無限の感謝     中山 昌男

久しぶりに,自然の営みに触れにこれた。
なに一つ手をかけなくても,
いのちが脈うっている。
畑さん野菜さん空気さん太陽さん
ありがとう
と心から感謝の念がわいてくる。

次の日も,畑に寄ってみると,
オクラやさやえんどうの花が,
よりいっそう美しく咲きみだれていた。
たった一日なのに,
キャベツ白菜大根が
大きくなっていた。
感謝はあらゆるものを生かす
エネルギーの元なのだろうか。
なれば,

生きとし生けるものすべてに
感謝をささげます。

ダイヤモンドダスト 中山 佳那子

綺麗なものは人のこころを
あたたかくしてくれる……
でも,いつまでも続かない……
だから頼るようにならなくても
いいように自分も磨いていきたい!

 「更年期?」      坂東 孝代

 申年の今年を振りかえってみると例年になく世の中は戦争,地震,水害と心も沈んでしまいそうなことの多い年だった。
 年女である我が身も夏ごろからなんだかやる気がなくて,疲れやすくて,心も沈みがちになり,いったい何がおこったのか,自分のやる気なさにびっくりしたり,腹立たしくなったりなんとも言えない日々を送っていた。先輩に相談すると
 「ほれ更年期障害とちがう,急に熱くなったり,やる気がなくなったり色々な症状がひとによって違うらしいし,何年も続くこともあるんやって,私は最近だいぶよくなったけれどな,それにしてもちょっと早いのと違う」と言われ,元気いっぱい子育ても終わりに近づき,これから自分のための時間がいっぱいできるから,今まで以上にたのしもうと思っていたのに,
 「先輩たちが言っていた更年期と言われる年齢になったのかあ。」と我が身を知り少しショックを受けた。
 娘も「おかあさん,最近おかしいわ。体調悪そうやけれどいけるけ〜,更年期とちがうん」とのお見舞いの言葉に喜んだり,ショックを受けたりと忙しい反応である。
 こうなったら更年期を受け入れて,からだと相談しながら通りすぎるのを待つことと決めた。まず仕事以外はいやだと思ったことはしない。出かけないことに決めた。そう決めてから,自分にとって心地よく思えるところしか出かけないと思っているのに,たのしく・うれしいお誘いを色々いただける。
 娘には都合が悪いと「おかあさん更年期やけんなと言うなあ」と笑われている。
 どうも世の中,嫌がっている間は,そのことは解決されないらしい。なかなか受け入れられないこともあるけど受け入れてしまうと実に楽である。

EMフォーラム      藤井 久美子

 北京の旅を書き終わらないうちに3ヶ月が過ぎ,その間に台風・水害・地震と,立て続けに天変地異が起こり,北京滞在の記憶が薄れてしまった。
 (これって,年のせい?)
 10月18日〜21日は沖縄で,琉球大学,比嘉教授のEMフォーラム地球環境保全に参加した。ちょうど台風は沖縄を直撃し,延泊する羽目になってしまった。
 あの異臭を放っていた道頓堀川がEMによってきれいになり,川に魚が泳いでいるという。比嘉教授は,阪神の星野監督との「優勝しても飛び込める川にしますよ」という約束を果たした。
 来年は道頓堀で水泳をしようという話も出ているそうです。エントロピー(破壊)から,シントロピー(蘇生)へ。(※造語)
 明るい未来は,自分の周りから築いていこう。