自作アーシング再検討
<実作業2>

 

3)各所に配線を設置し配線を纏める

2)の作業を残りのポイントでも同様に行います。すべての配線が作り終えたなら、これらの配線を

1本または2本に纏めます。
 纏める配線はできるだけ同じ方向からきているものを基準にします。一気に
8本分を纏められればいいですが、今回は結構太い配線を使用しているため、4本1口に纏めることとしました。
纏める際には、配線のたるみが出ないよう長さを調整することをお忘れなく。
ストラットタワー(運転席側) ストラットタワー(助手席側)
エンジンルーム隔壁 ボディーアース(運転席側)
インジェクター付近 オルタネーター

 

 

 

4)マイナスターミナルの加工

純正状態では、加工した配線を共締めするには厳しいので社外品のターミナルアダプターを使用しました。既存の配線を切断し端子を圧着、合計

3本にしてターミナルに取り付けしました。このシステムだと、後でいろいろアースを取る際に作業が楽になります。
バッテリーターミナルアダプタを設置

以上でアーシング作業終了です。あとは無事エンジンがかかってくれるかどうか・・・

ちなみに作業時間は

1時間弱でした。ゆっくり作業しても半日で仕上げられるでしょう。

 

 

○インプレッション

さて火入れです。無事エンジンはかかりました。配線が駆動部に干渉していないようで一安心。
肝心の効果のほどですが、燃費はさほど変わりませんでした。おそらく個体差があるので若干の燃費向上がみられる車もあると思います。

それよりも、体感的に変わったのは、パーシャルからの加速感、発進時の加速感、エアコン作動時のパワー不足の改善です。

これらは数値的に表せればいいのでしょうけど、以前の状態より良くなっている気がするではなく、良くなったと言えます。具体的にどこの配線が聞いているかも現時点では不明です。これらは数値的に比較する方法が確立され次第、調べてみたいと思います。

 そうそう、ヘッドライトが明るくなると言う話も聞きましたが、いっこうに明るくなりませんでした。元から暗いからちょっとくらい明るくなっても気づかないだけかも?

 

 

○最後に

劇的な変化は、今回の作業では感じ取ることができませんでした。でも自分ででき且つリーズナブルな

DIY作業としては、初心者でも作業しやすく入門にはぴったりかと思います。

基本的にはアースを増やすだけなので電圧や電流値が上がることはないので、電気的な問題は発生しないと思いますが、作業に際しては自己責任で取り組んでいただけますようお願いいたします。