせている。 |
宇津ノ谷の「慶龍寺」の縁日がが毎年8月23、24日に行われ、
その日に「十団子」を境内で売るというので、丸子宿から1ヵ月後に訪れる
宇津ノ谷(うつのや)集落
「慶龍寺」
「手洗い水はこちらでござ〜い、清めてご参詣。花と線香で200円で〜す。」と子供達の大合唱。
こんな可愛い声で言われたら、誰だって200円出さずにはいられない!
縁日の日、前の晩から子供達はこの境内の小屋に泊まりこむのだそうだ。
境内
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境内で「十団子」を買う。これを買う為に今日来たんだ。500円。 一口大の小さな団子で色とりどり。人肉を食べる鬼を退治した伝説による。 緑・・・お茶。 赤・・・桜。 黄・・・みかん。 茶・・・ニッキ。 白・・・ごま。 |
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「御羽織屋」: 天正十八年(1590)豊臣秀吉が小田原征伐の際、この家の主人が 戦勝祈願をしてくれた礼として陣羽織を与えた。それがこの羽織だという。 |
宇津ノ谷峠に向う
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昭和45年(1970)2月。 長田西小学校PTAの方たちのお蔭で、それまで荒れ放題であった道がこのように整備された。 |
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登りきった所が峠の地蔵堂跡。 ここから、道は下り坂になり、 岡部宿に至る。 |
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