常念寺には長い間本堂が無く、母屋の一角を本堂として使用して来た時代がありました。先代住職は、福祉に取り組みつつも、ずっと本堂を建てる事を夢見て来ました。
「自分が生きている内に本堂を建てたい」と言っていたそうです。
そしてその夢は叶いました。本山から沢山の方が来山し、盛大に落成の儀を行う事が出来ました。
しかし先代は落成した年に帰らぬ人となりました。落成の際、何十年ぶりかに来て下さった在勘仲間の元へ御礼に行った旅先の福井県で、事故にあってしまったのです。先代は、高齢ではありましたが、足腰が丈夫で、その時も一人で福井県まで行っていました。
あまり語る事が無かったので、志半ばだったのか、やりたい事は全てやったのかは分かりませんが、尊敬に値する人物だと思います。
宗祖 一遍上人の像
暗くて見づらいですけど
毘沙門天です。
内陣の様子です。