東海道五十三次


伊 勢 國 (一)
(い せ の く に)

第四十二次:桑名宿
(三重県桑名市)


例によって、早朝5時過ぎ家を出る。

例によって、このコンビニで「鮭のおにぎり」「おかかのおにぎり」等を買う。
電車の中で朝食として食べるのが”旧東海道通い”の習慣になってしまった。

例によって、平塚駅始発5:31 の東海道線に乗車。
 


今回は三島まで行って新幹線に乗換える。

例によって、最後尾の16号車。
例によって、ガラガラ。


「揖斐長良大橋」:渡り終わるまで、13分。

今日は、名古屋からこの「揖斐長良大橋」を渡り、桑名宿を通って、四日市宿まで。
途中、“連合い”のたっての願いで鈴鹿市の「椿大神社」に詣でる計画。



「地蔵交差点」右折、
赤須賀に向う。

「えっ?桑名駅前まで行ってハマグリを食べる? 
そんならそこに、小さいけどちゃんと地物の桑名の焼きハマグリを食べさせる店があるよ。」



と言うので、尋ねてみるとすぐ近くのこのお店。



おお、桑名の焼き蛤! 蛤の酒蒸し。これが美味!
蛤のフライも食べてみる 時雨蛤入りの茶漬けで〆
が、更におでんを赤味噌で食べる。
もう満腹だ!(以上は一人分×2)
「ご馳走様でした、おいしかった〜!」
「どうもありがと〜う。気をつけてね!」



そして2,3軒先の系列の店で土産用に「時雨蛤」を買う。

「隣の店で食べてきたよ。」

「何を食べたんですか?おにぎりですか?
エッ、二人でそんなに食べたんですか!
料理屋で食べたら万ですよ。」



揖斐川である。

堤防沿いをずっと歩いて「七里の渡し跡」に向う。


「七里の渡し跡」:「伊勢一の鳥居」と「常夜灯」


「七里渡口」


大小の料理屋が並んでいる所を過ぎると「桑名宗社」
この青銅製の鳥居は寛文七年(1667)に建てられた。


「質(しち)」ではなく、「ひち」なんだ。


梵鐘? 売ってる?


「矢田立場跡」:
火の見櫓が復元されている


「安永常夜灯」


「旧小向(おぶけ)立場辺り」:近鉄「伊勢朝日駅」を過ぎた所。

焼き蛤は本来桑名ではなく、正確にはこの辺りが本場で、
松かさでハマグリを炙り、それを旅人に売る茶店が並んでいた。

桑名は当時”蛤漁”よりも”白魚漁”の方が有名だったらしい。

「雪薄し 白うを白き事一寸」 芭蕉


JR関西本線「朝日駅」近く。


「朝明(あさけ)川」を渡ると四日市宿に入る


第四十三次:四日市宿
(三重県四日市市)

「冨田一里塚跡」


近鉄「冨田駅」近く:
陰がこんなに長くなった。もう11月だ。





やっと近鉄「四日市駅」に着くが、当初計画していた同駅発「椿大神社行き」の最終バス15:08に20分も遅れてしまい、結局タクシーになってしまった。

「椿大神社まで、片道17kmあります。」



約40分走って到着。

伊勢國一宮 猿田彦大本宮
 椿大神社
 (つばきおおかみやしろ)

伊勢國の一ノ宮は、てっきり「伊勢神宮」だと思っていたら、「伊勢神宮」は日本国全体の鎮守とされるので、伊勢國一宮ではないのだそうだ。
知らなかった。



記帳


「本殿」参拝


「別宮椿岸神社」参拝


帰り際、灯籠に一斉に火がともる


往復2時間、料金14,150円。(ぎょっ!)


本日は四日市「第一船員会館」:船員に関係なく、誰でも泊まれる。

1泊2食でたった4,850円(税・サ込み)! 
風呂は大浴場! ここは絶対お勧めの穴場!

カキフライ・焼き魚(さんま)・さばとキュウリとワカメの酢の物・お新香(たくあん)
酒の肴が欲しいが、宿泊予約時に注文していなかったので、
「一切できません!」 「あっ、ハイ!」
味噌汁・ごはんはお代わり自由。

「伊勢國(二)」に続く

「掲示板」
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