バランス              橋本 節子

 管理栄養士さんに栄養指導をしていただきました。幸い私は,BMIの理想数値と体脂肪の理想数値,共に正常値を保っていました。しかし,一日の食事メニューと時間等問題点有り。成人病に成る予備軍である事を気付かせてくれました。これはラッキーでした。今後,牛乳は朝一本,そして夕方は七時頃に一本,一日に計二本摂ると良いらしく,遅い食事は体脂肪がつきやすいとのアドバイスでした。
 最後に「私青汁一日3合飲んでいます」と胸を張って答えると,「オォー」と尊敬したようなお顔つきでした。フフフ……。

讃岐の空〈5〉        村上 哲史

 窓越しの風景も次第に賑やかになっていった。
 目に入ってくるものは,ほとんど人工的な長方形。直方体ではなく長方形に見えるのはボクが絵描きであるせいかもしれないが,とにかく無数の長方形がビュンビュンと横に流れていく。車で街中を走っても長方形が多いことには代わりはないけれど,こちらの方が何倍もうるさく感じる。ちょうど映像が次々替わるモニタを見ているようでもある。また,ミニチュアの模型の中へ自分も小さくなって入り込んでしまったような不思議な感覚に陥りそうになったりもしていた。
 ガタン,ゴトン。ガタン,ゴトン。ガタン,ゴトーン・・・。
 またまた列車はスピードを緩め始めた。どうやら徳島駅に到着したようである。学生達は列車が止まる前から荷物をまとめ,扉のそばに集まり開くと同時に飛び出していった。他の乗客もそれに続く。その後ろで助役さんが「ちょっと待って下さいね」と言いながら簡易スロープを広げ始める。
 “車椅子の乗り降りは最後”という暗黙の了解に異議を唱える人もいるかもしれない。「なぜ,そんなところで差別されなければいけないのか」というのが言い分だろうが,別に少しぐらい待ってもいいではないか。ゆっくりと安全に降りられればそれにこしたことはないと思う。待つと言ってもほんの数十秒程度。助役さんは丁寧にスロープを取り付けたあと,手際よく二人をホームへ降ろしてくれた。
 ちょうどその時,5分進んでいるボクの時計が8時を知らせた。徳島駅のホームは駅ビルの影になっているせいか,風が少し肌寒く感じた。

輝いて生きる        近藤 隆二

 宗教における死者の見送り方,死に対する考え方のそれぞれに共通していることは,人の死は一つの通過点であり,終わりではないという考え方ではないかと思います。
 私たちが死を恐れるのは,それが「一巻の終わり」だと思うからです。しかしそれぞれの宗教は生と死を含んだ大きな世界観を打ち立て死後の世界も想定して死を一つの通過点としています。変な言い方ですが,死後の生き方は,死後に考えればよいというものではなく,各宗教は生前の行為が死後の運命も決めると言っています。ということは,死後も含めて自分の未来の運命を決めるのは,実は「いま・ここ」の生き方にあるということではないでしょうか。考えて見れば,「いま・ここ」は過去の集積所でもあります。
 過去のあらゆる身・口・意の行為の結果が誰にとっても「いま・ここ」なのです。現在とは過去の集まりの最先端を言う。と言われるのは「いのち輝け」と言う本を書かれた医師島村善行院長である。島村先生は,1500人の死者と向き合い,看取って「いかに長く生きるか」ではなく「いかに輝いて生きるか」と言う視点でガン中期・末期の患者さんの治療(心と体の両面)に心がけられて「量より質」を高めることに専念されているお医者さんです。ガンと闘うのではなく,ガンと共に仲よく生きる。共生が大切と言われています。

憲法改正(九条含む)  岡田 好史

 1947年現憲法が施行されました。50年以上前の現憲法では,対応出来ない条項も有ります。
 でも現憲法の基本原理は堅持と新聞に掲載されていましたが,九条の「戦争放棄」を改正すれば基本原理の「平和主義」も効果が薄れて来る気がしますがどうなるのかなぁ?
 また女帝容認は,現代社会の流れにおいても当然でしょうね!
 しかし自衛隊の海外救助派遣も大切だと思いますが,日本国内の情勢にもっと重点を置いて欲しいですよね〜☆
 国民主権なら国民の声をもっと聞くべきだと思います…。