四季桜                     吉川 直子

 12月の中旬,愛知県の根羽村(限りなく長野県の阿南町の近いところです)で,四季桜が咲いていました。
 霜柱のある山沿いの田んぼの中でした。
 あまりのけなげさにジーンとなり・・・寒さ除けのビニールで覆ってあげたいくらいでした。

福袋の中身                  平 澄子

 お正月が来る度,大きな福袋が目に付きます。
 娘の勤めているショップでも,福袋150個限定が数時間で完売したそうです。
 外側に中身の内容を書いているのもありますが,私は買った後,不必要なものだったらどうしようかと思い,まだ一度も買ったことがありません。
 来年こそ大きな福袋を買ってみたいです(コラコラ,17年は始まったばかり)。
 今年もよろしくお願いします。

すべての思いを家族に 4
家族の絆の崩壊      田上 豊

 子供が親を殺すと言う報道が毎日のようにされています。
 親子の価値観の違い。又,幼い三歳児とその親の基準の差等考えたことがありますか,躾と称して親の思い利己心を押しつけていないでしょうか? 何処かで,何かの教育が間違ったのではないでしょうか?
 家族の絆の崩壊と家庭の解体と言う現代日本の危機をどうしたら救えるのでしょうか。
 全体主義と民主主義の狭間で生まれ育った戦中派の私たちに与えられた大きな使命であると思います。
 先に親孝行が死語になったと書きましたが,親孝行と言う語を是非,復活させたいものです。思いやりって大切なものなのですね。
 次回は親孝行について考えたいと思います。

稽古                        近藤 隆二

 千日の修業を鍛と言い,万日の修業を錬と言う。同じことを壱万壱千日(三十三年)続けて始めてものになる。
 始める人は多いが,続ける人は少ない。
 いやなこともある。苦しいこともある。辛いこともある。じっと辛抱することだ。
 朝の来ない夜はない。いつか必ずやって来る。
 光り輝く明るい朝が。
 これは五輪書に書かれている宮本武蔵の言葉です。
 私は三十才の時に師匠について民謡を習い始めました。今年で三十年目を迎えますが,あと三年で三十三年ですので,鍛錬を積んだことになるのか?……と希望を持って稽古に励んで行きたいと決意を新たにしました。