四国               山本 シズ子

 春は名のみと言われる様に,今年の春は雪の多い日々です。新潟地震に遭われた地方の人々は大変だと思います。家はつぶされ,雪でもまた家をつぶされ,大変な日々を過ごしておられると思うと心が痛みます。
 四国は今はまだ恵まれています。寒い日本海の風雪は本州に囲まれて暖かい四国です。四国に生まれた事に感謝します。
 四国はお四国さんのお陰で弘法大師さんが八十八ヶ所を開いて下さった。お陰で信仰心が昔から根弦よく人様にほどこす心を教えて下さっています。この恵まれた土地で住まわして頂いている事を感謝しながらこの地方の習慣を,これからの若い世代に話しながら傳えて行かなければと思います。心は自分の物でどうにでも遣えます。良い方の心で毎日を過ごすと楽しくもあり幸せでもあります。良い心遣いで毎日を過ごしたいものです。

建国記念日          近藤 隆二

 2月11日は日本皇室の初代天皇神武天皇がご即位をされた由緒ある日で紀元節と呼ばれた。今年は皇紀2665年を迎えています。神武天皇はご皇室の祖先神天祖天照大神の御聖徳をご継承され大倭(やまと)国を平定されました。
 神様を大切に祭られ,祖先を崇拝されて,国民を愛されました。祭政一致の実践をなされて,歴代の天皇が三種の神器と共に尊い御心を継承されて現在の天皇陛下が125代目を継がれ,万世一系をご実現遊ばされておられます。
 モラロジーの学祖廣池千九郎博士は私たちも神仏を祭り,祖先の霊を祀り,慈悲の心で人々を愛してそれを累積していくと私達の家もご皇室の如くに万世不朽の家運を実現出来ることを教えて頂いております。建国記念日をお祝いしてご皇室の弥栄(いやさか)とご安泰をご祈念申し上げて心から感謝をいたします。

すべての思いを家族に 6 親孝行について
                    田上 豊

 平成17年2月。親孝行の語を復活めざして。人間には,他の動物には無い「子が親を大切にする働き」は人間だけです。「動物とは決定的に違う」と書きました。
 大自然は植物も昆虫も,ありとあらゆる物をはぐくみ育てようとする働きがあります。特に,鳥と動物の子育ては驚く事ばかりです。長い年月を経て自然界に従うように進化してきたのでしょう。
 人間の社会も長い歴史の中で親子の関わりが進化してきました。親孝行・物語の楢山節孝では「姥(親)を山に捨てる」のが当時の習わしですが,親の子を思う心情を描いてあります。即ち「捨老」から「養老」に切り替わった時代でありましょう。老人を大切する時代の始まりです。
 次回は養老から敬老へ?

 風さんありがとう   中山 良彦

 私は妻と時々,自然の中に入り自然に対してありがとうの心を捧げる。
 神山の雨乞いの滝に行った時である,いつものように,岩に向かって鉱物さんありがとう,樹木に向かって植物さんありがとう,小鳥に向かって動物さんありがとう,太陽を仰ぎみながら太陽さん,天象さん,空気さんありがとうと感謝の心を捧げた。
 遊歩道を歩いて滝の前までやってきた,前日は雨だったのか滝は雄大に流れ落ちていた。雄滝と雌滝に水さんへの感謝の気持ちを伝え,竜神にいつもありがとうございますと伝えた。帰り道,二りんの小花が風に吹かれてこきざみに揺れていた。その光景がとても可愛らしかった。
 花さん,素敵な笑顔をありがとう。
 風さん,私を赦してくれてありがとう。