渦女が巻き起こす阿波の風
               大西 時子

 阿波古事記研究会を母胎とする古事記古古道「天の渦女連」の練習本拠地が決り,2月15日より運営委員はじめ地元メンバーの協力が結集し手探りの練習が始まった。
 素人集団が創り出すユニークな発想が既成の連の枠を超えて自然増殖を始めている。
 宇宙開闢の久遠の古代,神々の想いはいかばかりであったろうか。
 神々は国を生み,自然をしつらえ,人を生み。人は神々の心を忘れて「人の世」を作った。
 天の想いは地下水となってこれまた人の心を知らぬげに歓びのさざ波とともに永遠の行軍を続けている。
 たまさか湧き出る泉のほとりで禊払いの渦女が生みだしたのが「天の渦女連」と言えようか。
 有志の命のほとばしりが渦女連を支えている。
 ワクワク企画
 ワクワク鳴り物支援
 ワクワク踊り指導
 ワクワクコスチューム製作
 ワクワク踊り参加

 ワクワクの中に人の「我」を捨て,歓びのさざ波とともに日常を歩めば更なる広がりが渦女連を支えるだろう。予想をこえた展開が始まっている。


 すべての思いを家族に 31
 長男から学ぶ
       田上 豊

 家族同居の善悪はともかく現実に私達は7人家族です。
 長男から多くのことを学びます。長男の体つきは母親に似ています。しかし,私は,自身は気が付かないのですが,その声は私にそっくりだそうです。ですから他にも似ているところが多くあるのでしょう。特に考え方も遺伝するのか?父親の傾向性を持っています。子供の躾にしても,私がしたのと同じ様な教育をしています。どうして私の失敗を真似するのか不思議です。ただ長男は自分の子供に対して善,悪,社会的な標準をしっかり教えています。社会に迷惑を掛けない子供に育てているのでしょう。

 先月も書きましたが私共同じ職業です。現在どの職種もおなじでしょうが,時代の激変に翻弄されています。規制緩和から競争が激しく成っています。大きな企業や力のある所から影響をうけるのです。息子達も苦労を重ねるうちに力が付いてくるのです。学校では少年サッカーのコーチをしています。子供教育に貢献しています。長男の良いところを見て共に育って行きたいものです。

人生わずか30,000日
               芝山 靖二

 人はこの世に生を受けて,だいたい三万日ほどで消えていきます。日数で言うとたった三万日かと思いますが,年齢だと82歳を超えます。
 地球の歴史,人類の歴史から見ると,カメラのストロボの光る瞬間にも足りません。その短い間に人は,悩んだり,苦しんだり,怒ったり,喜んだり,損得をかんがえたりします。
 又,生を受けて三万日で姿を消すと言う事は,誕生したもう次の日から残り29,999日です。そう考えると,一日たりとも無駄には出来ない気がします。
 又,三万日ばかりで何が出来るんだとも思いますが,あの坂本龍馬は11,700日ほどしか,地球上に存在しませんでした。位階の百姓から天下人までなった太閤秀吉,当時としては比較的長生きをしましたが,それでも22,300日ほどです。この短い間の毎日の行動,心づかいで人生は大きく変わっていきます。日々の努力は惜しんではいけませんが,気持ちは,地球上にほんの一瞬だけ登場する小さな存在,気楽に行きましょう。

ふしぎな神の山(1)  蜂谷 やす子

 剣山のお祭りに行きました。7月17日京都のコンチキチン祇園祭と同じ日です。他の八坂系もそう。あの広い山肌を重い神輿をかついでかけ巡る。なんとお年寄りが大半! 大丈夫かナ?と思う程の昔のボーイ達。金髪・茶髪はいません。いなせな若者もいない。だけど,みんな神への賛美と感謝,奉仕できる喜びに輝いているのです。彼らに神からのご加護が天からふりそそぐのです。
 以前,剣山登山している方の写真を見ました。半袖なのにみぞれみたいなものが降りそそいでいるのです。
「何コレ,寒くなかった?」と私。彼女は「え? みぞれなんかなかったよ。いい天気で太陽サンサン」
 でも,みぞれみたいなものが写っています。何か気になって,一枚もらいました。
 ある日,N氏の元へ……。N氏はあらゆる事柄に精通している方です。若いのに何でも知っている。だけど知識をひけらかすことなく,損得にかかわらず一生懸命説明して下さる。ありがたい男性です。見えない世界にも詳しく,その写真を見せました。
「これはネ,蜂谷さん。神様からのご加護ですよ!」
「えっ!」と絶句する私。
「剣山にきてくれてありがとう。祝福をそそぐよ!と,神が与えてくれるものなのです。」彼はきっぱり告げました。半信半疑の私。
“いと高きところに神ありき”“何ものか知らねどおわします方。思わず手をあわす”という意味の言葉がありますが,神の祝福……???
 昨年のこと,大阪の石切神社の近くで生まれ育った女性。帰省したときに祭りの様子,たくさん写しました。
「変なものが写ってるの」見ると,水玉のようなものがびっしり。オーブといって3〜5個あるのは見ましたが,一面にあるのです。よく見ると顔にも見え,いくらかは銅鏡の裏の模様そっくり。
「何なのこれはっ―――」と声が出てしまいました。神輿をかついでワッショイワッショイとやってるとこんなものが……無心になって神に感謝と喜びをあらわすとこんなことが!
 信じられない人はお見せします。ずばり心霊写真展に出せばトップ賞間違いなし。
 剣山は神の山だから,不思議なものがよく写真に写るンです!