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URINE TOWN THE MUSICAL

−PART2−


私の観劇レポ及び感想です。



2004年2月10日マチネ in 日生劇場
辛口の感想です。
座席(かなり前の上手側の端の方)のせいもあると思うのですが、セリフや歌詞の聞き取りにくいところが多かったです。
いきなりのロックストックのソロ。
南原さんファンの私でも、さすがにこれは・・・と思いました。
その後の「おぼえーとーけー」のところもアンサンブルの声に負けてるし、ラップの歌詞も聞き取りにくい・・・。
全体的にモタモタ感というかグダグダ感というのが漂ってるし、1幕のラストのあたりから盛り上がらなければどうなることかと思いました。
実際、私の後の席の人は休憩後席に戻って来なかったですし、私の前の席の女性は寝ていました。
個人的には、初めて見る生南原さんがあまりにもステキなことに舞い上がってしまったことと、「ミュージカル狂のロックストックが作ったミュージカルを囚人や看守に演じさせる」という設定を踏まえない真っ白な状態で観てしまった為(この時はこの設定を開演前のアナウンスで流していませんでした)、観ていて「なぜ舞台の上で着替えるのか?」とか「なぜキャストが舞台の隅でくつろいでいるのか?」等の疑問が溜まり、全てにおいて不完全燃焼のまま終了しました。
お決まりのカーテンコール(キャストが檻から順に出てきてそれぞれ芸をして、通路を通って去って行くもの)以外のカーテンコールはありませんでした。



2004年2月29日千秋楽 in 日生劇場
舞台を観てビックリしました。
本当にこれが同じ作品なのかというような変わりぶりで、進化というか成長というか・・・。
メチャクチャ良くなっていて驚きました。
ロックストックの最初のソロもちゃんと歌えてるしセリフや歌詞も聞き取れるし、グダグダ感がなくなってテンポが良くなっている。
前回はロックストックを演じる南原さんでしたが、南原さんのロックストックになっていたのにもビックリ!
観客はリピーターが多いからノリもいいし、キャストも楽しそうでした。
カーテンコールは2回。
南原さんによるキャスト紹介の後、客席にいた宮本亜門さんを舞台に招き、ユーリンバンド(ユーリンタウン吹奏楽団)による「ユーリンタウンって何なのよ」の演奏。
メンバーは南原さん(テナーサックス)、高泉さん(トロンボーン)、大森さん(ソプラノサックス)、水野さん(クラリネット)、原さん(フルート)、安崎さん(ドラムス)の6名。
2回目は挨拶のみ。
その後のバンドの生演奏終了後に南原さんが出てきて、メモを見ながらメンバーを紹介。途中までマイクがOFF状態でした(笑)。



2004年3月7日初日 in シアタードラマシティ
カーテンコールは2回。
南原さんの挨拶のみで「大阪の観客はノリが素晴らしい。まるでニューヨークにいるみたい」とお世辞を言っていました。
2回目は舞台の袖から「マジ?」という顔でうかがうように体半分を出してから出てきました。



2004年3月8日ソワレ in シアタードラマシティ
大阪2回目の公演から変更したところがありました。
FAXのギャグがなくなって、上院議員のセリフがさらりと「コピーとFAXだけ?」に。
あと、ラストの方のロックストックの「このままうかうかしてると大変なことになるって」というセリフが、「このままうかうかしてると世界が大変なことになるって」に変わっていました。
カーテンコールは1回。
挨拶のみ。東京ではリピーターが多かったことを強調していました。



2004年3月9日ソワレ in シアタードラマシティ
「ユーリンタウンって何なのよ」のロックストックの森進一のマネの後、楽器の音に合わせて踊るところで五木ひろしのフリが入りました。
カーテンコールは2回。
南原さんが挨拶で「鳥インフルエンザ」と言おうとして噛んでしまい、「芝居が終るとベロベロに噛んじゃうんです」と言って隣にいた蘭々ちゃんに大笑いされていました。
2回目は別所さん達数人が檻の中に入って遊んで(?)いて、観客の笑いで気づいた南原さんに「なにやってんの!」とつっこまれていました。
その後、北九州公演の宣伝をしていました。



2004年3月12日ソワレ in シアタードラマシティ
ラストのロックストックがミスター・マックィーンのその後を説明するセリフで、「ブラジリア」というのを見事に噛んでいました。
カーテンコールは2回。
南原さんが前日(休演日)に「アイーダ」を観に行き、喋らないで笑顔で大きくお辞儀するカーテンコールを観て「あれがミュージカルなんだ」と思ったそうです。
「最後はアイーダ風に」とお辞儀をして他のキャストがかなりウケていました(特に飯野さん(笑))。



2004年3月14日ソワレ千秋楽 in シアタードラマシティ
カーテンコールは4回。
1回目は南原さんによるキャスト紹介。大森さんと高泉さんの紹介の時にボケてました。
2回目は再びユーリンバンドの演奏。曲目は同じでしたが高泉さんは不参加。
3回目は客席にいた亜門さんを紹介し舞台へ。「万歳、宮本亜門!」と皆で叫んでいました。
4回目は初のスタンディングオベーション。「また大阪で会いましょう。それじゃ新幹線に乗って帰ります」と言って去って行きました。
その後、東京同様バンドの生演奏終了後に出てきてメンバー紹介。
今回はちゃんとマイクONでした(笑)。



2004年3月21日大千秋楽 in 北九州芸術劇場大ホール
「おまわりの唄」の前のロックストックとリトル・サリーのやりとりで、ロックストックが笑った後「心臓が・・・」とか言ってごまかすところ、笑った後リトル・サリーの「教えてよ〜」に「ヤダ!」と答えるというのに変わっていました。
大阪で「このままうかうかしてると世界が大変なことになるって」と変わったセリフが、「このままうかうかしてると地球が大変なことになるって」に変わっていました。
秘密のアジトにペニーワイズが現れるところで、博多弁(?)で笑いを取りにいったマルシアさんが自滅して本人も周りも笑いが止まらなくなり、芝居が少し中断しました。
キャストが皆かなり笑いを取りにいっていました。
「誰が1番笑わせるか決定戦」でもやっているのかというくらい(笑)。
お決まりのカーテンコールの時すでにマルシアさんが泣いていて、順に踊る場面で踊り終えた藤木さんとマルシアさんが抱き合って、その後南原さんとマルシアさん(藤木さんだっけ?)が抱き合っていました。
それを隣で見てた加藤さんが南原さんに握手を求めるのですが、南原さんが一瞬素で驚いた後にガッチリと握手していました。
カーテンコールは2回。
いきなりのスタンディングオベーションで、マルシアさんだけでなく他にもウルウルしているキャストが何人かいました。
南原さんが「この作品は混沌としたものを全部見せてるような気がしました。皆さんに送ったメッセージが返ってきて、また送ってというキャッチボールができれば幸せです。また必ずどこかで会いたいと思います。長い間ありがとうございました!」と挨拶していました。
2回目は「飛行機の時間があるんで」と挨拶して去って行きました。
東京や大阪の千秋楽と比べると地味な印象でしたが、真面目な挨拶のみで終わるというスタイルは舞台の千秋楽としては正統派だなと納得しました。



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