オホゲツヒメの文学序説
―神話(ミュトス)から文学(リテラチュール)へ― 神山町 上一宮大粟神社神官 阿倍 靖綏
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秋 の 空
魁生 順一 小さな私の家には,無線用のアンテナが二本,偉そうに屋根より高く空に伸びている。此のアンテナを見ながら無線業務以外に,感じる事がある。現実の私は,じっと座して居ると何も聞こえない。無線機にしろ,ラジオにしろ電気をONにすると忽ち,雑音交じりの音声や奇麗な音声なり音楽が聞こえて来る。一つの無線機は,韓国を含む国内のアマ局長の声,もう一つの無線機は,極超短波・短波,中波・長波ETC世界中から温かい人の声やモールス信号が聞こえてくる。見知らぬ遥か彼方の銀河星雲からも無数に,電波は飛んで来ていると云う。だが私には解らない。今は亡き懐かしい父母からの電波を受信し様と子供のように期待するのだが,徒労に終わる。電波は見えない。無いと云えば無い! しかし電波は有ると云えば,確かに私達の周囲に幾らでも存在する。音となり,雑音となって聞こえる。仏教の世界も,人々の思惑も,一切善い結果を結ぶ事を目指して努力(修行)する所に,楽しみがあり,幸せがあるのだろう! 法華経の第六の巻には「一切世間の治生産業は皆実相と相い違背せず」と有る。秋の夜空に星を眺めて思惟するのも面白い。 |
徳島おさるのはなし
たかしま れいこ おさるの群れがうちのまわりに来始めたのは10年ぐらいまえでした。さいしょはめずらしく子供たちと見に行ったりしていました。 |
キムチたこやき
平 澄子
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