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大河ドラマ「義経」

感 想

2005年12月16日放送
大河ドラマ「義経」スペシャル座談会
〜今だから語る「義経」のすべて〜

NHKの番組ですが、皆がお酒を飲みながら話すというくだけた感じで良かったです(笑)。
編集がブツ切り状態だったりトークの前後が逆になっている感じだったり、ドキュメンタリー風のナレーションがちょっとな〜等思いましたが、実際に6人が話したり笑ったりしているのを見れて嬉しかったです。
あとは、うじきさんが参加していれば・・・(涙)。
見終わった直後の感想は、「南原さんお疲れ様でした」と「オープニングで正面向いて座っている南原さんがすっごくすっごく格好良い〜!(涙)」でした。
役者さんらしいというか、皆さんトーク番組だというのに自分から積極的に話さないのには笑いました。
そんな中、南原さんは司会進行役に加えてツッコミながら自分もボケて、松平さんたちに気を使って伊藤くんたちをいじり、普段素を見せない役者さんの素の様子を暴露したりと大忙し(笑)。
今後はタッキーが飲み会に連れて行くようにと話す松平さんに合わせて態度を変えるところは、「目上の人の懐に入るのが上手い男」の本領発揮でした(笑)。
この時「解りました」と答えていた滝沢秀明さんですが、今年の正月の新年会でちゃんと実行したのがスゴイ(汗)。
タッキーはバラエティー慣れしているので、南原さん以外では1番積極的に話したりツッコんだりしていてさすがでした。
松平健さんですが、ご本人が仰るように話が続かないのには笑ってしまいました。
でも、伊藤くんが初めて松平さんと会った時に緊張したという言葉に、「最初だけだろ?」とツッコミを入れるところは良かったです(笑)。
南原さんの助手のようにフリップを持ったり、松平さんや中井貴一さんにまでいじられていたバラエティー出身の伊藤淳史さん。
この番組を見て、「そりゃあ、いじられるよ〜」と実感しました。
言い方が悪くて申し訳ないのですが、ふてぶてしい感じなんですよ(笑)。
人の話を聞いていなかったりメゲないところ、内村さんに胸倉を掴まれるのも然もありなんという感じですが、私は伊藤くんのそういうところ結構好きです(笑)。
「義経をやれば、静御前にもうつぼにもフラレない」という南原さんの言葉に、「あ〜そこでその話題を持ってきますか」という切り返しも素晴らしい。
長谷川朝晴さんも結構いじられキャラの人なのかな〜。
南原さんに冷たいツッコミをされているのには笑いました。
でも、「馴染んでない、距離を置いてる」と言われて「若干、作り笑いも」と返すところや、南原さんの中尾彬さんのモノマネに「モノマネがしたいだけじゃないですか」とツッコんでいたのはさすがでした(笑)。
海東健さんは本当にマイペースな人のようで、皆と一緒にワールドカップ最終予選を見なかったのが頷けます(笑)。
義経のことを語りながら、タッキーを見てはにかむ海東さんには笑いました。
南原さんに服装がひどすぎると注意されていましたが、この言葉に笑っていたということは、皆そう思っていたということなんですね〜(笑)。
宮内敦士さんは、想像していた以上に良いキャラの人ですね。
真面目で朴訥な感じなんだけど、実はカラオケで1番はしゃいでカラオケメドレーを唄うという(笑)。
継信の霊が宿ったという素晴らしい言葉を、「錯覚じゃないの」と南原さんにバッサリ斬られていましたが、ツッコミに対する反応が良くて、ノリが良い楽しい人なんだな〜というのが伝わってきました。
途中、ゲストとして松坂慶子さんと中井貴一さんが登場しましたが、この2人が登場する時だけ松平さんがいなくなるのは何故なのか気になりました(笑)。
この2人はトーク慣れしているようで積極的に話していましたが、松坂さんの話し方や雰囲気がすごく可愛かったです。
白石加代子さんのお徳のことを、「反則みたいだよね〜」と言ってるのには笑いました。
視聴者だけでなく演じる側もそう思ってたんだ(笑)。
この時に南原さんのお徳のモノマネが見れましたが、動作までもチェックしているところはさすが!
中井さんが真面目に頼朝と義経について語っているところはNHKの番組らしかったのですが、それをぶち壊す伊藤くんが素晴らしかったです(笑)。
全体的に、南原さんファンの私にはとっても美味しい番組でした。
海東さんの服装を「ひどすぎるよ」と注意する時の南原さんの手と表情、好きです(笑)。
一ノ谷ロケの未放送メイキングVTRで「目敏く救護班を見つけるビビリ芸人ここに在り」の映像や、彬っちの「マゲひっぱんなよ」のモノマネが見れたのも嬉しかったです。
「マゲひっぱんなよ」の映像と説明のテロップが出たところは、構成の一木さんに拍手でした。
しかし、頼朝派か義経派かと聞かれ、平家派という答えは如何なものか(笑)。
中井さんの「南原くんは?」というくん付けの呼びかけは、新鮮で良かったです。
南原さんは義経の死に方を「クスッと笑っちゃうような」とか「プッと思い出し笑いするような」と言っていましたが、その通りというかそれ以上の笑いというか・・・。
やはり、映像を見ていない状態でも、台本を読んで想像ができたのでしょうか(笑)。
総集編の終わりに、松平さん、松坂さん、中井さんの話を中心に未放送の座談会の映像が各約1分ほど流れましたが、ちゃんと南原さんのボケとツッコミや伊藤くんいじり等もあり、短いのに美味しい映像でした。
まだかなりの未放送の映像がありそうですが、総集編DVDの特典映像にどれくらい未放送分が入るか気になります。
最期の決戦前に義経主従6人が並んで朝日を見るシーンを「つらかったな〜」と南原さんが言った時、私の中で微かに残っていたモヤモヤがキレイに無くなりました。
うじきさんが南原さんを「120%俳優だった」と評価してくれていたし、私も見ていてそう思っていましたが、南原さんの口からこういう役になり切っていないと出ない言葉を聞いて、本当に南原さんは伊勢三郎という役に真正面から向き合い、伊勢三郎という役に命を吹き込んで演じきった役者なんだと確信できました。
だから、伊勢三郎の最期は南原さんが選んだあの最期で良かったと思うし、あれ以外の最期は有り得ないと思います。
「つらかったな〜」の一言を聞けただけでも、私にとってこの座談会は大変意味の有る番組でした。

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2005年12月24日 放送
総集編第一部「義経誕生」

総集編を見て「義経」というドラマの総括を書こうと思っていましたが、見終わってそれが間違った考えだと気付きました。
だって、これ全くの別物だもの(笑)。
予告編やプレマップでも解るように、このドラマのスタッフは本当に短く面白く編集するのが上手いです。
総集編は主役の義経を中心とした編集で、とても見易くて面白かったです。
逆に言えば、それだけ本編に無くても良い場面が多かったということですが(笑)。
でも、必要な場面も総集編でカットされていたので、カットされた場面が全部無くても良かったということではないです(汗)。
お徳のナレーションは、総集編の為に必要だったんだと実感しました(笑)。
久しぶりに見ましたが、やはり稲森さんの常盤はキレイですね〜。
そりゃ、清盛も簡単に転ぶし、時子さんも嫉妬するって(笑)。
しかし、改めて思いましたが、このドラマの清盛って良い人として描かれていますよね。
大抵、義経が主人公のドラマでは、清盛は適役として悪く描かれることが多いんですけど。
同じように悪く描かれるのは頼朝もですが、そういう意味でやはり異色作です。
丹波さんの頼政のニヤリは何度見ても格好良いですが、「本望でござる」がなくて残念でした(涙)。
このドラマは静御前ではなくうつぼをヒロインとして描いていたと私は思っているのですが、総集編でのうつぼの登場場面が、義経と鞍馬で再会して話す場面とその後の都大路での騒動の場面のみだったということにビックリしました。
そして、見ていて少ない登場に違和感が無いことに、もっとビックリしました(笑)。
前半の見どころの1つの五条の大橋ですが、大き過ぎる月は良しとしてもやはり桜の花びらは舞い過ぎだし、弁慶の長刀が欄干に当たって火花が散るCGもちょっと・・・(汗)。
総集編第一部での伊勢さん。
本編の扱いを思えば、総集編では郎党その1という映り方しかしないだろうな〜と思っていたのですが、どうしてどうして、弁慶と共に郎党の中では良い扱いでした(笑)。
郎党入りの過程の映像が、喜三太が最初に義経を襲う場面のみ、次郎が船で夢を語る場面のみ、忠信に至ってはいきなり相撲の場面のみというのを考えれば、義経を襲う場面と家来志願する場面とおにぎりの場面があった伊勢さんは待遇が良いですよね。
さすが、クレジットが殆ど3番手(たまに4番手あったけど、2番手も2回あったし)という扱いです(笑)。
しかし、南原さんの目の演技は秀逸ですよね〜(ウットリ)。
「目は口ほどに物を言う」というのが、本当にピッタリだもの。
総集編終了後の主従座談会未放送の映像は、マツケンさん中心のトークでした。
ここでも、南原さんにツッコまれる伊藤くんには笑いました。
そして、短い時間の映像の中に、タッキーを褒めつつ皆を笑わせる南原さんを収録してくれたことに拍手です(笑)。

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2005年12月25日放送
総集編第二部「軍神降臨」

あれだけあった平家側の話を最低限までカットして、義経と頼朝に重点を当てた編集になっているので、第二部も見易く面白かったです。
しかも、義経があまり悩まないので、見ていてストレスが溜まらないのが嬉しかった〜(笑)。
郎党も戦いの場面などで多目に映ったのも嬉しかったです。
第一部で、ヒゲが無いだけで若くて頼りなく見える頼朝にスゴイな〜と感心しましたが、出家して入道となった途端に厳しく迫力ある感じに見える清盛もスゴイです。
1人の人間の成長や変化をきちんと表現するには、演技力がいかに必要か痛感しました(汗)。
頼朝義経兄弟の初対面のシーンや兄弟2人で酒を酌み交わすシーンは、最期を見た後に見ると、また感慨深いですね(涙)。
第二部で何が驚いたって、ヒロインのうつぼが一切出演していないこと。
それでいて不自然じゃないことに対する感想は、「なんか間違ってるよな〜、このドラマ」(笑)。
うつぼを始め、オリジナルキャラのあかね、手古奈、千鳥、まごめは丸々カット(涙)。
亀の前はオリジナルキャラじゃないけど、オセロということでカットなのかな〜。
そして、重要な役の義高と大姫も丸々カットだし、千鳥がカットなので湛増と杢助もカットで淋しかったです(涙)。
全体的に、義経主従の撮影裏話を聞いた後に見るとなかなか面白いですね。
皆が印象に残っているという平泉を馬に乗って出るところ、明らかに坂になってるんですよね。
後を追って来た佐藤兄弟が馬から下りる直前に、馬が一瞬足を滑らせてます(汗)。
そりゃあ、落馬もするよ(笑)。
総集編第二部の伊勢さん。
伊勢さんは騎乗する場面で、いつも嬉しそうですね〜。
そんなに馬に乗るのが好きなのかというくらい、騎乗のシーンでは笑顔が多いです(笑)。
今回の総集編終了後の主従座談会未放送の映像は、松坂慶子さん中心のトーク。
松坂さんも、義経主従は仲が良いと思ってたんですね(笑)。
タッキーと声を揃えて「かわい〜い〜」と叫んでいた南原さんですが、叫んでる2人が「かわい〜い〜」でした(笑)。

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2005年12月25日放送
総集編第三部「英雄伝説」

第三部は屋島の合戦から始まりましたが、屋島や壇ノ浦の合戦は義経の生涯で重要な部分なので、ここをキッチリと抑えていたのはさすがです。
屋島での伊勢さんの活躍シーンは、予想通りカットで残念でした(涙)。
やはり、壇ノ浦での金粉は舞い過ぎ義経は飛び過ぎで、ここは何度見ても笑ってしまいます。
知盛も最期呆れて見送ってますから(笑)。
時子の最期の微笑みは穏やかで意味深で良いですね〜。
ダンスで弾けていた人と同一人物とは思えないです(笑)。
壇ノ浦の合戦後〜腰越状までですが、この総集編での短い時間でも違和感がないのは如何なものか(涙)。
静御前の舞と安宅の関は後半の見所だけに、結構長く流れていたのも良かったです。
座談会で義経を杖で叩くのが辛かったという松平健さんの言葉を聞いた後なので、最初に見た時よりも辛さが伝わってきました。
義経主従が夜明けを見る場面を南原さんは「つらかったな〜」と言っていましたが、実は伊勢さんは辛そうな顔をしていないんですよね。
それが、逆に見ているこちらの涙を誘う気がします。
最期の決戦も細かいカットはあるけれど、じっくりと流してくれて嬉しかったです。
しかし、何度見ても伊勢さんの殺陣は格好良いな〜。
笑顔抜きのカニ真似のみだったけど、事切れる瞬間に真顔になるところはちゃんと流してくれたので満足です。
ただ、どうせ細かくカットするなら、お堂の屋根爆破もカットしてくれれば・・・(涙)。
ここは、何回見ても口を開けて呆れてしまいます。
全49話37時間15分を3時間45分という短い時間に編集した総集編ですが、このドラマのテーマの1つである義経主従の絆が前面に出ていてすごく良かったです。
本編でなくこの総集編を見る限りは、ヒロインはうつぼではなく静御前だと思います。
そういう意味でも、この総集編は正統派の義経ドラマに近い編集だったのではないかと思います。
このドラマは滝沢秀明さんの役者としての成長物語でもあるけど、静御前の石原さとみさんの成長物語でもありますね。
鎌倉の頃としずやしずの演技では、素人でも解るくらいはっきりとした差がありますから。
今回の総集編終了後の主従座談会未放送の映像は、中井貴一さん中心のトーク。
雑誌で中井さんチェックをしている南原さんに拍手。
そして、「ファンじゃないですか」というタッキーのツッコミ、素晴らしかったです(笑)。

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