自分のためにできること 誰かのために!
相原 雄二 先月(10月号)の「阿波風」で,こわ〜いスズメバチの話をしました。その中で掃除(草刈り)のことが出ましたが,そもそも草刈りは私の得意技(ワザ)です。この機会に私の主宰するボランティア倶楽部の紹介をさせていただきます。奉仕活動を通して「感動,感謝,歓天」しようと平成14年に立ち上げました。倶楽部名「かんかん倶楽部」合言葉「得意ワザ,キラリ輝く,ボランティア」に,メンバーの得意な分野で奉仕活動した結果,ほどよい汗と,心地よい疲労感の上に,感動と感謝をのせて,係わった皆様と共に歓喜する奉仕倶楽部です。今のところ,独立行政法人 国立病院機構 徳島病院 筋ジストロフィー及び難病基幹施設の花壇,バラ園,庭の手入れ,土づくり,草刈り,掃除等々が主な活動です。時には保育所,幼稚園の草刈り,今回のようにジョギングコース(公園)の草刈りと掃除を行っております。川島高校の卒業式で,十川校長の贈る言葉の中,次の3つのことを教えていただきました。1.挨拶すること。1.履物を揃えること。1.掃除をすること。進学する方も,就職する方も実践してくださいと云われたことを以来,私の人生の指針としてきました。特に3番目の掃除をすることが,私にとってまったく苦にならず自然体で出来ることに気付きました。これを私の得意ワザとしました。自分も楽しんで人も喜んでくれる,こんな嬉しい,心地よいことがあるでしょうか。活動を介して神様を相手にすると只々感謝せずにおられないのです。健康な心と身体,そして活動する時間を与えてくださった皆様にありがとう,というのはこちらなのですから。釈尊の弟子に周利槃特(しゅりはんどく)という人がいますが,私は平成の槃特となれるといいなと思っています。 |
すべての思いを家族に 14 田上 豊
親孝行に心の持ち方,考え方が大切なことを述べましたが,私達が忘れてはならないのは行い行動でしょう。行為には,その時代,場所,場合等があります。 |
九谷焼き(2) 岡田 好史
九谷焼きの本質は「絵付け」にあると言われています。基本は磁器です。白い磁肌に色彩豊かな筆使いが巧な様々な文様は,緑・黄・紫・紺青の濃厚な色を用いた作風です。多くの焼き物は,素地と釉薬で構成されていますが,九谷焼きの魅力は,それを越えた絵付けに有ります。だから,九谷焼きの見事な装飾性は,磁器の発展と言うよりは加賀の美意識が焼き物の上に完成度の高い物となっています。また加賀の地は工芸の盛んな土地で,焼き物の他に金箔・漆でも有名です。また九谷焼きを代表する,耀彩磁器の三代目徳田八十吉と金彩磁器の吉田美統の二人の人間国宝がいます。この二人の人間国宝の作品を見る機会があれば良いですね。私が九谷の磁器土を初めて見た時は,有田の磁器土より汚れた感じでした。でも作品としてなら,有田焼きより九谷焼きの方が,インパクトが有ると思います。 |
いのち 魁生 順一
私達の生命は,他にかけがえの無い大切なものです。自分の生命は勿論の事,他人の生命を傷つけるような事があってはなりません。それこそ,今最も求められている,社会の柱となるべき思想ではないだろうか。現実に,戦争や暴力等で生命が奪われる痛ましい出来事があります。しかし,それを仕方がない(国の事情)と受け流し,変革しようと云う努力を忘れてしまえば,人間は自身の破滅の道へと進ませるだけになってしまいます。 |