2005年7月16日(土) ヤマハホール 「大銀座落語祭2005」 −お楽しみ企画A 第1部− |
午後5時会場、午後5時35分開演、午後6時45分第1部終了、約1時間10分。 演者は順に登場して芸をして退場。それぞれの絡みは無しです。 1.マギー審司 −マジック 「世界で1つだけの花」が流れる中、下手から登場。 ハンカチを使った手品、ステッキを使った手品、ハンカチを使った手品の後、観客に「どんなマジックを見たいですか?」と問いかけ。 「胴体切り」というリクエストには、「マギー一門なので」と却下。 次の「ビル消滅」というリクエストには、「仕事中なので話しかけないでください」(笑)。 「耳」のリクエストには、「油断した頃に」。 その後の「ラッキー」のリクエストに応えて、ラッキーちゃん登場。 ラッキーちゃんはダンスを披露して、催眠術にかかり、最後はぬいぐるみ状態に(笑)。 そして新聞紙を何回か折り畳んでハサミで切り、それを台の上の端に置き「こうやって置いておくのが好きなんです」。 その後、音楽に合わせたマジックをといって、耳が登場。 最後にトランプのカードを当てるマジックがあり、拍手喝采で終了。 2.ますだおかだ −漫才 「パルプ・フィクション」のテーマ曲で、2人共下手から登場。 東京と大阪の発音や言い方が違うというネタ。 増田さんがボケて岡田さんが突っ込む形。 その後、増田さんがグルメレポーターをやりたいという話になり、岡田さんの店「爆笑居酒屋おかだ」に増田レポーターが行くというネタに。 増田さんの質問に対して岡田さんが1人で暴走ボケを連発し、増田さんはそれを放ったらかし(笑)。 途中で、増田さんも岡田さんに思わず笑う。 最後までその状態が続き、「閉店ガラガラ〜」で終了。 3.キャイ〜ン −漫才 「スターウォーズ」のテーマ曲で、ウドちゃんは下手から、天野くんは上手から登場して「キャイ〜ン!」のポーズ。 いきなりウドちゃんはカミカミ状態で、これは最後までずっと(笑)。 ますだおかだの漫才が変わった(笑)、天野くんが大学時代に林家鮭平という名前をもらった、「時そば」が関西では「時うどん」、九州では「時とんこつラーメン」と続くネタ、ニートなどを別な呼び方にするなどのネタが続く。 大事なボケでかんでしまうウドちゃんに「かむなー!」と怒る天野くん。 今の若者言葉の「〜系」や「〜的」などについての後、ウドちゃん扮する若者言葉の店員がいるファミレスのネタ。 「どうもありがとうございました〜」で終了。 4.南原清隆 −落語「代脈」 白い着物に紺(多分)の羽織で登場。 以下は、枕の内容。 高校時代は落研で「朝起亭はなぢ」という名前を持っていた。 昔から落語が好きで、刑務所などに慰問に行っていた。 去年はよみうりホール(と言ってましたが間違いです。本当は朝日ホール)で、小朝師匠、鶴瓶師匠の後でやったので緊張したが、今日は(キャイ〜ン達3組の後なので)やりやすい。 今日は古典落語をやるので、勉強しようと紀伊国屋書店に行ったら、落語のコーナーが対面式であって驚いた。 店員にどんな人が買いにくるかと尋ねたら、若い人や落語研究家の方が来るとのこと。 店員曰く「この間は鶴瓶さんが来ました」 鶴瓶師匠を落語研究家と思っているらしい。 去年扇子を持っていったが、その扇子で良いのか解らなかったので鶴瓶師匠に尋ねたら「それでいい」と言われた。 しかし、その後、小朝師匠に「それは踊り用だからダメ」と言われた。 ここで下手から私服の鶴瓶師匠が舞台に飛び出して来て、「いらんこと言うな!」と言って下手に戻る。 鶴瓶師匠はスゴイ、何故なら、楽屋で落語を37覚えたと自慢していた。 ここで再び師匠が舞台に出てきて「34や」と言って、また下手に戻る。 今はCDなどあるが、昔は落語は口伝えだった。 自分も40歳になって、人にいろいろと言わなければならなくなった。 最近は強く叱ると、パワーハラスメントといわれるので、柔らかく言わなければいけない。 「バカヤロー」は「おバカさん」。 新人の若いマネージャーが預けておいた本を失くしたので、同じ物を買ってきてと頼んだら、違う本を買ってきた。 タイトルをメモしてなかったことに対しては謝るが、本を紛失したことは謝らない。 「義経」で、タッキーの殺陣でのターンがキレイなので教わる。 教わることは好き。 普通は足を揃えているところから回るが、タッキーは片方の足をナナメにしてから回るらしい。 松平健さんにも、刀の抜き方や健康の秘訣(6時間睡眠と深酒をしないこと)を教わる。 義経主従の飲み会で、教わったことを実行しようと「そろそろお開きに」と言うと、松平さんに止められ結局カラオケへ。 人にコツを教えるのは難しい。 ここで羽織を脱いで落語に入ろうとするが、上手く脱げない。 そして、古典落語の「代脈」スタート。 「代脈」がどういう話か知りたい方はこちらをどうぞ(但し、完全ネタバレです)。 オチの後、足が痺れた様子で、恥ずかしそうに下手に退場。 第1部終了。 |