伝承の祭り(辻切り)

辻切り:1月(上高野・金乗院)  (縁日まち)
 

 

   1月28日に金乗院集まり、藁で蛇を作り5ヶ所の村境に頭を外に向けて設置します。これは村の繁栄を願い、悪疫などが進入しないように行うものです。

辻切
(八千代市の文化財8版より)
(平成16年2月12日掲載)

 

金乗院(上高野)
(平成14年8月1日撮影)

 

金乗院(上高野)
(平成14年8月1日撮影)

 

(八千代市の文化財8版より)
(平成16年2月12日掲載)

             
「縁日待ち」としながら数年経過してしまいました。2006年2月15日の広報「やちよ」No912に掲載されましたので紹介します。なお、紙面上構成を変えてありますので御了承ください。写真・文はそのまま掲載し、両サイドの見出しは文面は同じですが構成・色は変えてあります。
 都市化の進展が著しい八千代市にあっても、古くから伝わる風習があります。その中の一つが「ツジギリ」。自分たちの地区内(ムラ)に外部から侵入する疫病や災疫である鬼を防ぐため、ムラ境の辻に大きな口を開けたわらで作った大蛇が、ムラを守るための役割を担っています。地区によって異なりますが、上高野ではわらの大蛇に目と下に唐がらし。頭上に塞の神の御札・ヒイラギを幣束と一緒に刺し、ムラ境の5か所に設置します。ツジギリは、道切りや綱切りなどとも呼ばれ、形もへびの他にしめ縄や輪状のものもあります。現在も上高野以外では、下市場、高津、小池、下高野、村上下町、勝田で行われています。
▲1月29日(2006年)に行われた上高野のツジギリーーー文化伝承館の「八千代の
民族行事*探訪会」の受講生も見学とともに大蛇づくりを体験しました

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