DNA 新居バイオ 新居 洋子
美空ひばりさんの熱唱3時間半60曲を聞いて,改めてひばりさんの透き通る声に感動し,どういうDNAを持って生まれているのだろうと,ふと思いました。
仕事柄,生命に対して,どんなDNAかなどと考えてしまいましたが,おそらく世に名だたる方々と私とのDNAレベルでの違いは,それほど大きな違いはないでしょう。
しかし,その微妙な違いが,天と地との違いを引き起こしています。
違いを引き起こすきっかけは,まさに神業です。
神業に従い,自分の持っているDNAを最高のものと思う。これしかないと思っています。
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神は心のよりどころに付いて(1)
橘 豊咲
古代史を有する国家や民族の間には,それぞれに崇拝する神々が記紀の上で存在される訳であります。日本では天孫降臨以来の神話,伝説に現れる神々が,主として記紀に記載されて八百萬の神々として,全国の数多の神社に祀られていますが,その主な神々は伊勢の皇大神宮に祀られている天照皇大神,出雲大社の大国主命,須佐之男命を祀る氷川神社など,同じ祭神を祀る神社は全国的に遍く存在されて居ます。
これ等の神々の他に,敬神崇祖の精神を以って日常的に信仰する神々が数多在られる訳であります。地球全域にわたって自然を神格化した事象をご神体として,祀られている神社は枚挙に暇がありません。
例えば日神(太陽),月,星,風,雷,雨,山,田(農業),海,河川,火,植物,動物の神霊化があって,天地を形成する自然界の,森羅万象の物象を神格化しています。水神は,井戸,河川,池,沼などと,祀る場所に依って,神名,呼名が変わる訳です架空の竜,大蛇などは水神の化神として崇める所以です。雨乞いや,大雨に依る洪水にならない様に,祈願の対象神であり,稲作の上で田の神とも深くかかわっている神であります。雷神は雷電,つまりカミナリで,昔は神の示現の一つと考えられていました。則ち稲妻,稲光を呼ぶのは,稲作の豊穣に関係があったものと考えられます。
自然を対象とする神々は,すべて禍に結びつくと,天変地変にかかわるものばかりで,古代以降の人類は,災難から身を守り,家族の安泰長命を祈り,氏族の繁栄をはかるための唯一の手段として,神として祀り敬い難をまぬがれようと考えられたものであります。
農耕民族は必死になって,豊年の祈りと願いを捧げてきたのであって,その流れが時代と共に形こそ変えてきたものの,今でも絶ゆる事無く,マジナイを含めて氏神の信仰と行事に引き継がれて,信仰が日常生活の中に入り込んで日々を心安けく過ごすことを願う訳です。
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お化けはなぜ怖いか?
新居 弘悠
暑くなると何故かお化けの季節です!
皆さんお化けは怖いですか?
怖くない人もいるでしょう。しかし,子供の頃は怖かったのではないでしょうか? 大人になると「お化けなどいない」様な気がして怖くなくなります。
私は以前山中でテントもなしに野宿したことがあります。やはり怖いです。真っ暗な中で,少し風が吹いて木の葉が揺れたり,藪ががさがさするたびにゾッとします。ライトは持っていましたが何かあったときに使わねばならないのであまり使えません。お化けの話と外れているようですが,お化けというのはそのような状況で現われるものです。
かつて夜は暗かった時代,人々は見えない何かを恐れていたのです。夜でも明るく過ごせる現代人がお化けを怖がる人間を笑うことはできません。見えないものに怯えてはいけないなどという人もいますが気休めです。現代では見えない世界を否定する人が多いようです。しかし,感じていないだけではないでしょうか? 見えないという根拠だけで見えない世界を否定されても戸惑うばかりです。
お化けに代表される見えない世界は,確実にあります。ところで,なぜお化けは怖いのでしょう? それ以前に人は何を怖がるのでしょうか? 得体の知れないもの,不気味なもの,自分の想像を超えたものを怖いと感じるのではないでしょうか? 一つ怖さを克服する方法があります。それは,神仏に身を任せることです。神仏に守られていたならばどんな時でも神仏が助けてくれます。しかしこれは根本的な解決ではありません。見方を変えてみると他人が怖いと思うものであっても自分の支配下にあるようなものは怖いと感じません。自分の飼い犬は他人から怖いと思われていても自分には怖くないはずです。
いうならば自己と他者を分けていることが怖さのもとになっています。すなわち自分と他者との垣根をなくしたらどうでしょう?
そうなれば,どんなものも怖くありません。いかがでしょうか?
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すべての思いを家族に22
相手を思う心 田上 豊
前回は心の持ち方を考えましたが,家族に対してのプラス発想です。
相手を思う心って何でしょうね。
この自然界の有り様を見てみますと,すべての物を慈しみ育てようとする働きがあります。又,反対にこの自然界に逆らう物は,退化滅亡する自然の法則が有ります。この事が理解できれば進化向上の方を選ぶでしょう。もっと大自然から物事を学びたいものです。
妻でも子供でも孫でも,相手を育て上げようとする心があれば優しくなれるのです。又,相手を導くときには,目に見えないご先祖の力を借りるのも良いでしょう。
私達の最高の喜びは,相手を思う心で相手が喜んでくれることでしょう。そして自分も喜ぶのです。自分が幸せに成らなくてどうして相手に幸せを与えることが出来るでしょうか。相手が喜ぶ姿をイメージしたいものです。
相手を変えるのではなく,こちらが変われば,家族の良い事も見えるのではないでしょうか。
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