屈原をたずねて(11) 山田 善仁 「橘頌(きっしょう)」(橘(たちばな)を頌(たた)うるうた) (竹治貞夫,中国の詩人。屈原) |
マイペース 2006/10/08 鶴岡とみ子
季節の変わり目,急に寒くなったらどういうわけか調子悪い日が続いています。 |
グ ラ ン プ リ!! 林 隆
そうさ |
r&l 森山 義秀(二本棒)
という題ですが,right(右)とleft(左)の話ではありません。日本人の心のおはなし われわれが最も不得手(ふえて)とする英語の発音は,RとLの区別だといわれて久しい。中学生の時分,英語の先生から,「ライス(お米,rice)を食べたい」が「シラミ(lise)を食べたい」にとられて相手が仰天したと教わった この話の真偽は別にして,日本語のラ行の「発音」はla,li,lu……であって龍もlyuである。日本語にないrの発音はムリだという居直りとも諦めともとれる見解がありました。果たしてそうだろうか rの発音が下手なのは日本人のココロにあるのではないか。誰だってrの発音はできる。しかし正確に「r」とやると英国人ぶっているとか気取っているとか思われてしまう。これは目立つ,恥ずかしい。いや,私は協調を旨として暮らしていきたい。こういうココロ遣いがrの発音を困難にさせている… このr,中国語にもあります。身近なところでは,イー,アー,サン,スー(数の1,2,3,4)の「アー」と10の「スー」に反舌(そりじた)音というrがはいっています。さらにlもありますからrだのlだのという苦労がない。だから中国人は英語の発音が上手いうえ上達も速い。文型もS+V+Oで同じだし,と ちょっと前の官房長官。真夜中に竹薮からヌーと出てきた空腹のユーレイのような立ち姿でボソッ,ボソ。接続詞は,エー,オー,アー。同じころの彼の国の報道官は威風堂堂,敵ながら天晴(あっぱれ)でありました。やはり外国語の習熟の差は覇気雄心にあるのではという気がするのでした。 |