ふじや本店壁画にて    森 直哉

 先日,描いていた壁画(ふじや庄町本店)の横に,次のような額絵がありました。


「生かされて生きている」
 だれに? 私が? ボクが? どうやってして生かされているの? 神? みんな神様に生かされているの? など,ちょっとおもしろく思い写真を撮りました。
 ふじやの庄町本店とは,「(株)ふじや」も今ではFC含め100店舗を数える大企業ですが,その初代社長の初めてのお店。つまりここから,100店舗に向かって発進したわけです。その分だけ,ふじやの社長の思いも他のお店より深いのです。
 そう考えながら,この言葉を読むと神なのかなぁ…という考えがなくなりやはり「お客様」に生かされている。という意味ではないだろうかと思いました。
 お店は,支持されなくなると維持できずに潰れます。つまり「死ぬ」ということになります。
「お客様に生かされている」
 そう考えると,ずしっと重く感じる額絵です。

古事記にまつわる徳島の観光案内
               大西 雅子

 今日,9月12日は朝からお日様ぎらぎらの天気です。午前中に市役所での用事をすませてご飯を半分食べて勝浦へのドライブに出かけました。勝浦川をずっと山の奥にさかのぼったところです。
 なぜそんなところへ? 一人ドライブ好き?
 いいえ,実は,この土曜日に長野県からのお客様があります。そのお客様を阿波にある古事記に書かれる痕跡に案内するので今までに行ったことないけれど案内したい場所を確認するために出かけました。
 それは,生夷神社です。事代主命生誕の地と言われるところです。阿波に残る古い神社はどこも人けもなくひっそりとしています。近くには大将軍神社もありました。
 神社のある道は勝浦から阿南にぬける道になっています。そのことに気が付くとお客様を効率よく案内するルートが頭に描けました。
 まず国府の天石門八倉比売神社,次に,舞中島の伊射奈美神社,川島城,梨の木峠を越えて神山に出る。そして,上一宮大粟神社,天岩戸立岩神社。大河原牧場に上がって佐那河内村に降りる時に,天手力男神の塚,佐那河内村には,安喜の古墳と御間都比古神社があります。そこから,多家良町にむかって,金山神社と立岩神社。勝浦川を遡って生夷神社,そのまま阿南にぬけて見能林の賀志波比売神社と津乃峰神社。これだけ廻って6時には徳島に帰るというコースです。
 生夷神社に行ったついでに上勝町まで足を伸ばしました。月ケ谷温泉で素うどんを食べて,上勝から相生までの道の事を聞きました。すると道が荒れていて曲がりくねっているので厳しいという返事です。
 それで,相生町内山の千引きの大岩見物は今回はやめて,上記のコースがいいのではと決定しました。
 今日も一日にこにこにっこりありがとう(^^)にこにこです。

【ダニのお話】      小川 浩一

 アレルゲンとはアレルギーの原因物質を指しますが,ダニ・ダニの死骸・ダニのフン・カビの胞子がメインと言われています。また,喘息患者の主要アレルゲンの約50%が室内の塵だというデータもあります。住宅内の塵の中には前述したダニが当然含まれます。
 そこで,今回は住宅の代表的なダニのご紹介?をします。まず,生育条件は20〜30℃・相対湿度80%前後です。
 次に種類ですが,チリダニ(体長:0.3〜0.5ミリ/餌:人間のフケ,チリ)・コナダニ(体長:0.3〜0.4ミリ/主に食品に発生,カビも餌。イヌ,ネコにも寄生)・ツメダニ(体長:0.5〜0.8ミリ/餌:チリダニ,コナダニ類)・イエダニ(ネズミに寄生,人間の血も吸う)となります。またダニの一生は2〜3ヶ月で,生涯で一匹あたり約500個のフンをします。ダニのフンの直径は10〜40μ(ミクロン*1μ=1000分の1ミリ)で,生きているダニそのものよりも死骸やフンの方が強いアレルゲンになっています。
 カビの好発生条件は温度20〜28℃相対湿度65〜95%です。主な発生場所は,食べ物,畳,木材,紙,ガラス,タイル目地等で,空気中1立方メートルあたり約300個のカビの胞子が浮遊すると言われています。
 結露やハウスダストから家や人を守るためには,住居内において極端な温度差をなくすことや高温多湿の環境をつくらないということです。
 そして換気対策を計画的に行うことです。
 またお掃除も重要です。和室のお掃除は特に丁寧に,畳1枚につき約1分間掃除機をかけると良いそうです。勿論,カーペットやじゅうたんも同じです。
 お掃除は小まめに行いましょう。

日々の暮らし        森 悦光

 今年の九月も,忙しい日々を送っております。郵政民営化をかけた衆議院の選挙もありましたし,私もこれからの国の経済を考えますと,民政化賛成なんです。
 話は変わりますが,十月六日〜十月十八日まで東京の全国伝統的工芸品センターで大谷焼窯元有志の展示販売があります。そのために,明日から穴窯を焼きます。今日も穴窯の中に入り,中腰で棚板などを持ち上げたり下ろしたりするものだから,筋肉痛でございます。
 にもかかわらず,家の裏の入口を開けた途端に,プ〜ンとバルサンの臭いがします。
『アッ,ソウソウ,すっかり忘れていたんだけど,ゴキちゃんが発生していたもんだから,台所と,続きの居間との二部屋に,仕事に出る前にバルサンを仕掛けていったんだった。もう6:30も過ぎてると言うのに,今から掃除をしなくては。夕食も作らなくちゃいけないのに,本当に今日も忙しかったもんだから……』
とつぶやきながら,ゴキブリを集めておりますと,はなれで所帯を構えている,長男の嫁のゆみちゃんが,
「肉ジャガを作ったから,後で,批評をお願いします。」
と言って,持って来てくれました。
 いつもいつも,彼女を育てたお母さんの,きちっとした躾には感心いたします。
 ありがたや,ありがたや。今日はここまで。