想いの背丈      大西 時子

   誰かに教わった
   正しい道より
   自分の選んだ間違った道を歩きたい
 社会の尺度が時として人の歓びを遮断しさらに個人の成長を阻害する。
 無邪気に自ら湧き起こる思いにフォーカスし歓びのリズムに乗る事が肝要なのではないだろうか。
 自分の頭で考え,自分の足で歩き,唯一無二の個性を生きる。
 そうすることで道は次第に磁気を帯び「個人の必要」を引き寄せてくる。
 人生は常にシンプルに自分の想いを現実化します。引き寄せた現実にまた無邪気に乗ることが更に大きな波を迎える方法でもあるのでしょう。
 成功する事よりも成長する事に主眼を置けば私たちは大きな岩へと歓びとともにクライミングできます。
 自らに問いかけます。
 さァ振り返ろう,道野辺に蒔いた全ての種が発芽し,「想いの背丈」に成長しているよ。
 無邪気に信じ歓ぶことだけが必要なことなのでは。


すべての思いを家族に27   田上 豊
ニコニコする心を持ちたい

 孫達の教育に「躾について関わって退く」と私は先月も書きました。家孫は,何と言っても毎日見ています。
 特に孫が病気に成ったときは,親共々心配します。1,2歳児が風邪でも引くと高熱がでて脈拍が早くなり大人との比較では有りません。大丈夫だろうか,心配です。代々のおじいちゃん,おばあちゃんはこの様にして孫達の育ちを見守ってきたのです。
 外孫は,家孫と違い躾に関わることが少ないのです。特に他家の孫はほとんど躾に関わることができません。それこそ見守るだけです。他家の家運の作用に大きく影響されます。
 新宅とは多くの関わりが持てます。爺ちゃんの発言力も大きいのです。嫁もそれを黙認しています。本家の影響力を大きく受けるのであります。良いことも悪いことも受け継ぐのです。
 一番下の孫は三ヶ月です。女の子で可愛いのです。パット目は嫁のおばあちゃんに似ていると思いましたが,母親に言わせると本家のおばあちゃんに似ているとの事です。本当はママ似ているのです。
 孫は,あちら,こちらのDNAを受け継いでいるのです。だから一族に可愛がられるのです。皆さんが見守るから,健やかに育つのです。ニコニコして大人達を喜ばすのです。赤ちゃんは怒る心を持っていないのです。
 ニコニコする心を持ちたいものです。

お大師様の女性観         佐藤 貴久男

 「旦(あした)に四(し)徳を塋(みが)き,晩(ゆうべ)に三宝を崇(おが)む」
 四徳とは,婦人の四つの美徳である。
一.婦徳=慈愛の心で師弟を教育し,婦人としての徳を磨くこと。
二.婦言=やさしい言葉で人に接すること。
三.婦容=常に身だしなみを整えること。
四.婦功=家庭を守り婦人としての仕事に精進努力すること。
 そして,仏法僧(三宝)の心の宝を大事にして観世音菩薩のように美しい姿,優しい言葉,正しい心を整えて,貴重な人生を生きぬかれるように。
 四徳を兼ね備えた理想の婦人像を持ち,後世の人々に二度とない一回きりの貴重な人生を女性として一生懸命生きぬかれよ!とのこと。
 お手本に!

剣山から一ノ森へ    平 澄子

 11月4日泰代さんと二人で一ノ森へ行きました。
 午前6時泰代さんがあったかいおにぎりを作ってくれたので,それを食べながら出発です。
 今回は剣山から一ノ森へ行く事にしました。
 見の越を9時に出発して頂上へ着いたのが10:35。ヒュッテからドクターエンドーの橋本さんに電話をしました。
「こちらドクターエンドー,橋本でございます」
 いつもの元気な声が返って来ました。
「もう剣山へ着いたんよ。これから一ノ森へ行くんよ」
「うわぁ! いいなぁ。元気で行ってきぃよ」
と一声もらって,一ノ森へ出発です。
 二ノ森を過ぎたくらいから急な坂があって,しんどくなって来ました。熊笹が私の背より高く伸びて,体が埋まってしまいます。
 紅葉も山リンドウも終わっていましたが,又一つ新しい山に登れた事に感動です。
 おにぎりと温かいお茶がとても美味しかったです。
 帰りは行場を通って刃掛の松へ出て降りました。
 今回も元気で登る事が出来ました。泰代さんありがとう。
 もうクタクタですが,さぁ帰ってコロの散歩が待っています。